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黒き剣帝 元最強のアラフォー全盛期を取り戻して無双ハーレム  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第12章 異空間の決戦

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8 第一階位堕天使ゴルゴ―ン

「ふん、いけ好かない奴じゃ」


 アルジェラーナが鼻を鳴らした。


「かつての大戦でお主のような第一階位はいなかった。新たな世代の堕天使か」

「ええ。かつての大戦時には六人の第一階位堕天使がいましたが、今でも残っているのは一人だけ――後の五人は新たな世代に入れ替わりました」


 ゴルゴ―ンが微笑む。


「あんな弱っちいクズどもとは違う……あ、いえ、先輩たちの意思を受け継ぎ、より強力になった新生六大第一階位堕天使たちが、ね」


 また本音が漏れてるぞ、こいつ。

 ――と、それはそれとして、


「ソフィアの元に戻ることは可能か、アルジェラーナ?」


 俺は小声でたずねた。


「ふむ。空間転移術で戻れるかもしれんが……術を使っている間、わらわは無防備となる。第一階位を相手にそれは危険な賭けになるの」

「……なら、あいつを先に倒すしかないな」

「倒す? このわたくしを?」


 ゴルゴ―ンが眉を寄せた。

 ウェーブのかかった髪をかき上げ、俺たちを見据える。


「あまり調子に乗らないことですわね――『聖武具召喚(ディルヴァロ)』」


 呪言を唱えるゴルゴ―ン。


 同時に、右手の辺りにまばゆい輝きが発生した。


 第一階位堕天使はそれぞれ専用の武具を持っている。

 それを召喚し、実体化させているのだ。


「これが私の武具、ブリューナクですわ」


 長大な槍を構えるゴルゴ―ン。


「ジラルドさん、下がってください」

「だが――」

「まず、あたしが様子見をします」

「あたしも行くよ~」


 と、ミリエラがヴェルナの側に並んだ。


「師匠はソフィアさんのスキルを受けられないから、全盛期状態になれないでしょ? ソフィアさんが帰ってくるまで待機、ってことで」

「ミリエラ……」

「弟子の活躍を見ててよね」

「……分かった。だが、二人とも絶対に無理はするなよ。危険だと思ったら、いったん退くんだ」

「りょーかい!」

「分かりました!}


 うなずき、左右から突進するミリエラとヴェルナ。


 速い――。

 以前に見た模擬戦のときよりも、格段に速い。


 しかも二人は動きを交差させたり、ジグザグにフェイントを入れたりと、ゴルゴ―ンを幻惑している。


「この動きは……!」


 ゴルゴ―ンの顔から笑みが消えた。


 二人が只者ではないと認めたのだろう。

 ミリエラとヴェルナはゴルゴ―ンに肉薄すると、同時に攻撃した。


「このっ……!」


 槍で応戦するゴルゴ―ン。


 ミリエラは魔法弾を交えつつ、鋭い斬撃を放つ。

 ヴェルナも双剣を閃かせ、嵐のような連撃を放つ。


「はあああああっ!」


 ミリエラとヴェルナの気合いが唱和した。

 これが初めての連係とは思えないほど、二人の息は合っていた。


「お、おのれ……」


 さすがの第一階位堕天使も手こずっているようだ。


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