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10.拡散する、悪意

暗い話はあと一話で終わります


 

 長い長い朝の暇つぶしを終えて、ようやく冬稀の学校生活が始まる。

 朝早くから活動している冬稀は既に体が疲労や眠気で重いのだが、それでも我慢をして授業を受ける。幸いにも、教科書をよく読み込んでいる冬稀は、授業内容を詰まることなく理解できていた。

 授業の内容を頭に詰め込んでいる間だけは、辛いことを忘れることができる。だから、冬稀はこの時間が大好きだった。


 楽しい時間は、あっという間に終わる。

 時刻を知らせる鐘が鳴り、授業が終わると生徒たちは解放されたような顔つきで各々で行動を始めた。冬稀に至ってはそんなことは無く次の授業に向けて粛々と準備をするだけではあるのだが。


「よお、おはよう冬稀」


 教科書へと目を落としているとふと前の方から声を掛けられた。反射的に顔を上げると、そこには件の男子生徒がいた。


 砂上 雪平。冬稀の友達になる筈だったクラスメイトである。


 鋭い目つきと、他の男子と比べても高い背が特徴の青年だ。多少の口の悪さが目立つが、その正反対とも言える性根を冬稀は知っている。


「……おはよう」


 渋々と、冬稀は返事を返す。

 こうやって話しかけられないようにと、朝はホームルームギリギリに教室に入ってきたのだが、結果として一時間遅れで挨拶をされただけだった。

 話すことの無い様に短い返事で終わらせ、再び教科書に視線を戻す。しかし、雪平の方はそんなことはお構いなしと続けて口を開いた。


「昨日は悪かった」

「……え?」


 思わず顔を上げる。

 そこには、頭を下げる雪平の姿があった。突然のことに頭が真っ白になる。


(なんで、雪平くんが)


 謝るべきは自分の方だった。約束をしていたのに、それを破って教室から出ていったのだから。それなのに、どうして彼の方が頭を下げているのかわからない。


「冬稀のこと待たせちまったろ?」

「で、でも僕も何も言わずに、その、帰って」

「いいや、違う。約束したのは俺の方だ。それなのに、悪いな」


 そう言ってバツが悪そうに、笑った。

 何を言っているのかわからなかった。裏切ったのは自分なのに、彼は全然悪くない筈なのに、どうして頭を下げるのか冬稀には理解できない。

 だから、思わず会話を繋げてしまった。


「ぼ、僕の方こそごめん。でも、そんな悪いなんてことないよ。昨日はちょっと、用事が急にできちゃって」

「そうか。優しいな、お前。……うん! やっぱラピッドハート好きに悪い奴はいないな!」

「あはは……そうかな」


(それ、僕だよ……)


 冬稀は、もう何回目になるかわからない突っ込みをした。この雪平という男、どういう因果かラピッドハート本人の前でラピッドハートへの愛を語るという奇行を度々繰り返していた。まあ、冬稀からラピッドハートを連想する方が難しいのだから、当たり前といえば当たり前である。


