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第五十三輪:成敗(中編)

初めて三部になりそう!


それが地味に嬉しかったり。

村人と共に帰路に就く騎士達は、シエルの豹変振りに驚いた。

先程までは見ている自分達までもが押し潰されそうな悲しい表情をしていたのに、今は──


「でねでねっ!その子がとーっても格好良くてね!しかもとーっても頼りになるの!」

「うふふ………その子が好きなのかなぁ~?」

「え、ち、違うよ!格好良くて頼りになるって思っただけだよぅ!」

「それを〝好き〟って言うんだよ?」

「うぅー、違うもんっ!べ、別に気にしてなんか無いんだからねっ!」


──村人の少女とガールズトークに花を咲かせている。その笑顔は、荒んだ騎士達の心を癒すと共に困惑を与えた。


「あ、あの、ルシオ様………」

「何だ?」


シエル達が乗る馬車を囲む騎士達の馬車の中、一人の騎士がおずおずとルシオに話し掛けた。


「姫様、どうしたのでしょうか………」

「………」


その問いに、ルシオはシエルに目を向けた。捲り上げられた布の下から見えたシエルの楽しそうな笑顔を見て、首を傾げる。

その様子を見た騎士が、絶望したような口調で呟いた。


「ま、まさか………ナオヤ様と離れたせいで、精神の枷が──」

「落ち着け!」


ゴンッ


「いだっ!」


頭にルシオの拳骨を喰らい、騎士は痛そうに頭を擦った。


「何するんですか!」

「部下の矯正には必要な事だ」

「ひぃ!」


再び拳を振り上げたルシオを見て、騎士は頭を抱えるように縮こまる。

しかし、幾ら待っても来るべき衝撃が来ない。


「………?」


恐る恐る上を見上げると、ルシオが呆れ果てた眼差しで騎士を見下ろしていた。


「はぁ………確かにそうかも知れないが、そんな事言うんじゃ無い」

「えぇ、何でですか!姫様を揶揄うの面白──」

「それがいけないんだろうがぁ!」


ゴツン!


「ぎゃん!」


痛そうな音と共に、騎士が殴られた頭を押さえて転げ回る。


「姫様は揶揄うべき存在じゃないぞ!〝敬う〟べき存在だ!この、この!」

「わか、分かりましたからやめて殴らないでお願いだから痛い痛い痛い嫌ぁぁぁぁぁああ!」


騎士をぽかぽかと殴りつつ、ルシオは内心で自問自答した。


『しかし、姫様はどうしてしまったのだろうか………』


直哉と分かれて寂しいのは分かる。そのせいで沈んでいたのだから。

しかし、急に元気になった理由が分からなかった。


『まさか、本当に精神の枷が………』


考えて、それを振り払うように頭を振った。


『えぇい、姫様を揶揄うな!騎士としてあるまじき行為!』


騎士に振り下ろしていた拳を自分に向け、そのまま自分を殴らせた。


「この!」


ガスッ!


「っ、ぐはぁ………」

「………?」


殴られっぱなしだった騎士は、自分以外から聞こえてきた効果音に目を丸くした。

そこには〝枷の外れた〟と称するに相応しいルシオの姿があった。


尚も自分を殴り続けるルシオを見て、騎士は呟かずにはいられなかった。


「る………ルシオ様の、精神の枷が外れちゃった………」









ルシオが自虐を開始した頃、洞窟の脇に転がる見張りの盗賊を縛りつつ、アリューゼは中から響いてくる悲鳴に苦笑いした。


遠くから見ると、まるで洞窟が悲鳴をあげているように見えなくも無い。それが死に際の断末魔だったら、血生臭い処刑場か何かと錯覚してしまいそうな恐ろしい雰囲気を醸し出している。

──しかし、悲鳴をあげているのは盗賊達で、あげさせているのが直哉となると話は別である。


「アリューゼ様………」


盗賊を縛り終えたのを見計らい、部下の騎士が控え目に話し掛けてきた。

後ろを振り返ったアリューゼは、頬を引きつらせる部下の騎士を捉えた。


「どうした?」

「いや………」


騎士は洞窟の中に広がる暗闇に目を遣り、苦笑いしながら続けた。


「………我々は、必要なのでしょうか………?」

「必要無い人間などいないさ」


即答したアリューゼに、騎士は目を丸くした。


「………何だよ、文句がありそうな目だな」

「え、いや、そうじゃ無くて………アリューゼ様がマトモな事を言うのが珍し──」

「うるせぇ!」


ゴンッ!


