第四話『新しい防具』
更新多くて週に二回といってたのはなんだったのだろうか。
PV アクセスが伸びて行くのが嬉しくて、どんどん投稿してしまっています。
もしかしたらこのまま二日に一回のペースで更新になるかもしれません。
あとユニークPVが130件あって私はニヤニヤしてます。
「で、嬢ちゃんどうするんだい? 」
突然ですがユウキこと俺は今決断を迫られています。
まあ詳しく話していくと、あのあと話し合いを続けて行った結果アサルトライフルを使う際に視界を狭めなように、できるだけ重さを減らせるようになどという理由と皮類だけではやっぱりDEF が不安だという理由から、皮類と金属を併用することになりそこまでは別に良いのだが決断を迫られているのは次である。俺の求める装備を作ろうとすると、自分でモンスターの素材は出せるが鉱物類は持って無いのでターロスに在庫から出してもらうのでその分防具の価格が高くなってしまうのだ。そこで俺も最近防具を新調したばかりなのでその……お金が足りないのだ。それをターロスに言うとこんなことを言い出したのだ。
「8Mのところを6Mまで負けるから、その代わり宣伝のためコスプレをしないか? 」
そうコスプレをするように言い出して来たのだ。6Mまで負けてもらえるのは今の持ち金でも買えるので願ったりかなったらなのだが流石にコスプレは、男の俺としてはかなりきついのだ。だがやはり防具は欲しくそれがあればもう二つ程上の狩り場に出れるのでお金を貯めるのもレベルを上げるのも、効率が段違いに高くやはりここは買っておきたい。
「何回……やればいいんだ? 」
「5回くらいだな……」
5回……だと? そんなにやっていたらきっと精神がやられてしまう。それこそリアルにPKをやらかしてしまうかも知れない。
「3回じゃダメか? 」
「5回だ。それ以上は絶対に減らせない。」
5回。どうすればいいんだ……ダメもとでやってみるか? それとも防具を諦めるか? いやでも最近になって狩りをする時間も減っているしどうしても買っておきたい。でも流石にコスプレは……
神々のベネディクション
第四話『新しい防具』
……ターロスってロリコンだっよな? 上目遣いでお兄ちゃんっていいながらお願いしたらオッケーされるかもしれない……いやでももしダメだったとき俺はどうすればいいんだ。いやでもコスプレを減らせるかも知れないんだ。
「そ、その。えーと」
「どうした? コスプレする気になったか? 」
おいターロスニヤニヤするな気持ち悪いよ、よし。
「お、お兄ちゃん。さ、3回じゃダメですか? 」
死にたい。まさかここまでくつうだったなんて……そんなことよりターロスの反応は? どうなんだ?
「いいよいいよ。嬢ちゃん3回でいいよ。あと結婚してくれ。」
ターロスよ。必死に冷静を保ってるつもり何だろうがその鼻から垂れてる赤い液体で全部台無しですぜ。あと最後の一言は聞かなかったことにしよう。
「じゃあ早速防具の方頼む。」
「おう任せとけ。それと口調はもう戻るのか……」
リザードマンの鱗20と皮30を渡すとターロスは早速作業を始めている。一定のリズムで金槌のようなものを淡々と熱せられた金属に降り下ろしていく。しかし作業する姿はほんと職人って感じだな。最初にあったときの発言が嘘みたいだ。因みにターロスの着てる服に、ロリコン魂とか書いてあるのは秘密だ。それにしてもさっきからスノーさん可愛いとかいいながら頭ポンポンするのは止めてくださいよ。めっちゃ恥ずかしいんですが……
◆
30分ほどだろうか、スノーさんにさっきのターロスに向かって「お願いお兄ちゃん」って言ったことをもう一回言ってよーとか言われながらからかわれそろそろスノーさんも飽きてきた頃、防具が完成したのかターロスがやった来た。
「嬢ちゃん防具が完成したよ」
「あ。ありがとうございます。」
俺がペコリと頭を下げるとターロスからトレード申請が来る。それに承認し、装備を確認する。