 数日前から、冬稀は度々自分を褒めちぎる人間の相手をさせられていた。それも歯の浮くようなセリフや、聞いているだけで顔を真っ赤にしてしまうものばかりだ。

 冬稀は、善意というものを受けた記憶が殆どない。故に、雪平の言葉は通常以上の威力をもって冬稀の心を揺さぶるのだ。


 それは、今日も例外ではないようだった。


「そういえば、ラピッドハートへの贈り物の話なんだけどよ」

「う、うん」

「キーホルダーの――」


 その時だった。


「日下部さん」


 横から、突然声が飛んできた。

 顔を向ければ、そこには話したこともない女子が立っている。その顔はどこか怯えているというか、焦燥感に駆られているように見えた。


「せ、千秋院さんが呼んでるよ」

「……っ」


 冬稀はそれだけで全て理解した。返事をすることは無く、席を立つ。


「雪平、僕行くね」

「おう」


 何にも気が付かない様子の雪平は変わらぬ顔で返事をした。それが、冬稀にとっては唯一の救いだった。


「……ごめん」


 聞こえないように小声で謝罪をしながら冬稀はその場を去った。




 呼び出されたのは、校舎の端。誰も来ないような非常階段の前。

 そこには、千晶の姿があった。その目は、冬稀に対する憎しみで染まっている。


「私、関わるなって言わなかったかしら?」


 淡々と、千晶が問い掛けた。否、それはもはや問い掛けではなく、遠回しな脅迫だ。


「ぼ、僕は……その」

「何を小声でぶつぶつ言ってるんだよ! キモイから喋んなっ!」


 木原の声と共に、背中に走る痛みと衝撃。受け身を取ることも出来ずに、冬稀は地面へと倒れ伏した。


「っぁ」

「はっ、どんくさい奴。本当に見てるだけで腹が立つわね」


 倒れた冬稀のそばに屈み、無造作に髪を掴み上げる千晶。そして無理矢理自分と目を合わせるようにして、


「私の言ってる事、理解できていないのかしら?」

「……ご、めんなさい」


 震える声で謝るが、千晶はそれがお気に召さないようでただ首を振った。


「違う。そういう事じゃない。アンタの上辺だけの謝罪なんて聞きたくないの」


 髪を引っ張り、冬稀の顔を無理矢理近づける。間近で見る千晶の目は、奥底で蒼い炎が燻ぶっているかのようで、冬稀は自分を焼き焦がす炎を幻視した。


「砂上 雪平と関わらないでほしいだけなのよ。まあ、アイツとというか、アンタには誰にも関わってほしくないんだけどね」

「それは……」

「何? 嫌だっていうの? アンタが関われば、どんな手を使ってでも私が潰すわ」


 そう言って、千晶は嗤った。


「私の名前聞いたことあるでしょう? 千秋院って」


 当然だ。俗世に疎い冬稀でも知っているくらいには有名な名前である。


「私の家なら、一人消すくらいわけないのよ。アンタと関わった奴は全員消すわ」

「な、なら僕を――」

「アンタはダメ」


 遮るように言うその姿は、冬稀の言う言葉を理解していたかのようだった。


「アンタみたいなのは、周りが酷い目にあったほうが堪えるでしょ?」


 そう言って愉快そうに嗤う。


「どう、して……」

「自分が虐められてるのは慣れてるって顔してるんだもの。木原たちが蹴っても、痛みはあっても苦しくはないでしょ?」

「そ、れは……」


 理解されている。そのことに、冬稀は恐怖を感じずにはいられない。どうして、そこまで此方のことを理解できるのかは不明だが、千晶の言ったことは間違いなく当たっていた。

 冬稀は、自分のことならどんなに酷い目に合ってもただの情報として処理できた。しかし、今回はそうはいかない。


「日下部、アンタにはね、後悔をしてほしいの」

「後悔……?」

「そう。後悔して、絶望して、悔やんで悔やんで悔やんで、そうしてボロボロになったら、その時は私が殺してあげるわ」


 その顔は、果たして笑っていたのだろうか。千晶の表情は、口角が上がっているにも関わらず、憤怒の念しか感じない。怒りを笑顔で無理矢理隠しているように見えた。


「どう、して……」


 そんな顔をするのか、と訊いたつもりだった。しかし、千晶はそれを勘違いしたのか綺麗な顔を更に歪めてこう言った。


「私、アンタの事が大嫌いなのよ。殺したいくらいに、憎い。本当なら、今すぐにでもその首をへし折ってやりたい」


 眼光が、彼女の本気を訴えていた。少しでも彼女の中の何かが掛け違えば、それだけで容易く冬稀の命を奪うであろう気迫がある。


「っ」


 声にならない悲鳴が、思わず飛び出る。それを見て、千晶は不愉快そうに鼻を鳴らした。


「ふん、分かったならこれからは身分相応の振る舞いをすることね。それじゃ」


 侮蔑の視線を最後に、千晶は去っていった。その後ろを、木原たちが愉快そうに笑いながらついて行く。


「……っ」


 仰向けに転がる。


(僕は……)


 どうすることも出来ない自分が、余りにも惨めだった。




 しばらくして教室に戻った冬稀の目に映ったのは、机に突っ伏している雪平の姿。それを見た瞬間、冬稀は、サッと血の気が引いていくのを感じた。


(まさか、もう――)


 見せしめとして、千晶が既に手を回した後だったのか、と嫌な想像が頭を何度もよぎる。あの言葉が冗談ではないと理解していた。しかし、こんなに早く実行に移すと思っていなかった冬稀は、駆け寄りたくなる衝動を抑えながらゆっくりと近づいた。あくまで気付かれることの無いように、無関心を装って様子を伺う。

 そして、しばらく様子を見て安堵した。


(寝てるだけだ……)


 近くには拓の姿もない。おそらくは購買に行っているだろう。そうして手持ち無沙汰になった雪平は寝る事を選んだのだと、冬稀は予想した。


(朝から、眠そうだったからね)


 後ろの席の冬稀には、雪平の行動は大体見えていた。授業中、何度もあくびをしたり、眠りそうになって頬を叩いたりと大変だったのを冬稀は知っている。


(夜更かしでもしたのかな……)