「ぐぁはっ!」


──すぐ閉じる羽目になったが。


「いたたた…何すんですか!」

「ぶん殴っただけだ、そんなのも理解出来ねぇのか?」

「違いますよ!急にぶん殴る意味が分かんないんですよ!」

「数行上をよーく読み直してみろ」

「ったく………えぇと、『え、いや、そうじゃ無くて………アリューゼ様がマトモな事を言うのが珍し──』」


ゴンゴンゴンッ!


「っ~~~!」

「馬鹿かお前は!」

「読み直せって言ったのはアリューゼ様です!」


それから暫く、鈍い打撃音と騎士の悲鳴が洞窟へと響く。当事者で無い騎士達は、苦笑いを禁じ得なかった。


そして5分後。


「はぁ………すっきりした」

「うぅぅ………」


アリューゼがヤケに清々しい顔をしながら額の汗を拭い、当事者の騎士が地面に力無く倒れ込んだ。

一方的なリンチを見せ付けられた周りの騎士達は、言葉を発すると言う動作の方法すら忘れてしまったようだ。


「どうしたお前等、怖いモンでも見たような顔して」

「「「「「………」」」」」


もちろん、話し掛けられた騎士達は返事が返せない。


『何なんだ………ただ部下に八つ当たりしただけじゃねぇか』


変な奴等だなと内心で呟きつつ、アリューゼが首を傾げた。

その時だ。


──ヒュッ


「!?」


風切り音が鳴ったかと思ったら、何も無い空間から銀色の刃が出現した。それは何の迷いも無くアリューゼの脳天を切り裂こうとしたが、逸速く異常に気付いたアリューゼが身を翻し、背中に背負っていた両手剣を頭上に翳して、辛うじてそれを防いだ。


金属がぶつかり、鈍い音と共に眩い火花が飛び散る。

その音で異常事態だと言う事に気付いた騎士達は、各々が自分の武器を構えた。


「気を付けろ!こいつら魔術迷彩を施されてんぞ!」


アリューゼが怒号を飛ばすと共に、眼前の盗賊──急に動いた事により、魔術迷彩が強制的に解かれた──を睨み付ける。

同時に、数人の盗賊が出現し、他の騎士達に襲い掛かる。


「っ………!」


睨み付けられた盗賊は、まるで猫を前にした鼠のように怯む。その隙を見逃さなかったアリューゼは、盗賊を剣ごと突き飛ばし、体勢を崩した盗賊の側頭部に両手剣の腹による打撃を叩き込んだ。


「が………っ」


窮鼠猫を噛む、と言う諺があったりもしたが、この窮鼠は猫よりも数段、いや数十段劣ったようだ。否、比較するのが申し訳無い程だ。

その衝撃に脳が耐えられず、盗賊の意識はこの世界から〝一時的〟に遮断された。


倒れ込む盗賊の剣を足で叩き折り、部下の士気を上げるために一工夫。


「よーしお前等!絶対に殺すなよ、全員生け捕りだ!頑張りゃ給料だって弾むぜぇ?!」

「な、」

「なな、」

「「「「「何だってー!」」」」」


驚いた騎士達が口を揃え、そして笑みを湛え、各々が闘気を露にした。

──〝殺気〟では無く〝闘気〟を、だ。


剣を構え直し、盗賊に向かっていく騎士達を見たアリューゼは、


『………扱いやすいな』


内心で本音を洩らし、後ろに迫っていた気配に向けて剣を真一文字に一閃。


ギィンッ!


「?!」


後ろに迫っていた気配は、突然攻撃された事に驚き、その手に持っていた剣が粉砕された事に恐怖した。

その弾みで魔術迷彩が解け、腰を抜かした姿で出現した。


「さぁて、どうされたい?大人しく捕まるか、抵抗して身体の一部を無くすか──身体の代わりに命を刈り取られるか」


盗賊の首に剣の腹を宛がい、両刃の刃を肩に押し付ける。その弾みで肩がかすかに切れたが、盗賊はそれを気にする間も無く気絶した。


他の盗賊の攻撃に警戒しながら、倒れた盗賊を岩陰に引き摺り込み、鳩尾を力一杯ぶん殴った。これで暫くは目覚めないだろう。

その盗賊をロープで縛り、その場に転がしておく。


「ふぅ………」


溜め息をつくと、再び剣を構えた。そして、研ぎ澄ませた感覚で次々と見えない盗賊を見つけ出し、次々と縛り上げていった。


外見では盗賊を退治しているが、内心はある一つの事柄に関して頭を悩ませていた。


『給料の件、どうやって誤魔化そうかな………』









「あいやー、沢山いるねー」


ウィズ爆弾でファーストストライクを決めた直哉は、次々と盗賊を無力化し、倒れた盗賊達を森林属性魔術により地面に縫い付けつつ、奥からわらわらと溢れてくる盗賊達に溜め息をついた。

