表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/72

もっとお金を稼ぎたい(5)


結果発表!

私の惨敗! ホムラは両手で抱えられる位の薬草を刈ってくれましたー!

対して私は、片手で持てるくらいの量。ホムラの2分の1。わーん。

全部魔袋に入れました。直接入れるとバラバラになって取り出すの大変かなと思ったので、束にして糸で括った。

薬草を採る途中で、何匹(魔物の個体数の数え方って匹で合ってるのかな?)かの魔物を倒した。魔物は1層と同じ敵――ナメとかスライムやら、2層特有そうな植物お化けがいた。

植物お化けさー、めっちゃビビった。魔力を感じるから「薬草だー」って走っていったら、急に動いてバクって私を食べようとしたんだよ! 怖っ、て叫んでもた。

近づこうとして、何か嫌な雰囲気がしたから、バッと後ろに飛び跳ねたのが良かった。うん。食べられなくて良かった。歯がギザギザで痛そうだったもの。

バッと飛び跳ねたおかげか、スキルを獲得しましたー。

その名も『危機感知』! 感知系スキルです。検索結果はこちら。


『危機感知』危機の感知ができる。しかし、感知にかからない場合もある。

〈獲得条件〉危機の察知


飛び跳ねが危機を感知したことになったんだね。確かにいやーな気がしたから避けたけど。

とにかくやったべ!

そういえば、植物お化けは魔石じゃなくて薬草になった。薬草が化けたやつが植物お化けなのかなー。

言っておきますと、植物お化けの正式名称は「植化け」らしいです。ほとんど私のネーミングと一緒。

割と薬草が集まったので、そろそろ迷宮を出ようかな。

ケンパトを取り出して地図を見る。

おー。ちょっと広くなってる。今日は探索メインにしてなかったからまあこんなもんかな。

そうだ。『暗記』で覚えている階段の場所メモしておこう。


「あ、そういえばさ、2層にも転移陣ってあるの?」

「2層以降は階段のみにあったと思うが……」


階段に向かいます。階段のどこに転移陣があるのかなーとキョロキョロ見渡す。

お、らしきものあった。

んじゃ、転移陣で戻りまーす。




ビガストギルドなう。

とりあえずミッション要項の隣の受付に向かう。


「ミッションクリアの報告ですか?」

「はい」


受付の青年にそう尋ねられたので頷く。左手でごそごそ魔袋を漁りながら。


「では、素材等があれば見せてください」


魔袋から薬草の束を取り出す。いーち、にー、さーん……。

15束ありましたー。すごいわホムラ。結構稼げたんじゃない?

ああ、忘れてはならないガエルの魔石。出しておく。

クリアした内容言った方がわかりやすいかな。


「E級ミッションの、ガエルの魔石と薬草です」

「確認させていただきます」


青年は私が取り出したものを見て少し目を見開いた。しかし直ぐに戻り、奥の方へ行き鑑定士らしきおじさんを連れてくる。

おじさんは虫眼鏡らしきものを目に当てて、薬草と魔石を見た。


「――ガエルの魔石5つに、フーラ草とヒーラ草。合計で約1キロ」


凄い。見るだけでそんなのわかるんだ。スキルかな?


「かなりの量だな。初心者にしてはなかなかだぞ、嬢ちゃん」


おじさんが豪快に笑いながら私にそう言う。私はニコリと笑ってお礼を言った。

ホムラは初心者と言うにはまあ……微妙なところだけど、私は完全に初心者!

これは報酬にも期待できそうだ。


「報酬の前に、ミッションクリアの情報を付与しますね。ミッションカードをお持ちですか?」


ミッションカードね……。あったあった。

青年にカードを渡す。青年はそれを受け取り、そばにあった機会に差し込んだ。

おー。クレジットカードでお金を払う時みたいな感じだ。これだけで情報を入れられるなんて、魔導具様々。

ミッションカードを返してもらう。

ドキドキ。報酬の報告かな?


「ミッション報酬は、銀貨6枚となります」


まじかー! 6枚!急に金持ちになる!

金持ちまではいかんか。でもご飯は余裕で食べれそう。ファンタジー服も一着は買えるんじゃない? まだ買わないけど。

そうだねー。やっぱりかっこいい武器が欲しいな。

そういえばこれ、ミッションの報酬だからプラスで貰える! もっとお金が増える!


「ここで素材と貨幣を交換されますか?」

「よろしくお願いします」

「では……。合計して銀貨9枚と銅貨30枚ですね」


フォー! めっちゃ増えた! もう無一文ではないでしょうこれ!

ホムラを見て、やったね! と目線で送る。するとホムラも、そうだな、と返してくれた。

ありがとうございます、と言いながらいそいそとお金を魔袋に入れる。

ギルドを出て、思わずガッツポーズ。


「これでご飯食べれるよ!」


ホムラにハイタッチを求める。すると、彼はため息をつきながらも優しい笑顔で手を出してくれた。

パチンっ、と明るい音を立てる。

気分向上!

早速ご飯にしよう!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