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1 作戦開始

『癒やしの盾』の中庭に、俺とソフィア、ミリエラ、ヴェルナ、リーネ、そしてアルジェラーナが集まっていた。

 邪神の封印解除装置を破壊するためのチームである。


「では、あらためて説明するぞ」


 アルジェラーナが俺たちを見回した。


「わらわたちは今から異空間に転移する。そこには邪神シャルムロドムスの封印を解除するための装置がある。それを破壊し、邪神復活を遅らせることが今回の作戦の目的じゃ」

「装置には堕天使や聖獣、それに古来種も警備している可能性が高い――だったな」

「うむ。邪神軍にとって要ともいえる装置じゃ。おそらく六つの装置にそれぞれ第一階位堕天使が一体ずつ守りについていると思われる」


 と、アルジェラーナ。


「第一階位……か」

「うむ。わらわたちも先の大戦で戦った。手ごわい連中だ」


 俺のつぶやきにアルジェラーナがうなずく。


「しかも、前より手ごわくなっているぞ」

「新世代の第一階位、じゃな。わらわも情報は得ているぞ」


 と、


「強敵が待ち構えている、ということですね……!」


 ソフィアがつぶやいた。


 表情が硬い。

 やはり緊張しているんだろう。


 彼女以外のメンバーはそれぞれ常人を超えた戦闘能力をを持っているが、ソフィアだけは人並みとあまり変わらない。

 その不安もあるに違いない。


「大丈夫だ。敵は俺が蹴散らす。君を守ってみせる」

「ジラルドさん……!」


 たちまちソフィアが顔をパッと輝かせた。


「すみません。私ばかりが不安になってしまって……」


 と、謝るソフィア。


「ふむ、不安に思うのは分かるが、それは決して悪いことでもあるまい。お主が不安でいてくれれば、それだけ行動が慎重になる」


 と、アルジェラーナが笑う。


「お主の精神状態はスキルの効果と成功率に直結する。そしてそのスキルは、ジラルドの戦闘能力に直結する――よいな、お主は要なのじゃ。自分の身を

守ることを優先せよ。よいな」


 アルジェラーナが諭した。


「この間、精神を鍛えるために多少揺さぶったつもりだったが……よけいなことをしたかもしれんな、ふふ」

「えっ、あ、いえ……すみません。私がすぐ動揺してしまうだけです……」


 一体、二人の間で何があったんだ?

 雰囲気からして出発前に、何かを話したようだが――。


「ふふふ、女同士の話じゃ。ま、お主にも関係のあることだが。ジラルド」


 アルジェラーナが悪戯っぽく笑う。


「???」


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