魔法回路について
◆魔法回路について
直線型の魔法回路はブロック状のパーツとして店売りされています。
自作の場合はそれらを組み合わせて一つの回路として作っていきます。
充填部分がいわゆる電源ユニットに相当して、構築部分の規模に対してここの容量が足りないと、魔法が発動しなかったり、思った効果が出なかったりと動作が不安定になります。
(この辺りは自作パソコンで失敗する時と同じイメージです)
“属性”~“持続”までが構築部分になり、各ブロックの順番は決まっていて、インターフェースユニットの形状で、間違った順番に並べられない様になっています。
規模・密度・速度・持続には3段階の長さの異なるブロックがあり、長いほど効果が高くなります。1xサイズを2個並べるより、2xサイズの方が効率が少し上なので、通常は大きいユニットを並べます。
(同様に2xのパーツ2個より、3x+1xの方が効果が高くなる)
パーツ同士にも相性が存在し、特定の属性と形状だと発動できなかったり、規模や密度のバランスが悪かったりすると実用にならなかったりします。こういった情報は、自作マニアの試行錯誤である程度共有されているのは、この世界でも同じです。
並列魔法回路の場合は、各ブロックのインターフェース部分を繋いで、1つの回路に見做してしまいます。
2つの魔法回路を繋ぐと威力は大幅に上がるのですが、なぜ倍以上の効果が出るのかは今のところ謎です。
◆主人公のスキルについて
魔法回路はブロックごとに機能が別れていますが、実はブロックの中に小さなユニットが存在して様々な働きを司っています。
主人公は、この小さなユニットの動きが見えるスキルを持っていて、それを改造することが出来ます。
魔法回路を見た主人公が、電子ブロックやブレッドボードを連想したのは、ブロック状の魔法回路パーツや、この四角いユニットやメッシュ状の配線から思い浮かべました。
同じ文字をファントを変えて表示しているというイメージが、こんな感じになって、そのひと個人の特性によって動くユニットが違うので、そこだけ繋いだり置き換えたりしているのが、今の改造スキルです。
◆回路魔法の起動イメージ
一般の人にはぼんやり光っているようにしか見えませんが、主人公には模様と動作部分のユニットが見えます。これは改造していない魔法回路のイメージなので、光っている部分がまだら状になっています。
わかり易いように強調してるので、実際の見え方とは少し違いますが、こんなイメージとして捉えて下さい。
横長に光っている場所がインターフェース部分で、手前が充填部分になります。構築や発動の部分にも光っていない所があるのですが、その2つはブラックボックス化していて、今の知識とスキルでは主人公も改造することは出来ないと諦めています。
ブロック内にある小さなユニット手を加えるのは困難に思えますが、刻んだ武器の上に拡大投影されるので、タッチ操作と思考制御で改造できています。チートの本領発揮ですね。
以上が回路魔法の概要になります。
物語を読む上で、イメージ補完の一助になれば幸いです。