新たな仲間と強くなりたい(6)
ミッション概要エリアで少しの間話し合ったりして、ギルドを出ようとした時。
「あーあー、そこの嬢ちゃん達。ここは子供だけで来る場所じゃないからさっさと帰って母ちゃんに甘えときな」
「なんなら、俺らが可愛がってあげようか?」
ニヤニヤしながら私達の前に5人ほどの男が立ち塞がった。
やけにハデハデとした装備をしていて、痛々しい。下世話な笑い声は超絶不快。
それに、私の前で「母さん」の話をしないで欲しい。セアサーラちゃんにとっても、母という存在は好むものじゃないだろう。
「私達は既に成人をしていますが」
そう言ってMリングを見せるが、男達は目もくれない。
「男はいらねぇな。この嬢ちゃんは可愛い顔をしているが……」
リーダーらしき男が話を止め、その視線を私の胸元へやる。
少し憐れむような顔をしてから、その視線がセアサーラちゃんに移る。
おい、お前…………。
お前…………っ!
失礼じゃないか!? 確かにそこまで大きくないけど、失礼じゃないか!?
「ねえねえ金髪の嬢ちゃん、俺達といいことしない?」
王道のような言葉を吐きながら髪の毛を無駄につんつんさせた男がセアサーラちゃんの腕を掴もうとする。が、私はその手を途中で抑える。
「彼女は私の仲間だ。手を出したら許さない」
「は? 偉そうにしやがって……」
つんつん男の腕を少し強く握る。『強靱』は常時発動だから、少し強くしただけでめっちゃ痛くなるだろう。
現に、つんつん男は顔を歪ませた。
「こんの……クソアマが!」
そう言って、スキンヘッドの男が手を振りかぶった。私は軽く払おうとしたけど、シュッとホムラが前に出る。
ホムラはスキンヘッド男の手を軽く掴み、相手の足を払った。スキンヘッド男は床に倒れる。
「グッ……何すんだよガキが!」
「レイカに手を出したら殺すよ?」
そう言いながら、ホムラはスキンヘッド男の頭を踏む。あら。ホムラってまさか……。
確かに性格そんな感じなとこあるけど。
でも守ってくれる男性ってかっこいい。ホムラは子供のような見た目だけど、かっこいい。
あ、ちなみにもう1人の男の子ナオヤ君は、セアサーラちゃんを守っていた。あら。お姫様を守るナイトって感じ。
「お前ら……俺達に手を出して許されると思うなよ!? 俺らはなあ、C級冒険者パーティーの『エキストラボンバー』だぞ!」
私の手を払って、己の手を擦りながら私を睨むリーダー男。その時、私はサラリと零してしまった。
「ネーミングセンスダサっ」
「は?」
動きを止める男達。だって、エキストラボンバーだよ? ダサすぎない? 厨二の子でももっといい名前付けれるよ。
私達のパーティー名は何にしようかな……。
「きっさま……!」
リーダー男が拳を握ってプルプル震える。顔は真っ赤。
血管破裂しちゃいそうだよー。血圧高くなるよー。
私はふんと鼻を鳴らしてリーダー男を睨む。エキストラボンバー達も私を睨む。
今にも戦いを始めそうな私達を見てか、慌ててギルドのお姉さん達が私達の間に入ってきた。




