バトルで勝ちたい(6)
「うっし! 効いた!!」
「すげぇ。俺は魔力飛ばせないな……」
ナオヤ君も魔力を飛ばそうとしたけどできない様子。人によってできるできないがあるんだね。
リーダー男がチラリ、とホムラ達を見たので私は慌てて魔力をリーダー男に(周りの空間に)向けて放つ。
あ。これ楽しい。
リーダー男は怒ったように咆哮する。私は人差し指と親指を伸ばして鉄砲の形をつくる。そして――
バンバンっ! もしくはドゥルルル!! という効果音を内心でつけながら魔力の塊を放出しまくる。私の魔力攻撃にリーダー男はその場から動けなくなる。
魔法を使うよりも少ないから、普通の戦いにも使ってみようかな。手軽だ。
「レイカ!! そいつを連れてきてくれ!」
ホムラからの合図があったので、私とナオヤ君がホムラ達の方に向かって走る。すると、リーダー男はついていく。
手をぶらぶらさせて近づいてくるの、操られてる感じがする!
セアサーラちゃんは目を瞑って瞑想している。
「魔法陣に一瞬入れるだけでいいから!」
時々瘴気が飛んでくるから魔力で対抗する。ナオヤ君はそのまま魔法陣を走り抜けて、私はリーダー男の後ろに転移して魔力の塊をぶつけて魔法陣に押し込む。
一歩、リーダー男が魔法陣に足を踏み入れた。
すると、地面から炎の紐が出てきて、リーダー男を拘束する。
……熱そう。これは攻撃にあたらないのかな? ぼうぼう燃えているけど。
ホムラを見ると大丈夫だと言うように手を振ったので、きっと大丈夫なんだろう。
「元に戻ってください、リーダーさん! 浄化っ!!」
セアサーラちゃんの言葉に反応して、魔法陣から光の柱が出る。リーダー男は大きな咆哮をあげた。
かなり耳にくるような声。リーダー男も戦っているのか! 頑張れ!
リーダー男から禍々しい瘴気が出て、光の柱に吸収されていく。その内、出てくる瘴気が無くなり、リーダー男のうめき声も聞こえなくなった。
光の柱が消える。
リーダー男は力を失ったのか、地面にパタリと伏せた。
「あー。終わった」
終わったことを理解すると同時に、力が抜けてへたりとしゃがみこむ。Mリングに目を移すと赤色になっている。
どっと魔力を使いすぎた後遺症が襲いかかる。頭がくらくらして目眩がする。うえっ、気持ち悪い。
『経験値が一定値に達しました。天村麗花がLv9からLv10になりました』
『天村麗花がLv10になりました。魔力値が増加します』
『経験値が一定値に達しました。天村麗花がLv10からLv11になりました』
『強化条件を満たしました。天村麗花にスキル『空間・強』を付与します』
『獲得条件を満たしました。天村麗花にスキル『霊魂』を付与します』
偉大なる創造神エクセラ様の声が響く。その時、少し頭の痛みが収まった。
魔力が増加したからかな? Lv10になったら魔力増加ボーナスあるんだ。それにしても、魔獣相手じゃないのにレベル上がるんだ。
……もしかしたら、汚染魔力も経験値に加算されるのかな? そうだったら、魔獣よりも汚染魔力の方が経験値多い。
『空間・強』ゲットした!! 常日頃から転移をしまくったおかげかな。また検索しよう。
最後の『霊魂』は何かな? んー。よく分からない。
投稿が遅くなり申し訳ありません。
読んでくださりありがとうございます。




