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創作ログ メイドと主人  作者: 仲仁へび
6/13

06 ふにゃー



『ふにゃー』 


 赤みのさした頬のメイドは、緊張感という概念そのものが消滅したような様だった。


メイド「ふぁー」

主人「……」

メイド「あふぅ……」

主人「……」

メイド「ふにゃー」


 仕事にならないかもしれない。


主人「その締まりのない顔を今すぐ戻せ」

メイド「無理ですー。お風呂に入るとなんか、ふわふわしてとっても気持ちよくなっちゃうんです」


 なんか気持ち良くなられては困る。


メイド「ご主人が困るのは困ります。えいっ、しっかりしなきゃです」


 ぺしぺし。

 林檎の様な頬を自分で打つメイド。


 しかし、


メイド「ふにゃー……」


 無駄のようだった。




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