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死んだ日及び生まれた日

 僕は幸せだ。

 いつも通り学校に行って、友達に会って、授業を受けて、弁当を食べて、部活に行って、帰ってくる。

 ご飯を食べたらお風呂に入る。風呂に入った後は、ゲームをしたり、漫画を読んだり。そして寝る。

 僕は幸せだ。彼女はいないけど、一応サッカー部のレギュラーだ。明後日試合がある。ここで勝てば全国まであと一歩だ。今日と明日はゆっくり安全に過ごそう。

 おはよう。今日はついに試合だ。

「ユニフォーム持ったー?」

「持ったよ母さん」

「気を付けてー。いってらっしゃい!」

 ピーッ!

 試合が始まった。こっちのボールスタート。仲間がドリブルで運んでいる。

「パス!」

「なかったら戻れー!」

「三枚で行くぞ!」

 仲間と相手の声が入り混じる。展開が早く進んでいく。と、相手にとられた!僕はサイドバック。守りに入るためすかさず動く。やばい。どんどん抜かれるぞ。ペナルティエリアに入られた。シュート打たれる!ここ守り切ったらかっこいいかな。何としても止める!

 ゴーーン!

 ポストに当たって外に出たらしい。

「コーナーだ!」

「どこにもらいたいか考えろ!」

 相手チームの監督の声だ。10番!僕はこいつをマークする。相手チームのキャプテンだけあってでかい!とか思ってるうちにコーナーからすさまじいいパスが来た。何としても守る!こっちに飛んできた!

 高い!が、絶対にこいつが打つ!ヘディング勝負かと思った。思いっきり飛んでボールに当たるようにした。頭に当たった!でも、これボールじゃないじゃん。

「え。…やば。」

「陸斗ォ!」

 十番のオーバーヘッドが外れて俺の頭に当たったらしい。やばい。立たないと。大丈夫です。そう言いたかった。口が動かない。そういえばなんか…頭へこんでる?熱すぎる。やばい寒い。?どっちなんだこれ。直感で分かった。死ぬ。嫌だな。全国行きたかった。彼女だってほしいし、借りてたDVD返さなきゃ。あともうちょっとであのゲームクリアだったのに。何せ僕はまだ16だ。ああまだやり残したことがたくさんある。ごめんお母さん。お父さん…。僕の幸せは突然にして幕を閉じた。

 ?…生きてる?……生きてる!死んでない!あれだけの怪我で生きてたんだ。とりあえずよかっ…ここどこだ?病院ではない感じだし、家とも違う。知らない人がなんかしゃべってんな。男の人と女の人だ………。とりあえずしゃべってみるか。

「あのぅ」

「ここはどこですか?」

 どういうことだ?言葉が通じない。目の前の人のしゃべってる言葉、日本語じゃない。本当にどこなんだここ。とりあえず起きて…。え…。

 目の前には鏡があった。そこにいたのは頭がへこんだ高校生なんかではなく、赤ん坊がいた。

 これって、…。

「生まれ変わりってやつかよおぉ」

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