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現在地1

 現実を受け入れるために結構時間がかかってしまった。「生まれ変わり」。そんなものは普通漫画の中でしかありえないものだ。

「焦っても仕方がないな…」

 とりあえず第一優先は帰ることだ。

 こういうタイプの話はよく「現地で新人生を…」みたいなものが多いが僕はそうじゃない。僕にはお母さんがいて、お父さんがいて、友達がいて、サッカーがある。といっても、…………

「このままじゃなぁ…。」

 そうだ。よく考えればこのままじゃ僕は僕じゃないじゃないか。元に戻らないと。しかし元に戻る方法があるのか?と言われればやっぱり今は無理だ。第一元に戻ったとしてその時に鏡に映るのは頭頂骨の割れた頭を抱えている骨だ。そもそもどういう原理でこんなことが意識がどこにあるとかそういう話になってくるぞいざ帰るとなったとしてもこっちの母さんと父さんはどうする

「あーもうわっかんねぇよッ!」

「Dieses Baby weint viel.」

「Weinst du, sprichst du nicht?」

 やばいなんか分かんないけど怪しまれてる気がする!………待てよ、この言葉よく聞けば知ってるぞ…。

「Abgesehen davon gibt es eine Live-Fußballübertragung, die man sich also ansehen muss.」

「Du bist ein Nerd, also bin ich wirklich verblüfft.」

 やっぱり。テレビで聞いたことある!サッカーの試合中継を見ているときにこの言葉聞いたことある!あの試合中継はいつになっても忘れない。僕がサッカーを始めるきっかけになった試合だ。日本対ドイツ…

「ふっすぱる………」

 そう、ドイツ語だ。ここはたぶんドイツだ。

「was ist los, "Christhard"?」

「Hör auf, Camilla. Babys sind seltsame Kreaturen. Vor allem ”Christhard”.」

 何となくわかってきた。ここでは僕は、”クリストハルト”という名前らしい。

 とりあえず、ここではそれで通すしかない。

「ドイツ語、勉強するかぁ」

「Ich sprach wieder!」

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