表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/72

レベルを上げたい(2)


パチッと目を開けたら、眼前にホムラの顔があって叫びそうになった。

だって近いんだもん!


「大丈夫か、レイカ? うなされていたんだが……嫌な夢でも見たのか?」

「うーん、夢?」


ホムラに言われて思い出そうとするも、夢の内容がまるでモヤがかかったかのように思い出せない。

……だけど、絶対に地球に行って妹に会うということは、心に刻まれている。

家族の夢でも見てたのかな?


「大丈夫。心配してくれてありがとう、ホムラ」


ホムラはぷいと横を向いた。その横顔が少し赤くなっている。

……何だこの反応。可愛い。

じっとホムラを見ていたら、ホムラが実体化をして、何やらガサガサしている。

私も実体化をして、ホムラに尋ねた。


「何をしてるの?」

「レイカに渡したい物があって」


ホムラが私に、ホムラの瞳の色と同じオレンジ色の宝石を渡す。

光に反射してキラリと輝いている。すごく綺麗で素敵。


「え、私が貰っていいの?」

「ああ。逆にレイカじゃないとダメだ。これは、いわば僕の居場所でもある。姿を隠したい時にこれに入ることができるんだ。いわば精霊の我が家みたいなもの。だから契約主のレイカに」


めっちゃ重要役に任命されました。命にかけてもこの宝石を守り抜いてみせます。


「宝石の名前は?」

「ない。レイカが自由に付けて」


宝石の名前付け係に任命されました。素晴らしい名前を付けたいと思います。

だけど私にネーミングセンスあるのかな……。

ホムラにちなんで付けたい。ホムラって、炎っていうイメージ。炎……火炎? まんまだ。

炎……ファイアー! 嫌だ。ダサい。ホムラとファイアを合わせてホア。なんかなぁー。

あー。私にネーミングセンスないかもー。

……お? なんかふっと頭の中に良い言葉が出てきたぞ!

ホムラを炎と置き、私の名と合わせる。



「炎花、ってどう? ホムラと私の名をちなんでみたんだけど」

「良いじゃないか! 気に入ったぞ」


良かったー。いい名前がつけれて。ホムラも喜んでくれてるみたいだし。

私は伸びをして、ほいっと立ち上がる。そして、ホムラから貰った宝石――炎花を太陽にかざす。

んー。どうやって保管しよう。絶対に守れる場所がいいもんね。ネックレスにするとか? それだったら腐り付けないと。どうやって鎖を付けよう?

無理矢理穴を空けて壊したくないし。


「ねえホムラ。炎花をネックレスにしたいんだけど……。穴を空けずに鎖って付けれるかな?」

「穴なら空けれるぞ」


ホムラが炎花に指を突き刺すと、炎花の上部に穴が空いた。

わお。穴が空いた。

じゃあ鎖はどうしよう? 買った方がいいのかな……。


「鎖は難しいが糸なら作れるぞ?」


ホムラからの提案。糸でいい! って糸作れるの!? すごい手間かかりそう。


「時間かからない?」

「1から作ったら時間はかかるが固体魔法で作れるだろう?」


固体魔法とかあるんすか。調べよ。ちらちら周りを見て誰も見てないことを確認。そして「こたいまほう」っと。


【固体魔法】魔力を放出する際、直ぐに消えるものでなく固体として保存する魔法。


……つまり、魔力を固体として残すってことかな? じゃあ魔法で何か作れるってこと?

目を閉じて糸のイメージを頭の中に浮かべる。細いのがいいな……。黄色の。

だいたいのイメージがついたら、魔力操作で魔力を固める。

糸になれー。糸よ出てこいー。

すると手の中で糸っぽい感触が。

目を開けると、正に思い浮かんだような糸を手で握っていた。

すげー。魔法すげー。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