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はぐれ精霊(6)


「ところでレイカ。聞いておきたいことなどはないか?」

「ん? いっぱいある」


ホムラ君――改めてホムラが私にそう尋ねる。私は速攻で頷いた。

聞きたいこと、たっくさん。検索では調べきれないからね。


「まず、ここってなんて国?」

「ユーレイト王国。人間界で一番人口が多い国でもある。農業が盛んで、比較的明るい国だ」


ユーレイト王国って言うんだ。しっかりと覚えておこう。明るい国って良いねー。住んでいる人達が明るいって事なのかな? お話するの楽しみ。

んー。次に聞きたいのはやっぱこれか。


「固有スキルって、珍しいものなの?」

「は?」


ホムラが私を見て、ぽかんとした表情になる。まるっきり予想外な質問がきたような顔だ。


「もしかして、レイカ、固有スキル持ってたりする?」

「え、持ってたらヤバいやつだったりする?」


質問を質問で返す。


「ヤバいやつって……まあ言っちゃそうなんだけど」

「まじっすか」


偉大なる創造神エクセラ様は、結構ヤバいスキルをくれたらしいです。


「この世界で固有スキルを持っているのは、12人だったかな?」

「まじっすか」


この世界の13人目になってしまったらしいです。13ってなんか不吉!


「レイカ、固有スキル持ってるなら、内緒にしといた方がいいよ。これ、ほんとに。バレたらめんどくさい事になる」

「まじっすか」


めんどくさいことって何!? 怖いんだけど! 絶対隠す!


「どんなスキルなの?」

「えーっと、『検索』って言って、単語とかスキルとか調べられるんだ。ケンパトで」

「ケンパト?」


ホムラがなにそれって顔をしたから、私はケンパトを出す。

じゃじゃーんと見せても、余計変な顔をされた。


「あ、ごめん。スキルって自分にしか見えないんだった」

「そういうものだからね……。見えたら余計危ないよ」


見えなくて良かった、ホムラはほっと安堵の息を吐く。


「調べて、どんな感じに出てくるの?」

「言葉で説明が書かれているんだ。ちょっと待って、一個調べてみる。『契約』でいっか」


ケンパトに「けいやく」と打つ。


『契約』強い結び付きを得る。契約相手の居場所がぼんやりと把握できる。また、契約相手に魔力を与えることもできる。

〈獲得条件〉契約を結ぶ


これを読み上げる。


「獲得条件まで分かるの!?」

「うん。楽でしょ!」

「楽だけど……そんなお気楽な事じゃないよこれ! 大問題!」


ホムラは手で頭を抱えた。


「スキルの獲得条件は、誰もが知りたいものなんだ。だってこれが分かったら、すぐに手に入れることもできるじゃない。今でも世界中の権力者達はスキルの獲得条件を求めている」

「まじっすか」


めんどくさいこと、がどのようなことかぼんやりわかってきた。

この世界って、お城があったし君主制とかそんな世界でしょ? お貴族様とかそういうえらーい人が、私のスキルを求めて色々命令してくるとか! 私平民じゃん! 逆らえねーよ!

絶対逆らうけど。


「レイカ。このことは僕と君だけの秘密だよ。そしてこのスキルは人前で使わないでね」

「了解」


ピシッと敬礼。ホムラはため息をついた。


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