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まだ見ぬもの

これは私が小学校のころから描きたかった、宇宙で旅をしていく3人の壮大な物語です。

ぜひとも読んでみてください。

 スー…。  …機械の静かに動く音が聞こえる…。ゆっくりと目を開ける。顔から30センチぐらいの近さにあるガラス…ああそうだ。私は地球でこの箱に入り、ずっと眠り続けていたのだ。

 静かな摩擦音を立てながら私の目の前にある壁が開いていく…。いったいどのぐらいここで眠っていたのであろうか。腰を上げる。体が凝り固まっているようだ。周りを見ると私のほかにも2人が眠りから覚めていた。

 みんな自分がどうなっていたのか忘れているのだろう。どこか戸惑ったような様子だ。互いを見て必死に記憶を探す。

「ああ!」1人が何か思い出したようだ。この茶髪でスタイルのいい奴は確か…ヴォルコフって名前だったっけな。「アラン!!」私の名前を思い出したか…。

「ヴォルコフ…!アラン…!」もう1人も思い出したようだ。唯一の女性クルー、シャノンだ。立ち上がってそれぞれハグをする。あたたかい。この感じをすごく久しぶりに感じる。そしてこの、私たちが眠っていた箱が3つ置いてあるだけの質素な部屋を出る。

 スライド式の自動ドアがなめらかに開く。みまわすとそこには生活ができる程度の家具と、私たちの任務のために必要な機器たちが置いてあった。それにしてもまあ無駄がない部屋で、どこか冷たい感じがした。まあこれから私たちが生活していけば暖かくなっていくだろう。

 私の次に入ってきたシャノンが何かに気づいて左奥の壁に歩いていく。私も気づいていた。彼女が見ているのは窓だ。あとに続いて近づいていく。そして窓から見た景色に、ハッと気を奪われる。どこまでも続いているすべてを飲み込んでしまいそうな闇…。

みんなはもう思い出しただろうか。そう、私たちは今もうどれほど地球から離れているのかもわからない、宇宙の只中にいるのだ。決して帰ることのできない、一方通行の旅は、すでに始まっていたーーー


また続きを投稿します。お楽しみに。

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