地面に縫い付けた盗賊と合わせると、軽く百は越えている気がした。


《あんまり派手にやっちまうとなぁ………崩れちまったらやべーし………》

『片っ端からやるしか無ェだろうな』

「はぁ」


溜め息をつきつつ、腰のベルトから柄を引き抜いた。そして、魔力を纏う。

直哉の左目が紫に輝いたかと思うと、唐突に柄を振り下ろした。


「「「「「?!」」」」」


すると、柄から稲妻の刃──妖刀村正が生える。最近考えた新たな生成法だ。

それを見た盗賊達は、ただただ驚く事しか出来なかった。


「さて、頑張っちゃうよ?」


直哉の一言ではっとした盗賊達は、次の瞬間直哉を見失い──次々と倒れ出した。

直哉が一人一人の元に移動し、一人一人丁寧に斬っているのだ。妖刀村正を電撃重視にして、その足で間合いを詰めているのだが、盗賊達には理解すら出来なかったようだ。


「うわぁぁああ!」


恐怖を植え付けられた数人の盗賊が逃げ出したが、直哉はそれを許さない。


「マグネイド!」


瞬時に雷球を作り出し、それを圧縮し、小さくしていく。それが完全に姿を消した時、空間が歪み、漆黒の闇が顔を覗かせた。


すると──


「あぁっ、うあ、ああぁぁぁ?!」

「ななな、何だこりゃあ!」

「嫌だぁぁぁ!」


──逃げた盗賊と戦意を喪失しなかった盗賊が直哉の前に生じた漆黒の闇に引き寄せられ、盗賊同士がまるで磁石のようにくっ付いた。離れようとしてもびくともせず、身動きを完全に封じられた。


先程取り逃がした盗賊を捕まえる時も、同じ魔術を行使したのだ。


雷球の強制的圧縮で、強力な磁場を発生させ、その力で盗賊達を引き寄せたのである。本来なら磁場に生じる電子の嵐に巻き込まれてひとたまりも無いが、途中で重力に転換し、地面から動けなくしているので、盗賊達は動けなくなるだけで済んでいる。

ゲーム受け売り魔術であるが、なかなか使い勝手が良かった事に驚いた直哉。

そのまま妖刀村正を構え、走り出す。


「ぐぁっ!」

「ぎゃっ!」

「おかあさ──」

「うるせぇ!」

「鬼──」

「だったら盗賊になんかなんなボケ!」


そして、全ての盗賊に斬撃を浴びせ掛けた。


「………ふぅ」


全ての盗賊が動かなくなった事を確認し、そいつ等を蔦でぐるぐるに縛り上げた。その作業を終わらせた後、大きな溜め息をついた。


《粗方退治終了したぞー》

『滅茶苦茶攻撃的な囮だな………』

『寧ろトロイの木馬だよ………』

『とろい?何だそれは』

『気にすんなオッサン』

『そう言われると気になるのが人間と言う生き物さ』

『オッサン、〝元〟が抜けてるぜ』


いつの間にか親しくなっていた二人に気を取られていた直哉だが、少しして、シエルが一言も喋らない事に気付く。

理由は分かっていたので、どう話し掛けるべきかはすぐに判断出来た。


《………大丈夫だよ、シエル。ちょっと痺れさせただけだからさ》

『っ!!』


抱き着かんばかりに喜びを表すシエルに、直哉は安堵した。これでシエルの純情さを守れたと思うと、頑張って良かったと思える自分を見つける事が出来た。


あぁ、良かったと呟き、妖刀村正を引っ込ませて袋にしまう。


「………あれ?」


そして、何か肝心のモノを忘れている事に気付いた。

──忘れた事を思い出すのは、なかなかに至難の業である。思い出そうとする程、記憶の引き出しの奥へと入り込んでしまうのだ。


逆立ちしても側転しても、トリプルアクセルを決めても思い出せず、仕方無しに戻ろうとして、


──カツン


ようやく思い出した。


《そう言えば、盗賊達は魔術迷彩を施されてたな………それに、親玉は魔術を使う奴って言ってたっけ………》


自問自答していると、背後で魔力の流れを感じた。

──魔力を集める前に、その気配を察知していた事は言うまでも無い。


「………」


慌てもせずに魔力を練り上げ、自分の背後に結界を張る。同時に、後ろ側から何かが放たれた。それは結界に直撃し、〝炸裂〟した。その破片が縛り付けられた盗賊の一人を直撃し──


「がっ、あ、あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛………」


──盗賊を溶かした。


「………ほう、我が魔術を防ぐか。どこの馬の骨かと思ったが、少しはやれるようだな」


拍手と共に、溶けた盗賊等元からいなかったかのような口調で紡がれた、直哉に対する称賛の言葉が洞窟内を木霊した。

ゆっくりと振り返ると、そこには二十歳を過ぎた位の男がいた。高めの身長、赤茶色のボサボサな髪、悪くはない整った顔立ち、紫に輝く瞳、所々破けた衣服。外見は粗末だが、その存在感が親玉である事をアピールしている。


