バトルに勝ちたい(1)
あっという間にバトル当日になりました! 私はケンツェに慣れたり、セアサーラちゃんはホウセに慣れたり、ナオヤ君は『剣』に慣れたり、ホムラはサポートをしてくれたりしたらあっという間だった。
今、私達はバトルの会場である闘技場に来ている。結構人がいる。こういう戦いは、娯楽にあたるらしい。
「だ、大丈夫でしょうか……」
「大丈夫だって。アイツらがC級だとしても、私達は強くなったし! 実力の確認にもなるしね」
「ああ、俺達のレベルがどれだけ通じるのか知りたい」
「結構通じると思うよ? 最近の冒険者は質が悪いらしいし」
へー。冒険者の質悪いんだ。なんでだろう?
とりあえず、今はバトルに集中しよう。勝ったら、冒険者のランクアップ……。私達はまだ冒険者ではないから、冒険者認定してもらえるかも。
これは勝つしかない! チャンスなんだ!
闘技場の中に入って、受付で説明を受ける。
そこでやってきたのは、あのエキストラボンバーだ。
「おお? 怯えてしっぽ巻いて逃げなかったことは褒めてやろう」
私は何も見なかったこと聞かなかったことにして、説明だけに耳を傾ける。
死ぬまで相手を攻撃することは禁止。だけど、不可抗力で死ぬこともあるらしい。その場合、罪には問われない。
大怪我して後遺症が残っても、ギルドは一切責任を負わない。また、バトルの相手も責任を負わない。
負けたら負けたヤツが悪い、ということらしい。バトルとはそういうものだって。
セアサーラちゃんがいるし、怪我をしても直ぐに治してもらえるから大丈夫だろうけど、気をつけよう。私は『完治』と『痛覚無効』で平気なんだけどね。
「おい、シカトするんじゃねぇよ!!」
リーダー男が私の肩を掴もうとするが、その手をホムラが握る。
「レイカに触れないでもらえる?」
リーダー男はちっと舌打ちをして、手を引っ込めた。
「待っておけよ。バトルでお前達を躾し直してやるからな」
そして捨て台詞を吐いて去っていった。
……なんだったんだ、あいつは。
「あいつらには負けたくないなー」
私の言葉にうんうんと皆が頷いた。
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