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新たな仲間と強くなりたい(3)


作戦会議は続く。


「魔導大会はいつあるの?」

「5ヶ月後にある」


5ヶ月もあれば、結構強くなれそう。私、5日目でまあまあ強くなっているもの。


「強くなるには迷宮に潜るのが手っ取り早いかな。みんなのレベルはどのくらいなの? 私は、レベル6だよ」

「俺はレベル11」

「わたくしは……レベル上げはしていないので……。あ、ですが、治癒魔法は使えます!」

「――セアサーラとナオヤには言っておくべきだな。実は僕、精霊なんだ」


ホムラの言葉に、2人はぽかんとした。急だったし、驚いたんだろうね。

そりゃ驚くと思うよ。


「レイカの契約精霊。だけど、普通に接してくれたら嬉しい」

「……えっ、凄いです! ホムラさんは精霊だったのですね!」

「俺、初めて精霊に会うよ」


セアサーラちゃんとナオヤ君は嬉しそうに話す。ホムラは少し目を見開いた。


「……ありがとう」


そして、ふわりと微笑んだ。ホムラ、嬉しそうだね。私も嬉しいよ!



「5ヶ月で強くなるには、とにかく頑張らないとね!」

「抽象的だな」

「ぐっ。じゃあホムラはどうしたらいいと思うの?」

「まず、基本的な身体能力をつけるべきだ。身体能力、魔法能力の2つを同時進行で極め、スキルを手に入れる。魔導大会で優勝する並の力を手に入れるのだったら、強化スキル、覚醒スキルをいくつか持っておくべきだな。あと、装備も良い付与効果があるものを完備する必要がある」


……めっちゃ具体的。私とは大違い。

ナオヤ君は、なんか目をキラキラさせてホムラを見ているんだけど。「師匠!」って言い出しそう。

私、覚醒スキル2個持ってる。まだまだ集めたいね!


「身体能力、魔法能力ですか……」

「身体能力を上げるなら、『身体強化』は必要だね。魔法能力なら、『魔力操作』かな? 属性別のスキルもいいと思う。得意の魔法は作るべきかな」


私がそういうと、セアサーラちゃんとナオヤ君は、へぇーといいながら頷いた。嬉しい反応。先生になった気分です。


「みんなの得意な事は?」

「先程言った通り、わたくしは治癒魔法が得意です。逆にそれ以外は……」

「俺は剣が得意。剣神様には天と地ほどの差があるが……」

「僕は火魔法が得意だよ。一応覚醒スキル持ってるし」


初耳。ホムラ、『火魔法』の覚醒スキルを持っているんだ!!

えーっと、みんなの得意なことを活かせるようにしていきたいからね……。

セアサーラちゃんは後方支援、ナオヤ君は前線、ホムラは魔法が得意なら後方支援かな。私は……前線? 怪我してもすぐ治るしね。


「セアサーラちゃんは、光属性持ちってことだよね? 光属性って、治癒の他にできることあったりする?」

「光属性特有の防御壁を張れる、とは聞いたことがありますが……」


防御魔法。極めたら強くなれそうなスキルだよね。防御もできるし、使い方によっては攻撃も出来そう。

『聖女』では、魔力・体力の向上もできるらしいから、何かのスキルでできるのかもしれない。

あー。スキルを知らなかったら調べようがない。


「レイカは何が得意なんだ?」


ナオヤ君からの質問。

……うーん。悩みどころだね。よく使うのは火魔法と風魔法だけど、転移でシュバって倒すのも割と得意になったからなー。

新しいスキルで、『強靭』を獲得したし、これを活用したら前線でもバンバン戦えるだろう。コツはいるかもしれないけど。


「魔法は得意だよ。でも、前線で戦える。任せてくれたまえ」


胸を叩くと、微笑ましげに見られてしまった。解せぬ。


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