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まだ蒼は暗く


~ライイング平原より東方森林部~


蒼帝は自身の剣を構えながら、殺気の原因である森へと足を踏み入れる。入る瞬間違和感が体を襲うが異常は感じず、何故かはわからないが森に入ったときから懐かしさを蒼帝は感じていた。ただ蒼帝にとってそれは良い感情ではなく酷く吐き気を覚えるような懐かしさではあるようだ。

長居する気もこの元凶たる魔族に時間を掛けるつもりもない蒼帝は、自身の力を放出して周囲に巡らせ場所を探る。


"何処だ?"

目を瞑り些細な情報だとしても得るために感覚を研ぎ澄ませる。


「ようこそ蒼帝様。私の名前はリエンと言います」


「っ!」

突然正面から現れた存在と声に間髪いれず短剣を投げる。それはリエンと言う深くフードを被り、全身をマントで覆った者から伸びる影が短剣を食べるように飲み込んだ。


「奇妙な力だが悪いな。あまり時間を掛けるわけにはいかない。さっさと終わらせてもらう」

蒼帝は剣を構えて突撃し剣を振る。しかしリエンの前に人の形をした影が身代わりになり、リエンは後ろの木へ飛び上がる。


「でしょうね。ですが私の目的は貴方を殺すことでなく足止めすること。お付き合い願いますよ蒼帝様」


「これは?!」

斬った影が煙のように広がり、蒼帝を覆うように暗闇が周囲を覆っていた。


"幻覚? 結界? どちらでも構わない。これを発生させている元凶は必ず近くにいる。それを見つける"

蒼帝は慌てることなく周囲を探り、リエンの気配を見つけるために集中する。この暗闇自体には脅威は感じずただ周囲を今は漂っているだけなのだ。

そして後ろから存在を感じ、振り向きながら剣を振ろうとした。だがそこにいたのは………


「お兄ちゃんも……僕を殺そうとするの?」


「っ!」

振り向いた先に立っていたのは10にも満たない少年だった。蒼帝は目を見開く、その少年の風貌があまりにも酷いものであった。

服は汚れて破け、体中の傷や痣が目立ち、痣で開かない左目、そして左足首が折れて曲がる痛々しいものであったから……それともう一つ、本来であれば綺麗な空色の光を宿さない瞳と汚れた髪は誰かを思わせた。


"ああ……この子は…"


「"俺だ(僕だ)……"」

蒼帝の意識が薄れ、その瞼を閉じた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー



「…ル……さだよ。……アル…な…さい」

小鳥の囀ずりと顔に当たる日の光り、そして名前を呼ぶ声がして眠っていた意識が瞼をゆっくりと開けると同時に少しずつ覚醒していった。上半身を起こし瞼を擦りながら欠伸をした少年は、隣に立つ母親に挨拶をした。


「おあよ…かぁさん」

寝起きでまだまだ眠い…僕はぐらぐらしながらゆっくりと木組みのベットから足を下ろす。


「おはよアル。顔洗ってきなさい。今日で6歳になるんだからしっかりしなさいね」

お母さんはそう言うと足早に部屋を出ていった。そう今日は僕の誕生日、どんなご馳走が出るのか楽しみだったんだ。窓に映る景色を見て、今日はどんな遊びをしようか考えていたらお母さんからまた名前を呼ばれた。急いで一階に降りて外の水場で顔を洗う。通り過ぎるおじさん達が此方を見て挨拶してくれる。僕もそれを返す。それはいつもと同じ事、ただ違うのは今日が僕にとって最高の日になる筈だと思っていた事………


「ねぇねぇお母さん。今日皆と森の湖に遊びに行ってきても良い?」


「良いよ。でも早く帰ってきなさい。お父さんも早く戻ってくるみたいだし、今日はアルのお祝いするから」


「うん!わかった」

僕はお母さんに聞いて許しを貰った。用意された朝食を食べてワクワクしながら着替えて家を出た。


「遅いよアルツ!」

村の広場で友達がもう待ってた。僕は謝ると皆笑ってた。そして皆で木の枝片手に冒険に出発だ。

僕達の村は周囲が森に囲まれていて、僕の遊び場はいつも森の中だ。知らない人が来ることは無いけど毎日が楽しい。そしてこの間お父さんと見つけた湖を皆に見せたくて今日誘ったんだ。話しながら、おいかけっこしながら僕達は湖の場所まで何事もなく到着したんだ。


「すげぇぇ!」

皆湖を見て驚いてた。村から少し離れた所にこんな場所があるんだもん。僕もお父さんもびっくりしたんだ。それから浅いところで水をかけっこしたり石を投げたりしていっぱい遊んだ。夢中で遊んでたら皆お腹が空いたみたい。もうお昼過ぎになってたみたいで、一度戻ろうってなったんだ。でも湖から出ようとしたとき僕は見た。湖の真ん中から黒い"何か"がこっちに向かってきたのを……


