第五章13ページ
マイナ【おらおらぁ!頭潰されちまってから勢い死んでんぞ!】
ガシャンとライトマシンガンを構え射撃を行い、その射撃の的に選ばれたウルフリーダーデスはそれを華麗にかわし続ける
しかし、ある場所に着地した瞬間大爆発
その爆発に巻き込まれ爆散する
マイナ【戦場では地雷に注意ってな、踏んだら終いだぜ】
得意気に胸を張るマイナ
そんなマイナにレンジは近付き
レンジ【あの、それ自分達も危なくないかい?】
マイナ【あ?踏まなけりゃ問題ねーだろ?】
レンジ【いや、どこに仕掛けたかわからないのだよ、こちらは!】
マイナ【心配しねぇでも味方には反応しねぇようにしてあるっての】
レンジ【本当かい?それなら安心だ、では行こう】
こちら側の人間が踏んでも爆発はしない
そう言われれば安心してフライパンを握りしめ炎を纏わせればもう一匹のウルフリーダーデスへと殴りかかる
しかしひょいっとかわされ、隣に着地したウルフリーダーデスからの反撃を受ける
前に大爆発、ウルフリーダーデスが踏んだ地雷の爆発に巻き込まれレンジも一緒に吹き飛ぶ
マイナ【まぁ、敵が踏んだ時に側にいたらまきこまれっけどな】
レンジ【やっぱり危険じゃないか!】
爆発に巻き込まれ倒れたレンジはすぐさま復活
そしてマイナへと抗議する
マイナ【仕方ねーだろ?この技は一定の範囲にランダムで地雷配置すんだからよ】
マイナの使った技、地雷原
そのまんまの名前だが、一定の範囲内にランダムで地雷を3つセットする
セットが完了すると自分にだけ場所がわかるようになる技だ
もちろん味方判定している者が踏んでも効果は無いが敵が踏んで爆発した時はしっかりとダメージを受けてしまう
レンジ【まったく、料理人の僕がなんで自分の身を餌に食材を誘い込まなければいけないんだ】
マイナ【プロっつーのは時に自分の身をも犠牲にしなけりゃならねーもんだろ?】
レンジ【正論で僕を殴るのやめてもらえないかい?さっき木っ端微塵に吹き飛んだばかりなんだから】
と、会話している二人の背後に最後のハエーネンが飛びかかる
セレナ【残念やったな!うちがおるんや!】
ガンッと鈍い音を響かせながらハエーネンはセレナの盾に激突
レイガ【槍迅閃!】
槍の連続突きでハエーネンを背後から滅多刺しにして撃破する
レンジ【すまない、助かった】
レイガ【まったく、お前達は緊張感ってものがないのか?】
簡単に背後をとられたレンジにため息混じりにそう問いかけるレイガ
レンジ【普段はある・・んだが、なんというか、このギルドのメンバーと戦ってると自然と無くなってしまうというかなんというか】
入ったばかりではあるが既にギルドの影響を受けはじめていたレンジだった
そして一呼吸おいた頃にそれぞれの目の前にフェーズ3クリアの文字が現れる