プロローグ
かつて漫画として考えていたものを文章化しました。
小説の書き方など一切勉強していない身なので拙い部分は多々ありますが…
―人が寄りつかない深い深い森の奥、そこは時折訪問者を拒むかのように霧が立ち込める事もあれば風が吹いていないのに木々が騒ぎ出す摩訶不思議で誰も近寄らず、そのため誰もわからない謎の場所。
それなのに何故か近隣の街にはある噂がいつの日からか流れた。
ある者は語る、そこには古くから一人だけでひっそりと生きる“魔女”がいると…
ある者は語る、その魔女は数千年以上生きていると…
ある者は語る、その魔女は普通の魔女とは違うと…
しかし誰も信じない。
何故なら誰もその魔女を見た事がないから。その語った者すらも。
それでも人々の間で噂は段々と拍車が掛かり各々が思うおぞましい存在の住処と決めつけ誰一人近付く事はない。
時間の経過と共に噂も風化してしまった。
ただ、この噂には真実がある。
その森の奥に一人の魔女が古くから在るという一つの真実が――――
***
森の奥に拓けた場所がある。そういった本ではよくその先には妖精等が住んでいる泉がある、などと描写される事も多いが残念ながら(残念という気持ちを持つのは人それぞれであり皆が皆という訳ではないだろうが…)泉は無く一件の平屋が鎮座していた。平屋の傍らに水車があり川か件の泉かは定かではないがどこからか引いているであろう水が生い茂る植物に隠され気味の水路を流れている。
木製ではあるが街に建つ民家と何ら変わりが無いデザインではあるが塗装などは施されておらず材料として用いられたであろう木材の落ち着いた茶色メインで彩られたそれは長い年月を経ているようで所々に苔の付着していたり蔓が部分的に壁を這うように伸びている。
森の木々に囲まれているが予め計算してあったのか太陽の光は木々に遮られる事無く建造物を照らしている様を見るとおそらく夜になれば月光もまた同じように照らすのだろう。
無論人が住んでいなければそれら全ては無意味である。しかし此処には普通の人間は誰一人踏み込めないし例の噂で踏み込もうと思う愚か者もそうそういないだろう。
つまり、この家の持ち主は……
Mother Witchをご閲覧いただきありがとうございます。
この作品はかつては投稿漫画としてネームを書き上げていたのですがそれを出版社の方に見ていただく機会があった際に「解説が多すぎて小説みたいになってる」と指摘されました。それに加えて私の絵を描く技術も大して高くない事とこのサイトを見つけた事で思い切って文章にしてみようと思い投稿した次第です。
連載小説として開始していますが無事完結出来るかは正直不安です…大まかな内容は頭の中で出来ているのでそれを文章に出来るかが未だ不安が残りますが頑張ろうと思います。