 普通の生活を送っているわけではない冬稀にはそれ以上の想像は出来ない。けれど、雪平がそうして自由に生きているのはなぜかとても嬉しく感じた。





 雪平たちから距離をとり、気が付けば放課後になっていた。冬稀は、昨日と同じように三階の空き教室へと向かう。


「来たわね」


 扉を開ければ千晶の姿が見えた。

 広い教室の中、椅子に座っていた彼女は、冬稀の姿を確認すると、読んでいた本を鞄にしまい立ち上がる。


「……あの、木原さんたち、は」

「帰らせたわ。いても、意味ないから」


 事実を朗々と語るようにして、千晶が言う。


「どう、して」

「いたほうが良かった? そんなに暴力が好きなの? もしかして、マゾ?」

「そういうわけじゃ、ない。けど」


 何がしたいのかわからなかった。

 そんな冬稀の心情を読み取ってか、千晶が軽蔑したような目を向ける。


「私は私のやり方で復讐したいの。もっと、貴方を弱らせて、そして殺したい」

「復讐……?」

「ッ……アンタ、よくそんな顔が出来たわね」

「ぐっ、ぁ」


 突然、千晶が手を伸ばす。冬稀はそれを避ける事も出来ずに、そのまま首を掴まれた。ゆっくりと、しかし確実に首を握る手に力が籠っていく。


()()()()()()()()。本当に、どうしようもない、クズみたいな子」


 吐き出される言葉の端々に見える殺意。身に覚えのない怒りが、冬稀の首を強く締め上げる。


(くる、しい)


 弁明の言葉も、何故と問い掛けることも出来ずに、喉からは声の出来損ないとなった空気だけが流れていく。


「――ふん」


 暫くそうして握っていた手を、千晶は放り投げるようにして放した。足に力が入らず、冬稀はその場にへたり込む。

 そんな冬稀を見下ろして、千晶が言った。


「今日はもういいわ。帰りなさい」

「――え」

「何処にも寄らずに、家に帰るのよ。じゃなきゃ、どうなるかわかるわね?」


 そう言って千晶は教室を出ていく。やがて、取り残された冬稀はゆっくりと立ち上がった。


(帰らせて、どうするつもりなんだろう)


 わからない。けれどここに止まってもいられないと、冬稀は教室を後にした。




 ▼




 家に帰る頃には既に日は落ちかけており空は山の向こうから次第に黒く滲んでいくのが見えた。


(家には、一人か)


 母も、妹もいつも帰ってくるのは遅かった。母は、何の仕事をしているのかは告げないがそれでも行く先が一流の企業であることを、冬稀は言葉の端々から理解していた。妹もまた、母親に似たのか、多分な才を発揮し様々な部活動に助っ人で参加しているという話をよく聞く。そんな彼女らが帰ってくるのは冬稀が息を潜めて寝静まった後だった。といっても、機嫌が悪いと冬稀の自室に乗り込んで、罵倒し暴力を振るうのだが。


(今日は久しぶりに夕ご飯でも食べようかな)


 冬稀は満足に食事を取らない。正確には取れないといったほうがいいだろう。その理由は二つ、一つは家族が自分の食事している姿を見ると激しく怒るから。もう一つは、吐き気が酷くて食事が喉を通らないからだ。

 だから、基本的には昼食として購買で買った菓子パンが彼の唯一の栄養源だった。その菓子パンも、母からの多くはない小遣いをやりくりして買うものだ。いや、小遣いというよりは、生かすための最低限の経費だろうか。


「ただいま」


 それでも、今日はあまり暴力を振るわれることは無かったため、気付かれない様にして食事を取ろうと考えたのだ。

 暗い廊下に、冬稀の声が空しく響く。けれど、冬稀はその事に安堵しながら普段は絶対に入らないリビングへと入り――


「おかえりなさい、兄さん」


 そこいた氷織を見て、息を呑んだ。

 窓から差し込む僅かばかりの光と、テレビの発光だけで照らされたその顔は、美しい筈なのに酷く恐ろしいものに見えた。


「どうし、て」

「どうしてもなにも、ここは私の家でしょう?」


 そう言って優雅に笑う。その表情は、人によっては華の様にも見えるだろう。凛とした長い黒髪に、陶器のようで透き通った白い肌、整った顔だち。冬稀にとっては比べるまでもない、自分よりも遥かにすぐれた妹だった。


「ぼ、僕はもう寝るから――」

「止まって」

「っ」


 冬稀の意志は関係なく、体は動くのを止めた。


「ねえ、最近学校で辛いことがあったんじゃないですか?」


 愉快そうに氷織が言った。それは質問ではない、ただの事実確認のようにも聞こえる。


「……」

「黙ってもわかりますよぉ。兄さん、折角できた友達失ったんですもんねぇ」

「っ!? どうしてそれを――」


 冬稀は、ハッとなり氷織の顔を見て――固まった。

 氷織はただ笑っている。けど、その表情がどういう意味かは直ぐに理解できた。


「だって、そうなるように仕向けたの私ですから」

「……あ、ぁ」

「ふふっ、気が付きませんでした?」

「なんで……、なんでそんな事を!」


 思わず声を荒げるが、氷織驚いた様子もなく続ける。


「だって、気に入らないでしょう? 兄さんみたいな人に友達ができるなんて」

「……そんな」

「そんな理由でって言おうとしてます? どうやら勘違いしている様なので教えて上げますが、兄さんは本当は生きているのすら許されない人間なんですよ? それを私とお母さまの温情で生かしてやっているのに、まさか普通の人間のふりをして友達を作ろうとしているなんて、許されるわけないじゃないですか」