「うわぁぁぁぁぁ!」

とても怖くて僕は叫んで尻餅をついた。それを見た皆は僕が何を見たのか、それを見て同じ様に叫んで逃げ出した。途中で1人が動けなくなって、もう1人が転んだ。何かは凄く速くて近い僕じゃなく転んだ子の所に向かった。


「いやだぁぁぁぁぁぁ!」

その子は自分が襲われる事が分かって叫んだけど、何かは爪みたいのを広げてその子が前出してた左腕を裂いた。今まで聞いたことがないその子の叫びが僕の耳に届いた。何かは笑ったように大きな口を開けて、そのまま飲み込もうと覆い被さった。僕は怖くて動けなくて……でもその子が泣いた目が僕と目があって……僕しか出来ないんだ。やらなきゃいけないんだって思ったら、よく分からないけど力が出てきたんだ。僕は持ってた木の枝を何かに投げたら通り抜けて……でも飲み込むのをやめて僕の方を見てた。


「やめろぉぉぉ!」

僕は精一杯強がって叫んだ。そして何かはその子を放って僕に向かってきた。僕は不思議と怖くなかった。ただ目の前の存在を消したいって、そう願ったんだ。何故かそれが出来るような気がしたから。


「お前なんて消えろぉぉぉぉ!」

何かが奇妙な雄叫びを出しながら飛び上がって襲いかかろうとしてきたけど、僕は内に宿った力をがむしゃらに解放した。そしたら僕の体から青い光が出て来て、眩しくて目を瞑ったら雄叫びも何も聞こえなくなってた。少したっても襲われなくて、僕は恐る恐る目を開けた。


「えっ?!」

何かは居なくなってた。代わりに僕を中心に大きな丸い穴が出来て、急に地面が消えたようになってた。穴は湖を抉り倒れる子の近くまで迫ってて、もう少ししてたら当たってたかもしれない。それでも落ち着いてた僕は、怪我をした子のところに歩いた。


「くっくるなぁぁ!」

僕が近付いていくと、転んでた子が怪我をした子のところに居て僕を見て叫んだ。


「どうして?」

僕は訳が分からなかった。何かは消えたのにその子達の怖がる顔は戻らなくて、むしろ僕を怖がってた。


「何だよお前! 何なんだよ!」

分からない。でも僕の足元に残った水溜まりがあって、僕を映した。


「何これ……」

僕はおかしかった。お父さんとお母さんと同じ黒い髪も目も今は違う青い色に変わってた。


「化け物……」


「逃げよう!」

怪我をした子から呟くように言われた言葉に僕は目を見開いた。そして2人は支え合いながら急いで僕から逃げ出した。忘れてたように急に怖くなった僕の体は震え、ここから一歩も動けなかった。



膝を抱えて泣いていた僕の耳に誰かが走る音が聞こえてきた。僕の目の前で止まると、頭に手を乗せられてビックリした。ゆっくり顔を上げたらお父さんが汗をながしながら僕を見てた。


「良かった…」

お父さんは僕を見て少し驚いてたけど、直ぐに笑ってそう言った。そしてお父さんは僕を抱き締めた。僕は何も言えなかったけど止まりかけてた涙がまた溢れてきてお父さんにしがみついた。

それからの事はよく覚えてない、ただ村に帰ったときにお父さんが優しかったおじさん達と言い争っていた事……そしてその日から僕の日常はおかしくなったという事実だけ残して……


次の日の朝はいつもと違ってた。僕はたくさんの黒い何かが僕に向かってくる夢を見て飛び起きた。荒い息をしておでこから流れた汗を手で拭いた時、薄い青色の光が腕の回りに出てた。それを見たら昨日の事を思い出して、夢じゃないんだって思った。暫くそのまま動けなかったら、お父さんが部屋に入ってきた。お父さんはこんな僕を見ても何も変わらずに笑ってた。おでこと頬っぺたに殴られたような痕を残して……

少しずつ僕が帰って来た時の事を思い出して、目から涙がまた流れてきた。お父さんが僕を抱えながら村に戻ったら、色んな叫び声と石を投げられて、僕に当たらないようにしたお父さんに当たる音を聞きながら、必死に叫ぶお父さんの言葉を聞いてた。石を投げたり叫んだりは止まったけど、僕を見てたおじさん達の顔は凄く怖くて……その後は何もなかったけど家に帰ってから僕を見たお母さんが泣いてお父さんが慰めて……僕は急に眠くなってベットに横にされた感触だけ感じたら、その後の事は覚えてない。

