※主な登場人物の紹介
自分でも混乱しそうなので整理用に登場人物の紹介載せます。
――勅令護民総隊隊員――
宮本千早(物語開始時23歳)元海軍少尉
本作の主人公。
海軍内の派閥争いに巻き込まれ、予備役入りしたところに未来から来た高校生二人組と出会う。
勅令護民総隊創設メンバーの一人。
1927年海軍兵学校55期卒業
練習特務艦"浅間"による南洋航海。
軽巡洋艦"夕張"乗組員。
1930年20期飛行学生修了
航空母艦"鳳翔"航空機部隊に配属。
乗機は三式艦上戦闘機。
1932年第一次上海事変後、予備役少尉。
勅令護民総隊に入隊。
第一次護民計画設計艦2番艦"竜宮"航空機部隊に配属。
乗機は海上護衛1型哨戒機。
生田乃木次(物語開始時27歳)元海軍中尉
海軍内では"加賀"航空機隊分隊長を務めており、第一次上海事変において日本人初の航空戦果を勝ち取った英雄。
飄々とした性格をしている。
第一次護民計画設計艦1番艦"浦島"航空機部隊に配属。
乗機は海上護衛2型哨戒機。
谷口尚真(物語開始時62歳)元海軍大将
千早の後見人。
海の乃木とまで謳われるほど清廉潔白な人柄をしている。軍縮を巡った派閥争いで軍を追われ、勅令護民総隊へ移った。
創設メンバーの一人。
永野修身(物語開始時52歳)元海軍中将
海軍軍令部にて次官を務めていたが、谷口の後を追い護民総隊へ入隊した。創設メンバーの一人。
佐藤鉄太郎(物語開始時66歳)予備役中将。
"ミスター単縦陣"の坪井中将や"船乗り将軍"上村中将のもとで日清・日露を戦い抜いた歴戦の参謀。
"艦隊派"の大御所であり、軍人の在り方に関して一家言を持っている。
護民艦隊総司令官。海軍出向組の一人。
井上成美(物語開始時43歳)元海軍大佐。
海軍内では剃刀と称される程の切れ者で通っていた。
唯我独尊のきらいがあり、他者とのいさかいに事欠かない。
海軍出向組を総隊から追い出そうと画策している。
新見政一(物語開始時45歳)海軍大佐。
研究者肌の海軍軍人で、通商・沿岸警備の研究を専らにしている。
第一次護民計画設計艦1番艦"浦島"艦長。
海軍出向組の一人。
渋谷紫郎(物語開始時39歳)海軍少佐。
現場畑の部隊指揮官。
趣味は他人にあだ名をつけること。
第一次護民計画設計艦2番艦"竜宮"艦長。
海軍出向組の一人。
――総隊をとりまく人々――
中地要(物語開始時24歳)
千早とは幼馴染で華族の生まれ。京都帝国大学理学部天文学科卒業。
広島に帰郷したところで未来人と出会い、大日本共和商事株式会社を設立する。
自意識が高く、人の話を聞かない。
中地美冬(物語開始時14歳)
要の妹。肺結核を患っている。
宮本大和(16歳)
未来から来た高校生。千早たちに"未来のテクスト"をもたらす。
のどか(16歳)
未来から来た高校生。医者の娘であるらしい。
金子直吉(物語開始時66歳)
鈴木商店の大番頭。大日本共和商事のご意見番。
高橋亀吉(物語開始時38歳)
フリーのジャーナリスト。
ユーリ・ロマノフスキ(物語開始時22歳)
大日本共和商事のお雇い外国人。
元シベリア残留ポーランド孤児。
ワルシャワ大学卒業後、ポーランドのPZL社で設計技術者として勤務。
空気抵抗にうるさい。
アドリアーナ(物語開始時22歳)
イタリア、エミリアの生まれ。
ボローニャのエンジン工場で働いていたところ、共和商事に引き抜かれた。
笑顔の特徴的な女性。
マリオ(物語開始時28歳)
イタリア、エミリアの生まれ。
アドリアーナの兄。ボローニャのエンジン工場で働いていたところ、共和商事に引き抜かれた。
美食家の気がある。
アレキサンドリーネ・シャルロッテ(物語開始時22歳)
ドイチュランツベルク・アウグスト商会の会長。
新し物好きで人の話を聞かない。
エドワード・ショート(物語開始時23歳)予備役少尉
戦死した兄の名誉を回復するため、民間航空士となる。
紆余曲折あった後、千早と手紙のやり取りをするようになった。