表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒き剣帝 元最強のアラフォー全盛期を取り戻して無双ハーレム  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第12章 異空間の決戦

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

123/141

11 成長の証

「はあああああっ!」


 気合い一閃、アルジェラーナがすさまじいスピードで駆けだした。


「あれは――」


 彼女の背後から青い光の粒子が吹き出している。


 ミリエラが得意としている『魔力放出による加速術』の原型だ。


 こうして間近で見るのは何十年ぶりだろうか。


「あたしだって!」


 と、ミリエラが同じように青い光の粒子を噴き出して加速する。

 二人は並走しながらゴルゴーンに向かった。


「エルフの魔法剣士が二人、ですか」


 ゴルゴーンがスッと目を細める。

 その目が怪しい輝きを放つ。


 またさっきの石化眼を使う気か!?


「アルジェラーナ!」

「わかっておる! 『リアクトⅦ』!」


 ふたたび、さっきと同じ防御魔術を発動する『青の魔女』。

 だが――、


「【聖獣召喚(ト・ルード)】」


 ゴルゴーンはニヤリと笑った。


「何っ……!?」


 一瞬の隙、だった。

 アルジェラーナたちの背後に巨大な蛇が出現する。


 聖獣を召喚したか!


 ゴルゴーンの瞳が光ったのは、単なるフェイント。

 石化の眼を使うと見せかけて、彼女が発動したのは召喚術だったのだろう。


 第一階位堕天使ともあろう者が、意外に小ずるい手を使ってくる――。


「石化だけが私の戦術ではありませんよ!」


 ゴルゴ―ンが笑う。

 先に防御術を展開していたアルジェラーナは次の魔法が間に合わない。


「このっ! 『鳳雷覇導(ほうらいはどう)』」


 リーネが攻撃魔法を放つが、巨大蛇の表皮に弾かれた。

 どうやら強い魔法耐性を備えているらしい。


「『ルーンソード』!」


 その瞬間、ミリエラが輝く剣を振るった。

 自らの魔力を刃に込めて敵を切り裂く術――いわゆる『魔法剣』だ。


 ざんっ!


 青く輝く斬撃が巨大な蛇を一撃で切り裂いた。

 魔法耐性を備えた蛇も、魔法と斬撃の特性を併せ持った攻撃には耐えられなかったらしい。


「こ、この小娘――」



 驚きの声を上げるゴルゴーン。


 魔法剣の威力は術者の魔力の大きさに依存する。

 それだけミリエラの魔力が大きい、ということだろう。


 第一階位堕天使を驚かせるほどに――。


「あたしだって、ジラルドさんやお姉さまに守られてばかりじゃない! 成長してるんだ!」


 魔力で輝く剣を構え、ミリエラが叫んだ。


「でかしたぞ、ミリエラ!」


 アルジェラーナが剣を捨て、杖を構える。


「ここまで魔力が上がっているとは、な。わらわは魔法主体に切り替え、リーネとともに攻める。剣を使った攻撃はお主がやれ」

「了解だよ、お姉さま」

「反撃開始だ――」


 アルジェラーナが不敵に笑った。

【お知らせ】

本作の書籍版1巻が発売中です!

∴先生の素敵かわいいイラストや書下ろしエピソードを収録しています!

下部の表紙イラストをクリックすると公式ページに飛べますので、ぜひ!


【読んでくださった方へのお願い】

ページ下部にある『ポイントを入れて作者を応援しましょう!』のところにある

☆☆☆☆☆をポチっと押すことで

★★★★★になり評価されます!

「面白かった!」「続きが読みたい!」「作者がんばれ!」

と思っていただけましたら、ぜひポチポチっとしていただけましたら励みになります!

「面白くなかった!」

ときは(ごめんなさい……)★1でも結構ですので、ポチっとしていただけると嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑の☆☆☆☆☆評価欄↑をポチっと押して

★★★★★にしていただけると作者への応援となります!


執筆の励みになりますので、ぜひよろしくお願いします!



▼こっちの新作もぜひ!▼

実家を二度追放された俺、弱小国に拾われて無双の英雄となる。
【スキル鑑定・極】が発現して、騎士や魔法使いたちの能力を片っ端から底上げしてたら、いつのまにか世界最強国家になっていたようです。




▼書籍版2巻、11/2発売です!▼

ブラック国家を追放されたけど【全自動・英霊召喚】があるから何も困らない。
jdyu5w8o6t2ae4b1hjwslwuver50_18a6_1d0_1xo_1o9ld.jpg
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