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第五話『レイドボス』

今回短くてもキリがいいので文字数の少ないまま投稿しますがご容赦して頂ければ……




「というわけで掲示板にも書いてあるんだが、レイドボスの討伐を手伝ってもらえないか? 」

「えーと、その固定ボスってなんですか? 」


えーと俺は今名無しさんにレイドボス? なるものの討伐の手伝いをお願いされちゃったりしている。


「そこからだったか」


名無しさんが苦笑いしながら話始める。


「まずボスにはこの前ユウキちゃんがスノーとリューを助けてくれたときのときのフィールドボス。次にユニークボス。そして今言ってるレイドボスの三種類がいる。で、フィールドボスって言うのは普段狩りをしているようなモンスターが現れるフィールドに1日にランダムで出現するボスだ。」


うん。フィールドボスについてはだいたい知っているようなことだった。


「次にユニークボスだが、特定の条件を満たした場合のみ出現するらしく、俺はまだ遭遇したことはない。話を聞く限りでは、Lv. 30ぐらい敵より上でなきゃ多分ソロ討伐は無理らしい。まあ、あくまで聞いた話だがな。」


ユニークボスは俺もまだあったことがないな。まあ、戦えるチャンスがあるなら一度は戦ってみたいな。


「で、最後にレイドボスはフィールドごとに一回しか出現せず、次の町に行くには必ず倒さなければならない。他のボスとは比べものにならないぐらいの強さだ。その代わり複数パーティーで戦っても共闘ペナルティが発生しない。」


一回しか出現しないからギルドだけで倒すと不満が出るからギルド外にも誘ってるのか……


「何で俺には個別に誘いに来たんですか? 」

「あぁ、簡単なことだよ。ユウキちゃんがゲーム内で一番レベルが高いからだよ。実際レイドボスがどれくらい強いか分からないから出来るだけ戦力を集めときたくてね。」



神々のベネディクション

第五話『レイドボス』



レイドボスのいる場所へと向かう最中、前イカロスの翼のギルドハウスに行ったときに比べればなんというか、俺を睨んだり怖がったりするような視線は減ったのだがやはりまだまだ多い。だんだんと俺も慣れてはきたがやはり心地良いものではない。因みにあのあと名無しさんに聞いたレイドボスの話をしたおこう。


レイドボスのいるフィールドに入ることは普通に出来るが、ボスを倒すまでは戻り薬というアイテムを使わなくてはならない。因みに戻り薬は1人一個しか持ち運びできないらしく、何でも運営がそんな甘ったれたアイテム何個も持たせて堪るかとかいって一個に設定した、とか言う噂があったりするらしい。レイドボスをプレイヤーが倒せば全員次の町に行けるようになる。経験値はボスが消滅したときの貢献度にが一定以上だとフィールド内にいなくてももらえるらしい。あとフィールド内にはボスしかモンスターは出現しないそうだ。





暫くすると全体の動きが止まる。そこで名無しさんの隣にいる女性がいた。なにやらこのレイドボス討伐の代表的な人らしく、アイテムの分担について改めて説明していた。


「それともうひとつこらだけの人数がいると指示が通りにくいから、各パーティー単位で行動してください。パーティー外からの支援は基本的にあるとは思わないように。最後に 一番大事なことを言っておくわ。死にそうになったら迷惑とか考えないでいいから戻り薬を使いなさい。生きて帰ることが最優先です。 」


うん、パーティー組んでない俺ってまたソロじゃね? まあいざとなったら逃げればいいんだし、自分の出来ることをやればいいんだ。武器とバンドガンの弾の予備や、ポーションとかの回復アイテムもそこそこ準備してきたのですぐに逃げることは無いだろう。





ぱっと見は、リザードマンに羽が生え、大きさが3m程まで大きくなったモンスターで、名前はドラゴニュートと言うらしい。それを見て周りに気の抜けたような雰囲気が漂い始める。前の方のパーティーが次々と突っ込んで行く。壁役や引き付けは他の人に任せ俺はアサルトライフルで目を狙っていく。動きはリザードマンよりも遅いらしく目に当たらずとも顔には当たっていた。


ドラゴニュートのHP がちょうど半分を切った頃だろうか、雄叫びを上げそれと同時にグッとHP の減る速度が半分くらいになる。プレイヤー側への被ダメージも格段に上がり次々と戻り薬を使って待避していく。


「そっちにタゲ飛んだぞ」


最初にせめて行った人たちはもうほとんどいなくなったのだろう。誰かがモンスターがこっちに来ることを伝えてくれる。遠くからチマチマ攻撃していた俺の方に来るのだろう。

……え? 俺の方? とりあえず装備を持ち変えて逃げながらバンドガンで牽制する。ドラゴニュートが振りかぶったところでアビリティの〈居合い〉を使い相手の後ろに周りながら切りつける。もうほとんど人がいなくなったところでよく見る顔を見つけた。そう、スノーさんである。失礼だが何故レベルの低いスノーさんがまだいるのか気になったので、ボスを残った人に任せスノーさんに駆け寄る。


「スノーさん、リューさん! 何でまだいるんですか。」

「ユウキちゃん。スノーが戻り薬忘れたらしくて、とてもじゃないが置いてきぼりになんか出来ないから」

「これ使って戻って下さい。俺はまだ戦えますから。」


スノーさんのHP ゲージはもう真っ赤になって2割も残っていなかった。


「でもそしたらユウキちゃんが……」

「俺は素材があるんでもう一個作れます。だから早く。」

「ありがとうユウキちゃん……無茶はしないでね。」


俺がスノーさんに戻り薬を渡すと二人はお礼を言いながら待避していく。

因みに素材があるから大丈夫なんて真っ赤な嘘だ。素材があるどころか、俺はスミスじゃないから加工すら出来ない。すぐにドラゴニュートの方に戻り、バンドガンでこっちに気を引く。粘っていてくれた方よく見ると最初に話をしていた女性と名無しさんだった。


「ユウキちゃん。俺たちはもう持たない、離脱する。ユウキちゃんも早く! 」


そういいながら二人は戻り薬を使う。

……俺1人じゃん。



戦闘を何話にも渡ってかける人が羨ましいです。

なんというか自分が書くと、すごい早さで戦闘が(戦闘以外も)終わってしまいます……


あとこの前コストコで1L 辺り600円くらいのオレンジジュースを買いました。めっちゃ旨いです。

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