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黒き剣帝 元最強のアラフォー全盛期を取り戻して無双ハーレム  作者: 六志麻あさ @『死亡ルート確定の悪役貴族2』発売中!
第11章 黒き剣帝、青の魔女、白の賢者

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1 『守護の剣』にて

「ジラルド様!」


 冒険者ギルド『守護の剣』に行くなり、リーネが駆け寄ってきた。

 長い金髪を縦ロールにした、小柄な美少女だ。


「しばらくぶりだな。元気そうで何よりだ」

「ええ、毎日大活躍ですわよ」


 力強く告げるリーネ。


 実際、彼女はこのギルドの将来のエースとして大きな期待を集めている、とヴェルナから聞いている。


『白の賢者』ガウディオーラの孫娘にして、素質は彼を凌ぐかもしれない天才少女――。

 年若く、精神面でも実力面でも未熟な部分は見受けられるが、成長すれば本当にガウディオーラを超えるかもしれない。


 将来が楽しみな少女だった。


「ジラルドさん!」


 今度はヴェルナやサーナが駆け寄ってきた。

 ヴェルナはこのギルドの現エースを務める女剣士で、サーナは魔法使いのエルフ娘。


 この二人とは、俺が以前に所属していた『栄光の剣』で同僚だった。


「訪ねてきてくれるなんて……あたし、嬉しいです」


 ヴェルナが頬を赤らめて言った。


「この間は世話になったな、ヴェルナ」

「そんな……あたしは何もできなくて……役に立てなくてすみませんでした」

「そんな言い方はするな。バルツを撃退することができたじゃないか」


 俺はヴェルナを慰めた。


「……ありがとうございます」

「サーナも。しばらくだな」

「ジラルドさんもお変わりなさそうです。むしろ、前より若返って見えるくらいですね」

「はは。まあ、調子はいいよ」


 俺はサーナに微笑んだ。


 気力体力ともに充実、という感じがある。

 それはソフィアのスキル【全盛期ふたたび】を受けるたびに感じていることだが、最近はその兆候が強くなってきたかもしれない。


 まるで本当に二十代の全盛期に心身ともに若返っているような――。

 そんな感覚があった。


「再会を喜びたいところだが、そうもいかないんだ。リーネに頼みたいことがあってな」


 俺は要件を切り出した。


「おじいさまに会いたいのですか?」


 リーネが俺を見つめる。


「ああ、緊急の要件でな。リーネの方から連絡はとれないか?」

「わたくしとおじいさまの間で通じる専用の通話魔法があるので、連絡するのは簡単にできますわよ」


 と、リーネ。


「それは助かる。こっちに来るように伝えてもらえないか? ジラルドがそう言っていた、と」

「承知いたしました」


 リーネは長大な杖を振りかざし、呪文を唱える。


「【回線確保】【通話開始】」


 杖の先端が輝いたかと思うと、空中に魔法陣が描き出された。


 ヴ……ヴヴヴ……!


 そこにガウディオーラの姿が浮かび上がる。


 ガウディオーラは――全身血まみれだった。

 身に付けた白いローブも大半が赤く染まっている。


「おじいさま……っ!?」


 リーネが愕然と叫んだ。

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