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第二話 御杯透雄・冒険者ギルドへ行く

 第二話




「ふむ。ここが私が生きていく新しい世界。という訳ですね」


 ブラックホールのようなものに吸い込まれ、転生の間からこの世界へとやってきた私は、軽く辺りを見渡してそう呟きました。


「セレスティアは中世ヨーロッパと言ってましたが、確かにそのような街並みですね。まぁ剣と魔法の世界と言ってた通り、男性は剣を装備してますし、女性は杖を装備してますね。なるほど……魔法の適性は女性の方がある。と見て良いかも知れませんね」


 そして、私はセレスティアから貰ったアイテム服を手にしました。

 すると、脳裏にアイテム袋に入っている中身が浮かんできました。


『アイテム袋・中身』


 ・100000G

 ・鉄の剣×1

 ・鉄の盾×1

 ・ポーション×10

 ・万能調味料×5

 ・世界地図×1


 なるほど。この世界で役に立つものが入っているようです。

 お金が10万Gですか。

 金銭感覚が円と同じならば、ひと月は暮らせる金額ですが……あとで、何か買い物をして相場を知るとしましょう。

 それと、鉄の剣と鉄の盾。

 やはり魔法の適性は女性にあると言う証拠ですね。


 私は早速アイテム袋に手を入れて、鉄の剣と鉄の盾を取り出しました。

 どうやら、アイテム袋の中身を思い浮かべながら手を入れると、望みのものが取り出せるシステムのようですね。


 右手に剣を左手に盾を持った私は、周りを確認した上で軽く剣を振って見ました。


「ふむ……それなりに重みは感じますが、動きが阻害される感じはありませんね。ですが、通常時は邪魔になるのでアイテム袋の中に入れておく方が良いでしょう」


 私はそう呟いたあと、剣と盾をアイテム袋の中にしまい込みました。


「さて。定番ではあるかと思いますが、冒険者ギルドへ行くことにしましょうか」


 見たところ、私が来たこの街は『都会』に近い位置付けにあると思います。

 剣と魔法の世界の定番は冒険者ギルドです。

 ここならばきっと冒険者ギルドもあるでしょう。

 それに、今後のことも考えれば身分証も必要になりますからね。


 そう決めた私は、目の前にあった街並みの地図を確認しました。


「ふむ。やはり冒険者ギルドはありましたね。ここから南へ少し行った所ですね。……なるほどここから北の外れには教会がありますね。セレスティアへの礼拝はここでするのですね」


 こうして主要施設の位置を確認した私は、まずは冒険者ギルドへと向かい歩き出しました。

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