表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

128/141

16 合流へ

「ジラルド様、捕まって下さい」

「えっ」


 リーネが俺に近づいて来た。


「えいっ」


 可愛らしい掛け声とともに抱き着いてくるリーネ。


「ど、どうした?」

「【フライト】ぉっ!」


 飛行魔法だった。


 恥ずかしいのか、顔を真っ赤にしている。


「あ、歩くより、こっちの方が速いですから――」


 言いながら、さらに顔を赤くするリーネ。


「……ああ、助かる」


 彼女の飛行魔法はかなりの速度で、この空間内を縦横に飛び回る。


「どこだ……」


 俺は目を凝らしてソフィアの姿を探した。

 いくら転移神術といっても、そう遠くには行っていない気がする。

 その読み通り、


「見つけた!」


 おそらく三キロ程度先だろう。


 そこに銀髪の女の姿がかすかに見える。

 こんな空間にただの人間がいるとは思えないし、まず間違いなくソフィアだろう。


「このまま真っすぐ飛んでくれ、リーネ」

「了解ですわ!」




 飛行魔法であっという間に三キロの道のりを進み、俺たちはその場に降り立った。


「ジラルドさん……!」


 驚いたように振り返るソフィア。

 その前には数百体の聖獣がいた。


 いくらなんでもソフィアがこの数を相手にするのは無理だろう。


「敵に襲われようとしていたんだな。間に合ってよかった」

「いえ、その……」


 ソフィアが俺を見つめる。


「すでに、襲われていました」

「えっ」

「堕天使の方は倒すことができたんですが、その後に出てきた聖獣は数が多くて――」

「君が、堕天使を倒した……?」


 一体、どういうことだ?

 疑問に思ったとたん、


 ボウッ!


 ソフィアの周囲から赤いオーラが沸き上がった。


「こ、これは――」


 驚く俺。


 間違いない。

 このオーラは、俺と同じ――。


『紅蓮の闘気』だ。

【お知らせ】

本作の書籍版2巻の発売が決定しました! これも買ってくださった読者の方々のおかげです。本当にありがとうございます……!

2巻発売時期に合わせ、また連続更新をしていく予定なので、再開まで今しばらくお待ちいただけましたら幸いですm(__)m


【読んでくださった方へのお願い】

ページ下部にある『ポイントを入れて作者を応援しましょう!』のところにある

☆☆☆☆☆をポチっと押すことで

★★★★★になり評価されます!

「面白かった!」「続きが読みたい!」「作者がんばれ!」

と思っていただけましたら、ぜひポチポチっとしていただけましたら励みになります!

「面白くなかった!」

ときは(ごめんなさい……)★1でも結構ですので、ポチっとしていただけると嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑の☆☆☆☆☆評価欄↑をポチっと押して

★★★★★にしていただけると作者への応援となります!


執筆の励みになりますので、ぜひよろしくお願いします!



▼こっちの新作もぜひ!▼

実家を二度追放された俺、弱小国に拾われて無双の英雄となる。
【スキル鑑定・極】が発現して、騎士や魔法使いたちの能力を片っ端から底上げしてたら、いつのまにか世界最強国家になっていたようです。




▼書籍版2巻、11/2発売です!▼

ブラック国家を追放されたけど【全自動・英霊召喚】があるから何も困らない。
jdyu5w8o6t2ae4b1hjwslwuver50_18a6_1d0_1xo_1o9ld.jpg
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