ミスリルベスト、ミスリルグリーブ、リザードリスト、リザードヘルム。皮装備のほうが視界が広く、バンドガンやライフルを撃つのに金属のこてだと撃ちにくそうだから頭と腕の装備はリザードマンの素材から作ってもらった。防御力は30~50どころか127も上がっていた。ミスリルには闇、リザードマンの方には火の耐性がそれぞれ付いていた。ターロスに理由を聞いて見るともともと素材についてるらしく、防具を作ったときのおまけのようなものらしい。
「じゃあ嬢ちゃん宣伝頼むときの連絡用にフレンド申請しとくな。」
……正直言うと宣伝の件については防具の性能にテンションが上がってやっとのこと忘れかけていたのに急に現実に引き戻されたような気分だ。しかし約束してしまった手前おとなしく了承し、フレンド申請を承認する。
「そういえばリザードマンの素材かなり余ってるから今持ってる分引き取ってくれないか? 」
「リザードマンのなら鱗が200オールで皮の方が550オールでどうだ? 」
「じゃあそれで頼む。」
今持ってる分。詰まるところさっきの防具の素材の余りだから、鱗が60、皮が90のトレードをターロスに送る。すぐに56,700オールが送り返される。
「ユウキちゃん、素材売るんだったら宣伝の手伝いなんかしなくてもお金足りたんじゃないの、5.5Mで売れたし……」
……うぅ。まさかそんな簡単なことも思い付かなかったなんて。それさえ思い付いてればあんな恥ずかしいこともコスプレもしなくて良かったのに。も、もう一回今度はお金払うからコスプレ無しにしてもらえるようにお願いしてみるか? コスプレ無しになるんなら上目遣いでのお願いなんて安いものだ。よし行ける。ヤってやる。殺ってやるんだ!
「ユウキちゃんさっきから字の間違いのせいで内容が凄いことになってるよ」
スノーさん……。読心術かなんか身に付けちゃってたんですか。いや、そんなことより俺はプライドを捨てておねがいする。プライドで恥ずかしさは減らないんだ。ならそんなプライド捨ててやる。
「お、お兄ちゃん。2M払うから宣伝のお手伝い無しにしていい? 」
「う……さっきの上目遣いに加えさらに胸の前で手を組むだと……」
プライドを捨て我にこの程度の恥などないに等しいのだ! しかしこれはもう一押しすれば行けるか? もう一回お願いすればいけるのか?
「お兄ちゃん。ダメ……ですか? 」
「うぅ、すまない嬢ちゃん。そんなにお願いされちゃ心が痛むが……俺は嬢ちゃんこゴスロリやメイド服、体操服さらにはスクール水着の姿が見たいんだ。ここだけは譲れない。」
「死ねロリコン。」
なんてやつだ……まさか俺にゴスロリやメイド服を着せるつもりなのか? 普通に装備を着けた格好で写真とってそれを宣伝に使うだけだと思っていたのに……。俺にそんなガチなコスプレをさせて世間にさらすだと? 一体どんな羞恥プレイだよ……。お父さん、お母さん。もうじき僕はお婿に行けなくなるかもしれません……
◆
「ユウキちゃん元気出しなよ。美味しいもの食べさせて上げるから。」
そういえばゲームに入ってからパンや干し肉とかのNPC が売ってる物しか食べてないけど他の人はどうしてるんだろうか。スノーさんが美味しいもの食べさせて上げるって言ってるし食べ物を売って商売してる人もいるのかも知れない。
しばらくスノーさんについて歩き、案内された店は西部劇に出てくるバーのような店だった。中に入るとそこそこの人がいて俺はスノーさんと端の方の席についた。正直何があるのか、何を頼めばいいのかも分からないのでとりあえずスノーさんと同じものにすると伝える。
少しして運ばれて来たのは店の雰囲気からは想像もつかないようなパフェでした。食べて見ると現実ではそんなに好きで無かった甘いものがかなり旨く感じた。見た目に合わせて味覚も幼児かしたらしいです。
前回セリフが多くなりすぎたので減らそうと思って書いた結果がこれですよ……
なかなかセリフをちょうどいい具合に差し込むのが難しいです。