もっとお金を稼ぎたい(4)
まず、緑なのよ。今まで暗い色ばっかだったけど、ここは緑なのよ。
植物わんさかで自然いっぱい! そういえば2層は、緑の層だっけ? これは緑だ。
植物の中でも背が高いものだらけのエリアも。ガサガサとかき分けていったら魔物と遭遇してしまうかも。対処法を考えてから行かないとな……あそこは。
よし。薬草探しをしよう!
薬草ってどんな見た目だ! ホムラを見ると、私が何も聞かなくても答えてくれた。
ホムラ……あなたはなんてできる子なの!
「魔力を含んだ植物を探せば簡単だ。魔力を感じるには、『魔力感知』が必要なんだけど……レイカ、持ってる?」
「持ってない。ちょっと調べてみる」
『魔力感知』とは何ぞ? と思い、ケンパトで調べる。
その前に階段の真ん前にいたら誰かに遭遇するかもしれないし、植物の陰に隠れる。
「まりょくかんち」だっけ。
『魔力感知』魔力の感知ができる。しかし、感知にかからない場合もある。
〈獲得条件〉『魔力操作』持ち、相手の魔力を感知する
ほほう。魔力の感知ができたら、魔物の場所とかもわかったりするのかな? 是非とも持っておきたい。
この内容をホムラに伝える。
「じゃあ僕が魔力を出して、レイカが感知できたらいいってことか」
多分そゆこと。こくりと頷く。
ホムラは目を瞑って、少し上を向いた。
魔力を出してくれているのかな?
むむ……。魔力を感じろ……。むむむ……。
…………。
はっ、何か暖かい! 空気が暖かいような気がする!
『獲得条件を満たしました。天村麗花にスキル『魔力感知』を付与します』
キタキタ! スキル! 報告じゃ。
「そうか、良かったな」
ホムラは笑って頷いてくれた。私はホムラにグッジョブサインを送る。
早速スキル発動! 『魔力感知』!
ほぉ……。感じるような……感じないような……。微妙。
あ、でも、ホムラから赤いオーラが出ているのは見える! 何かかっこいい。
「ホムラから赤いオーラ出てるよ」
「基本僕は火属性を使うからな」
火属性は赤なのですか。水属性は青かな。地属性は茶色で、風属性は灰色、光属性は黄色、闇属性は黒色のイメージ。風は分からないけど。白かもしれない。
じゃあ私は何属性?
「私からオーラ出てる?」
「……いや、見えないよ」
「何故!?」
私魔力あるよー。感知されないってどういうことー。主に使う属性がオーラなんだったら、火属性か風属性のどっちかだと思ったんだけど。
なぜだっ、なぜだっ、なぜだー。
……ちょっとリズムに乗ってしまいました。なんかちょっと音楽が恋しくなり。
いや、そんなこと今はどうでもいい。
「幽霊だからなのかなーやっぱり。普通の人とは違うのかも」
「そうかもな……。異例だから他の者は対応できないのかもしれない」
グサッ。異例って言われ方ちょっとくるわー。本当だけど。
ま、まあ。魔力が感知されないということは、相手からも気づかれにくいということだし。良い事だ。うん。
薬草探しに集中しよう!
このスキルは常時発動できるっぽいけど、常備していると身体がだるくなってきたので、常時発動やめました。
お、あの草から魔力を感じる! 見た目落書きの時にぺぺって描くような、そこら辺に生えている草だけど、薬草なんだ。
サクッと風魔法で刈り取る。ホムラも手伝ってくれている。ホムラの方が見つけるスピード早いし、刈っている量の差が……私、力不足である。
負けないぞー! ジャンじゃか刈ってやれ!
勝手に闘志を燃やしながら、私達は薬草刈りに励んだ。




