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黒き剣帝 元最強のアラフォー全盛期を取り戻して無双ハーレム  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第11章 黒き剣帝、青の魔女、白の賢者

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9 みんなで銭湯に

「おっと、忘れておった。銭湯に行くか」


 解散する前に、アルジェラーナが唐突に提案した。


「銭湯……?」

「転移の前には沐浴しておく必要がある。各自に魔法薬を渡すから、それを使って身を清めてほしい」


 アルジェラーナが説明した。


「『儀式のための沐浴』と言っても、そう特別なことは何もない。魔法薬を体の四か所に塗り、洗い流した後、湯船に浸かるだけじゃ。ただし、魔法薬はきっちり塗るんじゃぞ」

「ねえねえ。どうせなら、みんなで行かない?」


 ミリエラが提案した。


「うん、いいんじゃない」

「みんなで銭湯ですか。楽しそうですね」


 うなずくソフィア。


「……裸になるの、ちょっと恥ずかしいな」

「くくく、初心じゃのう」


 照れているリーネと、嬉しそうなアルジェラーナ。


「じゃあ、俺は俺で適当に体を清めておくよ」

「付き合いの悪い奴じゃの。お主は男湯の方に行けばよかろう」


 アルジェラーナが俺をジト目で見た。


「やったー、師匠も一緒に銭湯だ!」


 ミリエラが笑う。


「ジラルドさんと一緒に銭湯っ……!」


 ソフィアが声を上ずらせた。

 たちまちその顔が真っ赤になる。


「銭湯……銭湯……い、いえ、落ち着くのよ、ソフィア。別に一緒にお風呂に入るわけじゃないんだから……っ」

「どうした、ソフィア?」

「ひ、ひぁぁぁぁっ!? す、すみません、別にエッチなことを妄想したわけじゃありませんので……っ」


 ソフィアの顔はさらに真っ赤になった。


「……そ、そうか」


 なんとなく、彼女が慌てふためいている理由が想像できなくもないが……まあ、触れないでおこう。

 大人の気遣いということで……。




 その後、俺たちは町の銭湯に行った。


 俺は一人、男湯に遣っていた。


 女湯の方からは、女性客の声がいくつか聞こえてくる。

 その中に混じって、聞き覚えのある声があった。


「うわー、ここが銭湯か~。あたし、初めて来たよ」

「えっ、そうなの?」


 これはミリエラとヴェルナのやり取りだろう。


「だって、エルフの森には銭湯なんてないし」

「ふふ、きっと気持ちいいですよ」


 と、ソフィアらしき声。


「ソフィアさん、綺麗……」


 ぽつりとつぶやく声はリーネだろうか。


「お肌すべすべ……」

「あ、本当だ~」

「くくく、若い娘たちはよいのう。眼福じゃ」


 エロ親父みたいなセリフは……アルジェラーナだな。


 ……まあ、楽しそうなのは何よりだが。

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挿絵(By みてみん)

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