バトルに勝ちたい(4)
腕に魔力を流して力を込め、思いっきりつんつん男の剣を弾く。
「うおっ!!」
つんつん男の体が一瞬傾いたので、私はその隙にケンツェを彼に振り下ろす。峰打ちです!
つんつん男が倒れる。あと3人!
私がリーダー男の方を見ると、防御壁がパキーンと割れるところだった。
リーダー男は焦った顔をしている。どうやら彼らは防御壁があると大丈夫だとイキっていたようだ。もしくは私達が倒したつんつん男とメガネ男が一番強かったとか?
ローブ男が私とナオヤ君に魔法を飛ばす。私は風魔法で相殺し、ナオヤ君は水魔法を使う。
「い、いいだろう。俺が直接お前の相手をしてやる」
リーダー男がついに重い腰を上げ、剣を持って私に切っ先を向ける。ビリビリ……とした殺気のようなものを感じる。
と、思ったら一瞬でリーダー男が私の目の前にきていた。剣が眼前に迫る。『感知(危)』でスレッスレで避ける。
しかし直ぐに追撃がくる。私はバク転しながらそれらを避ける。追い打ちでローブ男から魔法が襲ってくる。ちょっとやばいかも、と思ったらセアサーラちゃんとホムラの魔法が相殺してくれた。
私は体制を立て直し、ケンツェを構える。リーダー男も真面目な顔をして剣を構える。
スキンヘッド男はナオヤ君相手に立ちはだかっている。なんだかさっきと同じような立ち位置。あ、ローブ男はホムラが遠慮なく火だるまにしていた。
私は、正々堂々リーダー男と立ち上がって、もっと力をつけよう!
流石リーダーというのは伊達じゃなく、強い。私は押されている。『強靭』があるからついていけているような状態だ。これがC級冒険者の強さか。
「なかなかやるな」
「そっちこそ! リーダーは伊達じゃないね」
剣が反響し、私達は後ろに飛ぶ。ふー、と息をつく。
地面を蹴って間合いに入るがリーダー男は反応してくる。隙をついてくる剣をまたギリギリで避ける。
そろそろ終わらせたい。魔力も減ってきている。
雰囲気が変わった私を見て、リーダー男は言う。
「お前がその気なら、俺もこの一撃で終わらせてやろう」
私達は剣を各々に構える。リーダー男は正面に、私は少し斜めに。
合図はなく、しかし同時に地面を蹴る。
余韻。そして倒れたのはリーダー男だった。私の頬は切れ血が流れる。
「勝負あり! 勝者はレイカチーム!!」
司会のお姉さんの声が響き、私はナオヤ君がスキンヘッド男を倒していたことを知った。
私はグッと手で拳をつくり、天につきだす。どっと会場が湧いた。
その時だった。
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