 冬稀は、何も言い返すことは出来なかった。


「貴方とお友達になった人が哀れです。こんな無能で、人間としても価値がない兄さんと友達になったら、きっと私なら苦しくて死んじゃいます」


 つらつらと語られる言葉が、鋭く脳へと突き刺さっていく。耳の奥に響く動悸が煩い。


「そうか、あれは……」


 突然、自分に関係がない筈の人間が敵意を持ち始めた理由。千秋院 千晶があれほどの憎悪を自分に向けた理由を、その犯人を冬稀は理解した。


「はい、私です。どうでしたか?」


 どうもこうもない。自分はそのせいで酷い目にあったのだ、自分はそのせいで友達になりえた人間と袂を分かつことになったのだ。そんな怒りの感情が、頭の中をぐちゃぐちゃにかき混ぜる。


「氷織、おま、えのせいで」


 怒りに近い感情が、衝動的に冬稀を突き動かす。

 ふらふらと、その手は氷織に向かい、そして――


「ぐぁっ」

「かわいそうな人」


 その手を捕まれ、呆気なく地面へと倒された。鈍い痛みが全身に広がる。


「まだわからないんですか?」


 頭の上から声が聞こえる。


「そもそも貴方が誰かと繋がりを持とうとするその考えが間違っているんです。そういうのは、普通の人の権利ですから。普通以下の兄さんには常識も、権利も、法律も関係ないんですよ」

「……や、めて」

「なんで兄さんのいう事をきかなきゃいけないんですかぁ? だって、全部私以下じゃないですか。というか、それなのにどうして友達作ろうとしたんですかね。もしかして、ちょっと優しくされただけで勘違いしちゃいました?」

「ぁ、ああ、……いや、やめ、て」


 地面で丸まり、耳を塞ぐ冬稀。それを楽しそうに眺めながら、冬稀に聞こえるようにと氷織は更に大きな声で言う。


「ほんっとうに馬鹿な人! 被害者面して、いっつも陰気臭くて! むしろ感謝してほしいくらいですね! 貴方の馬鹿な勘違いを正してあげたんですからぁ!」


 それでも、氷織は上品に笑って見せる。あくまで自分の優位性を保ちながら、見世物を楽しむように無邪気に冬稀を虐めていく。


「兄さんは勘違いをしているみたいだから言っておきますけど」


 そう前置きをして、氷織は前もって用意しておいた、とっておきを口にした。


「貴方の事を友達として見る人なんているわけないじゃないですか。その人の優しさに甘えていただけなんですよ。あっちは、貴方のことを友達なんて思ってませんよ」

「あ、あぁ」

「むしろ、嫌いですよ。大っ嫌い」

「いや、だ……」

「嫌なのはあっちの方ですよ! 貴方に話しかけられて、迷惑していたんですから! 貴方の事、好きになる人間なんているわけがないでしょう!」


 そんなことは無い。そう叫ぼうとした。しかし、喉の奥まで来ていた否定の言葉を、冬稀は止めた。


(――本当に)


 思い出す。記憶に靄がかかり、信じられなくなる。


(僕は友達になれると思って)


 人として最底辺の、生きているだけで迷惑が掛かる自分と、


(本当にあの人たちは楽しそうに話してた?)


 わからない。自信がない。

 本当に雪平たちと話していたかもわからない。それが、普通の望んだ自分の哀れな妄想でないと、言い切れるだろうか。他の誰でもない自分自身がそう問い掛けていた。


「あ、あああぁ……」

「ふふっ、馬鹿な人」


 虚空を見つけ、涙を流す冬稀を見て氷織は愉快そうに笑う。久しぶりに面白いものを見れたと、満足げに頷いた。


「――ぁ」


 突然、ぷつりと視界が闇に飲まれるを最後に、冬稀は意識を手放した。


「あーあ、落ちちゃいましたか。ここで気絶されても困るんですけどねぇ」


 氷織はそれを見て、過度な精神負荷による気絶であると結論付けた。そして面倒事が一つ増えたと、面倒くさそうにして冬稀を蹴る。


「ま、勝手に起きるでしょう」


 やがて、興味を無くしたのか氷織はリビングを出ていった。


 

かわいそうは可愛いでも少しやりすぎました……


評価、感想を頂けるとすごく頑張って書きます。お願いします。


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[一言] かわいそうは抜ける!!!!!!!!!!!!
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