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バトルに勝ちたい(3)

「でりゃぁ!」


つり目男が気合を入れて剣を私目掛けて振り下ろす。しかし、私はその場にはいない。剣は空間を斬り裂いただけだ。

私はどこにいるかって? 後ろだよ!

転移でつり目男の真後ろに移動し、男に雷攻撃を当てる。つり目男はばたりと倒れた。

会場が少しどよめいたのが分かる。観客の目には私が高速に移動したように見えたのだろう。

ちなみに、雷攻撃っていうのは、火魔法にちょちょいと手を加えたら使えるようになった。雷属性はないからねー。それにしても転移チート並じゃん。

私が難なく1人倒したからか、他のエキストラボンバーのメンバーはたじろいでいる。

ふっふっ。気をつけるのは私だけでいいのかな? ほら、ナオヤ君はバッサバッサお仲間を斬り捨てているよ? セアサーラちゃんは防御壁の中から風魔法で攻撃、ホムラなんかすっごい火柱を出してバンバン倒している。

2、3人襲ってきたから同じように転移を利用して倒す。

ふと気がついたら敵は5人! リーダー男とつんつん男、スキンヘッド男、ローブ男、メガネ男だ。皆防御壁の中に入っている。ローブ男の防御壁かな?

リーダー男はふんと鼻を鳴らして私達を睨む。


「はっ、こんなもんで勝ったと思うなよ。俺達はまだ本気を出していない!」

「でももう11人倒しちゃった」


リーダー男は私の言葉に顔を怒りで真っ赤にし、拳をプルプルさせる。


「死んでも文句言うなよ」


リーダー男がそう言うと、つんつん男が剣をするりと抜いて私に駆けてきた。怖い顔をしている。

私はケンツェに魔力を注いで長剣に変える。色々模索していたら短剣だけじゃなくて長剣にもなるようになった。ケンツェさん最高。

つんつん男が剣を振り下ろし、私はそれを受け止める。

カキンッ! といい音がして剣が跳ね返る。つんつん男は私が押し返したことに驚いたようだ。

私は『強靭』を持っているから見た目に反して身体能力高いんですよー。


「お前に本物の剣というものを見せてやろう」


つんつん男が何やらそんなことを言って、私を睨んだ。

うーん。別に私は剣使いを目指しているわけじゃないから見なくてもいいんだけどねー。ナオヤ君に教えてもらえば十分。

つんつん男と私は剣を打ち合う。先程の台詞は嘘では無いのか、攻撃の一つ一つが重い。

あー。剣を対人で練習したいと思ったのが間違いだったかも。もうちょっと剣ができない相手にした方が良かった。

ちらり、とナオヤ君の方をみると、あちらはメガネ男と一対一の様子。残り3人は私達の動きを注意深く見ながら、セアサーラちゃんの防御壁に攻撃を続けている。この行為は正しいと言えるだろう。

防御壁について言い忘れていたことがあるんだけど、張れる回数が限られてくるんだよね。1回張って壊れちゃったら、張り直すのにかなり時間がかかってしまう。

セアサーラちゃんとホムラはエキストラボンバーの防御壁に攻撃をバンバンしている。

あ、やべ。私はひゅっと体を下げる。頭スレスレに剣が通りすぎる。怖。

油断禁物! ってやつだねぇ。私の場合『完治(危)』があるから体が勝手に動いてくれるんだけど。

結構つんつん男に手間取ってしまってるな。

言い訳させて。実は私、スキルを沢山持っているけどいきなりグイッと強くなったわけではないからさぁー。

あ、ナオヤ君がメガネ男を倒した。流石。彼はエキストラボンバーの防御壁を壊すために動く。

私もつんつん男を倒さないと!

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