欠伸を噛み殺し、直哉は如何にも気だるそうに答えた。


「そりゃどーも。ま、分かってんなら話が早いね」


欠伸の副作用で微妙に潤んだ目で男を睨み付ける。が、それは大した圧力にすらならず、却ってあらぬ方向にベクトルを向けて作用してしまった。


「む………、男だと言うのに、なかなかの上玉じゃあないか。丁度良い、私が召し抱えてやろう」

「訳分かんねぇよ!お前もか、お前もあっちの人なのか?!」

「ククク………威勢の良い犬を飼い慣らすのは、これまたそそるモノがあるな………」


危険な笑いを溢しながら、魔力を集める男。集める魔力はなかなか多く、セリフとは反比例している。


「大丈夫、ちゃあんと治癒魔術で治してやるから………痛いのは最初と〝その次〟だけさ」

「うげ………」


男が本気な事が見て取れ、直哉は鳥肌が立つのを止める事が出来なかった。

そのまま意識を内面に向け、今の会話をシエル達に念で送った。

──嫌なイメージと共に。


《なぁ………こいつだけで良いから、お願いだからぶっ殺しても良いですよって言って?》

『ナオヤ………』

『ご愁傷様………』

『………君は、シエルよりもそっちが──』

『叔父様の馬鹿ぁぁぁぁ!』

『や、待て、シエ──』


そこで念話が途切れた。真っ赤になってブレスレットを投げ付けるシエルを想像し、直哉は苦笑いした。

それをどう勘違いしたのか、男がニヤニヤしながら腕を広げた。


「何だ、戦う気は無いのか………ククッ、従順な犬も良いな………ほぉら、ご主人様が可愛がってやるから──」

「──」


「ぶちっ」と言う音と共に、直哉の精神の枷が音を立てて崩れ去り、心のリミッターが解き放たれた。同時に、直哉を中心に膨大な魔力が渦を巻き、流石の男も警戒を露にした。


「──何だ、この魔力は………」


その魔力に驚きながらも、対抗するように魔力を練り上げる男は、流石としか言い様が無い。今までは戦慄して座り込むような輩しかいなかったからだ。


男が身に纏う魔力も、普通のウィザードに比べたら数十倍のモノだ。

しかし、目の前にはそれを何乗しても足りない程の馬鹿げた魔力を集める〝キレた〟直哉がいた。


「浄化しよう。うん、大丈夫。腕の二つや足の二つ、胴の一つが泣き別れしたって大丈夫。うん、正当防衛。不意討ちしてきたからやむを得ずに反撃した。完璧だ。俺は完全に悪くない。目の前の邪悪を浄化する方が大事。うん、これは他の人々のため。うん。俺悪くない悪くない悪くない」


半ば催眠のように繰り返し、自分を正当化させようとする直哉。身に纏う魔力がどす黒く変色した。


戦闘が始まったのは、直哉の魔力が全てどす黒くなった時だった。

王宮に着いたシエルは騎士団のメンバーと長を加え、コラーシュに報告を入れに行った。他の村人達は客室に案内され、取り敢えず休むようにと言う長の指示に従った。


報告を受けたコラーシュは、苦虫を噛み潰したような顔をして呟いた。


「──成る程………まさか盗賊達が潜んでいたなんて………」

「盗賊達の捕縛には、ナオヤとアリューゼ様が向かっております………今頃は交戦中かもしれませんね」


受け答えをするアイザックは、無駄に優雅に見えてしまう。内容と比較すると浮いているように見えなくも無いが、この際気にしないでおこう。

それを聞いたコラーシュは、安堵と謝罪を込めた溜め息を洩らす。


「ふぅ………、済まない………」

「いえ、貴方様の責任では御座いませんよ。私達も衛兵を雇っておけば………」


長が項垂れ、そのまま倒れ込みそうになるのをアイザックが支えた。アイザックはコラーシュと目配せをし、そのまま長を客室へと連れて行った。


部屋にはコラーシュとシエルの二人だけが残った。何故か気まずい空気が漂っている。

耐え切れなくなったコラーシュが口を開こうとしたが、


「………お父様の──」


シエルに先を越されてしまった。


「──エッチ!!」


そう言い残すと、シエルは全速力で部屋から逃げ出した。


アイザックが部屋に帰ってきた時、そこには真っ白に染まるコラーシュが、まるでオブジェのように佇んでいた。


余談だが、その後コラーシュが立ち直るまでに、軽く見積もって一週間は掛かったそうだ。

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