この異世界には勇者がいる
初めて小説を書いて見ました。
こんな小説を見てくれる人はいないと思いますが、一応完結まで持っていきたいですね、投稿は不定期になります。
「あなたは不慮な事故によって死んでしまったのです。」
「は、はぁ」
どういう事なの死んだ?死んだの?
「ここは死者の世界の境目。私は不慮な事故によって死んでしまった者に新たなる生命を授ける者、言わば神様と言うものです。」
「え!?神様?!それに僕が死んだというのは...」
「はい、あなたは道路に飛びこんだ少女を助けようとして死んだのです。」
確かに少しだけ記憶がある確か道路に飛びこんだ女の子にトラックが...って!
「女の子は大丈夫だったんですか?!」
「ええ助かっています。あなたがあの場に居合わせていなければあの少女は助かっていなかったでしょう」
「そ、そうか良かった」
大丈夫そうで良かった、でも...
「僕は死んだんですよね...」
「はい、あなたは死にましたですが私は生命を授ける神、今からあなたを生き返らせます。」
生き返る?死人が生き返るのはまずい事じゃないか?
「あの、生き返るって言うのは、つまり?死んだはずの人間がいるのはまずいんじゃ...」
「確かに死んだはずの人間が生き返るのはおかしなことです、なのであなたは別の世界で生き返ってもらいます。」
別の世界?世界は一つだけじゃないのか?宇宙のどこかに別の世界が存在するのか?
「別の世界って言うのはどういう事なんですか?」
「実は世界つまり宇宙は無限に広がっているもちろんその中には惑星がある、宇宙に地球が存在するように地球以外の生命が生きている星はほかにもたくさんあるんです。そしてあなたが行く世界は魔法というものが存在します、もちろん地球におけるモンスターと言われる生物も存在するのです。あなたが行きたくないと言うなら無理は言いません、もう1度生き返ることを望むか死者の世界で過ごすかはあなたの考えで変わります、...お好きな方をお選びください」
なんだなんだこれは俗に言う異世界転生という奴なのだろうかと考えながらも迷うことはなかった。
「僕は生き返りたいです。」
悩む必要なんてない、もう1度生きるチャンスを頂いたのだ、それに魔法なんてのも興味がある。
「では、少し目を瞑っていて下さい。」
「なんでしょう?」
「地上に降り立ってまたすぐに死んでしまっても仕方がないので、ある程度あなたの能力を強化しておきます。魔法も使えるようになっている事でしょう。」
「ありがとうございます。」
降りた途端に死んだら今のやり取りは全部無駄だからな、絶対生きて幸せになろうか!
僕は心に決めた
「では、今からあなたを生き返らせます、もう一度目を瞑って下さい」
僕は言われるがままに目を瞑った。
どんどん意識が遠のいていく、ここから僕の冒険が始まる。