不死身の少女を殺す話
もみじの木の下で愛を誓い合ったふたりは、末永く結ばれるという逸話があった。
ある日、男子高校生・古津正語(ふるつしょうご)は、同級生の西島ふじみに呼び出される。
「どうか私を殺してください」
だがそれは愛の告白ではなく、どう聞いても殺害の依頼でしかなかった。
殺人なんてできないと断る正語だが、ふじみは自身が【不死身の化物】だと言う。
その証拠として自身の手を刃物で傷つけ、瞬く間のうちに治してみせる。
西島ふじみが嘘をついていないこと、本気で殺されたがっていることに気づいた。
なぜなら古津正語は【騙り部】――嘘を見抜ける能力を持った一族の生まれだから。
それでも殺すことができないと伝えると、西島ふじみは別の依頼を提案してきた。
その依頼とは、街で噂となっている怪しい存在【都市伝説】を検証していくことだった。
西島ふじみの目的とは、いったいなんなのか?
古津正語は、騙り部として彼女にどんな最期を与えるのか?
第13回小学館ライトノベル大賞(ガガガ文庫)1次選考通過作品
第10回ネット小説大賞 1次選考通過作品
※カクヨムにも掲載しています
ある日、男子高校生・古津正語(ふるつしょうご)は、同級生の西島ふじみに呼び出される。
「どうか私を殺してください」
だがそれは愛の告白ではなく、どう聞いても殺害の依頼でしかなかった。
殺人なんてできないと断る正語だが、ふじみは自身が【不死身の化物】だと言う。
その証拠として自身の手を刃物で傷つけ、瞬く間のうちに治してみせる。
西島ふじみが嘘をついていないこと、本気で殺されたがっていることに気づいた。
なぜなら古津正語は【騙り部】――嘘を見抜ける能力を持った一族の生まれだから。
それでも殺すことができないと伝えると、西島ふじみは別の依頼を提案してきた。
その依頼とは、街で噂となっている怪しい存在【都市伝説】を検証していくことだった。
西島ふじみの目的とは、いったいなんなのか?
古津正語は、騙り部として彼女にどんな最期を与えるのか?
第13回小学館ライトノベル大賞(ガガガ文庫)1次選考通過作品
第10回ネット小説大賞 1次選考通過作品
※カクヨムにも掲載しています
プロローグ
はじまりはじまり
2021/04/10 21:42
死がふたりを分かつまで
2021/04/19 22:49
第一章【0番街の怪人】
深夜の散歩
2021/04/19 23:09
0の扉
2021/04/19 23:45
謎の店主
2021/04/20 18:13
勝負
2021/04/20 18:25
奪われた記憶
2021/04/20 18:37
癒えた傷
2021/04/20 19:01
昔話
2021/04/20 19:19
決着
2021/04/20 19:41
第二章【さつき野めい子さん】
新たな依頼
2021/04/20 20:06
雨天決行
2021/04/20 20:26
家族の食卓
2021/04/20 20:39
邂逅
2021/04/20 20:59
正体
2021/04/20 21:18
いつか晴れた日に
2021/04/20 21:20
第三章【ゴーストライター】
取材
2021/04/20 21:54
代案
2021/04/21 20:08
山中
2021/04/21 20:20
思い出
2021/04/21 20:44
真実
2021/04/21 21:39
最終章【不死身のふじみ】
あーん
2021/04/21 22:04
口上
2021/04/21 23:00
もみじの木の下には
2021/04/21 23:13
めでたしめでたし
2021/04/21 23:27