お父さんからは家から出ないようにって言われた。お父さんは心配しないように言ってくれたけど、それはきっと僕がおかしくなったから…


その日から僕が外に出ることは殆どなかった。一度だけ我慢出来なくて1人隠れて外に出たら、それを見たおじさん達が怖い声で怒鳴ってきて、友達だった子達からは何度も石を投げられた。"やめて"って言っても止まらなくて、僕が何か言えば言うほど酷くなって……何とか家に帰ったらお母さんに叩かれて……そして僕はお母さんを泣かしてしまった。僕だけじゃない…お父さんもお母さんも僕の前で笑ってたけど、いつも辛い顔をしたり泣いてたのを知ってた。でも僕はまだ2人の気持ちを本当に分かってなかったから……だから僕は心配させないようにしようって思ったんだ。

それから数ヶ月経って、お父さんがどうしても家から離れなきゃいけない用事があって、その日僕とお母さんだけになった。いつもと同じだと思ったこの日……お母さんが倒れた……とても苦しそうで、おでこを触ったらとても熱かった。何とかお母さんをベットまで運んで……でも助けを呼びたくてもお父さんが居ない。僕が誰かを頼ってもきっと助けてくれない……それにまたあんな事をされると思っちゃうと体の震えが止まらなかった。だから僕は、前にお父さんから森に病気に良い薬草があるって聞いてたことがあって、それがどんな薬草かも見て聞いてたからそれを探しに行こうって思った。誰にも見つからないように…

僕は人目を避けて運良く森に入れた。必死に走り回って薬草を僕は探し回った。村から出れた事で安心もしてたし、お母さんを早く助けたくて焦ってたから何も周りに気を付けられなかったんだ……そして僕は運悪く森に入ってたおじさん達に見つかってしまった。始めは僕を怒ったりしてただけだったけど僕は早く行きたくておじさん達を無視して走り出した。そんな僕をおじさん達は逃がしてくれる筈もなくて、僕は捕まってそのまま頬っぺたを思いっきり殴られたんだ。急に目の前が真っ白になって、地面の冷たさを感じたら直ぐに頬っぺたから熱くて痛い物が僕を襲った。僕が痛がって踞ってたら、おじさん達の笑い声と怒った声をしながら近付く足音が聞こえて、僕はおじさん達に囲まれて、お腹を蹴られて頭を殴られて……持ってた木の棒で背中や体中を叩かれた。

どんなに叫んでもやめてくれなくて、僕に怖い感情を剥き出しにして向けられたおじさん達の感情を受けながら、数え切れない程の暴力に体中から嫌な音を聞きながら、痛みすら忘れる程にそれを僕は受け続けた……


"どのくらいたったのかな……体のどこも動かせない、本当に僕のってあるのかな……上手く息も出来なくて苦しい……"

急におじさん達の手が止まって、僕の姿を見ながら動揺してどうしようか話してるみたいだった。"ここまでするつもりは"…そんな声がボヤけて聞こえてきた。僕はもう眠くなって少しだけ空いた瞼がゆっくりと落ち始めた……



でも僕の中から込み上げるようなモノが僕を寝させてくれない。僕の中から漂うように出てきた青い光が僕を包みだして、頭の傷や折れた骨、命に関わりそうな場所だけを直した。その代わり叩かれた痕も傷も残って、何も感じなかったのにその痛みがまた戻ってきて僕は叫んだ。僕にも何が起きたのか全然分からなくて、少しだけ顔を上げておじさん達を見たら、気持ち悪そうな顔で、さっきみたいな怒った顔じゃなくて僕を僕として見てないみたいだった。僕は痛くても我慢しておじさん達から逃げようと動かない足を引いて走った。おじさん達の怒った声が後ろから聞こえたけど誰も追いかけてこなかった。痛くても苦しくても我慢して、お母さんを助けたくて薬草を見つけた僕は、もう暗くなってた帰り道をゆっくり…ふらついても頑張って家に帰った。お母さんに元気になってほしくて精一杯最後まで力を振り絞って、薬草を浸したお湯をお母さんに飲ませてから、僕は力が抜けて倒れるように眠った。


「んっ……」

目が覚めたら僕はベットに寝てて、体に包帯が巻かれてた。僕はお母さんの事を思い出して一気に眠気が無くなって部屋から飛び出した。お母さんはそこにいた。まだ顔色が悪かったけど安心した僕は涙が出てお母さんに抱きついた。お母さんは困った顔をしてたけど頭に乗せられた手が優しく撫で、僕は凄く嬉しくて精一杯笑ったんだ。

それから少しの間、僕は家を出ることはなかったけど何もなく過ごしていて……でも1人の村の人が訪ねてきた時に全てが変わったんだ…………



…………お父さんが死んだ…………

お母さんが泣いてる声が聞こえて僕は玄関に向かった。見たのは倒れこんだお母さんとそれを何も感じない目で見下ろすおじさん……お父さんは森で襲われて殺されたって言って、僕が来たのを見つけたおじさんの顔は笑ってて……お母さんに駆け寄った僕の耳元でおじさんは…


