梅雨の1日
今日はとってもにぎやか。
耳を澄ますと、綺麗な音楽が聞こえてくる。
色々なリズムが鳴り響いている。
一体、どこからこの綺麗な音楽は聞こえてくるのだろうか。
ふと空を見上げると、まっくろな厚い雲が。
その雲からは、静かに水滴が1粒1粒落ちてきている。
きっと、綺麗な音楽の正体はこれだろう。
水滴が滴る音の中には、綺麗な歌声も混ざっている。
その名も雨の日の合唱。
合唱団は、葉っぱの上や、地面や塀の上、みんなそれぞれ好きな場所で歌っている。
それでもまるでオーケストラのような綺麗な雨音が合わさると、綺麗なハーモニーを奏でるのである。
音楽が聞こえなくなった時、ふと空を見上げると、思わず笑顔がこぼれるほどの7色のアーチが描かれた澄んだ青空が顔を出している。