「"全部お前のせいだ"」

小さな声で笑いながら僕にそう言ってきた……お父さんがもう居ない…お父さんが何かに殺されたのか、もしかしたら誰かに…でもそんなことを考える事は今の僕には出来なかった…

お母さんは何も喋らなくなった。塞ぎこんでずっとただ居るだけ……これも僕のせいだって思った。


"僕のことでずっとお母さんにもお父さんにも辛い思いをさせて、お母さんもう耐えられなかったんだ。僕が全部やらなきゃダメだ"

僕はお母さんの代わりをしようと身の回りのお世話を見よう見まねでやって、怖いけど外に出ないとご飯を食べることも出来ないからおじさん達にお願いしに僕は家を出た。おじさん達は怒ることも無視することもなかったけど食料を出す代わりに僕という"モノ"を皆に差し出す条件を出した。おじさん達は口を揃えて


「どうせ元に戻る気色悪い化け物なんだ。死なねぇならいいよなぁ?」


"そうだ…僕はきっと皆が言う化け物なんだ……僕が何も望んじゃいけないんだ。でもお母さんは僕が助けないと"

僕に断ることは出来ない。何も言わず頷いたらお腹を蹴られた…踞った僕を前みたく皆で殴ったり蹴ったり…それはおじさん達だけじゃなく、もうずっと話してなかった友達だった子達も笑いながら僕を痛め付けた。


"これが僕のいる意味なんだ。助けを求めちゃダメだ。我慢しなきゃダメなんだ"

何人も何人もかわりばんこに止まらずに僕を攻め続けた……言葉も力もその全てで……もう何もかも分からなくなったときに止まって、捨てられたように少ない食料が僕の近くに放り投げられる。そして…僕の体から青い光が出て来て酷い傷だけ直してく。絶対に全部を直してくれない……ただ死なない程度に生かす僕から出る光が、僕にとっての最悪だった………

毎日毎日ずっと変わらない日々が続いて、半年位経ってた。それでも僕が僕でいられたのはお母さんが居たから……僕がどんな姿でも何も言わなくて、でも変わらずに居てくれたお母さんを助けるならって、そう思えたから僕はまだそこにいた。そしてもう一つ、お父さんから言われたこと……


「"どんなに苦しくても辛くても……幸せなことが何もなくなっても、人と違う力があっても人であることをやめちゃ駄目だ。心は常に人でありなさい。きっといつかアルツにとって幸せなことがきっとくるから"」

お父さんが僕にくれた言葉が僕の中に生きてた。だから皆に何をされても言われても我慢して我慢して、お母さんの為に笑っていられたんだ。お母さんが居るなら僕は…………








「もうやめてよ…………何で…何であなたなんかが生きてるのよ!! どうしてあなたが居てあの人が居ないのよ! 私が今どんな気持ちか分からないの?! 誰のせいでこうなってるか分からないの?! いつもいつもいつもいつも笑って! あなたが笑う度におかしくなりそうで! あなたのせいでどれだけ苦しいのか分からないでしょう?! ………あなた何か生まなきゃ良かった……あなた何か居なきゃ良かった……」

いつものように家事をしてたら、お母さんが見たことのない顔をして叫び出した。お母さんの言葉は止まらなくてどんどん溢れるように出てきた。僕は何も言えなくて……聞いてることしか出来なくて……お母さんの言葉が一つ一つ出される度に僕の胸に感じたことがない痛みが……苦しさが僕を締め付けた。お母さんの言葉が止まったとき、僕の体は家を出てた。


"痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!"

外は雨で、胸を抑えながら僕は走った。走って走って走って走って……誰も居ない場所で立ち竦んだ。


"痛いよ……苦しいよ……どうして……皆にぶたれても怒られてもこんなに痛くなかった……苦しくなかった……我慢出来てたのにどうしてこんなに痛いの……"

僕は何でこんなにも胸が苦しくて痛いのか分からなかった。お母さんを苦しめたのは僕で、辛いのもお母さんなのにどうしてこんなに僕は………

僕は胸の痛みも苦しみもどうして感じるのか精一杯考えた。考えて考えて考えて……そしてわかった。


"痛いのも苦しいのもきっと…僕に心があるからなんだ………こんなにも苦しくて痛いならこんな心なんて失くなっちゃえ、消えちゃえ、いらない、必要ない"

耐えて耐えて耐えて……でもそんな先にあるのがこんなにも苦しいならそれを感じる心を消してしまえばいい……これからもきっと皆から…お母さんから攻められ続けるかもしれない……でも僕はお母さんを捨てて逃げられないから………だから……


……僕は自分で心を消した………

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