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ダンジョンへ行くようです!

そういえば、前話の一部を変えたりしています

変えた時には言いますので、その時は

一話から読み直すことをお勧めします(白目

(職業か、一応魔剣士だけど…剣士にしとこう)


ユリスの力を借りながらも何とか書き終えると受付の女性は続けて言った


「装備はどうなされます?付き添いの方は特に気にしなくても良いのですが…貴方の装備はさすがに………」


(確かに、俺の装備とユリスの装備の差がハンパないな)


「別にこれで良いよ!てか金持ってませんし」


そう笑いながら言うと女性も苦笑し、そしてクイナは話を続けた


「あ、そういえばここについて教えてくれます?結構忘れちゃってて」


そうクイナが言うと、女性は笑顔で応えた


「良いですよ。まず、ここはギルド会館で、沢山のギルドや冒険者が集う場所であり、ギルド会館は各安全階層に存在します、ここではギルド作成の手続きや、ギルドの運営に関わるもの、冒険者の登録、パーティーやギルドについての諸々の事まで沢山の事をしています!」


「ここでのギルドとは?」


「ギルドとは、冒険者の集まりで、派閥のようなものです。

ギルド作成の条件は、メンバーが三人以上であること、ギルドの長になる者が適正かどうか、作成資金である300000Gを支払うことなどがあります。

ギルド作成に関しては他にもありますが、まあ大体はこれくらいですね。

ギルドは複数あり、それぞれのギルドがそのギルドの住居を持ちます、今存在するギルドで上位10に入るギルドは

「Burning sword」

「天皇」

「ララちゃんハウス」

「青竜の鉤爪団」

「エヴィルドルグ」

「ニャン様親衛隊」

「赤眼」

「リンデンブルグ」

「Flügel(フリューゲル)

「ライト」

などですね。ギルドの順位は実績などから評価されます。

それぞれの階層の攻略の際には大手のギルド長が集まり、円卓会議をします。

各階層の警備や治安維持などもギルドが行っていて、ギルドはまさにこの国の重要な存在となっています」


「ほほう、冒険者が国事の一部をこなしているのか」


「あ、そういえば今から攻略に向かう事はできますか?」


「攻略!?本当にダンジョンに向かうのですか!?」


ユリスが驚いたように言った


「そりゃ行くに決まってるだろ!」


クイナは即答で明るく返す


「はぁ?バカですか貴方は!ダンジョンは危険なんですよ!?もし貴方様の命が危うくなったらどうすれば良いんですか!そもそも▲■×○」


ユリスがとても勢いよく食いついていたが女性は話を続け、クイナはその話を聞いていた


「今行くのでしたら、ちょうど先程出発したパーティーがあります、それに合流してみてはどうでしょうか?」


「お、ありがとな!」


ユリスは不服そうに念仏のような独り言を言っていた。クイナがギルド会館を出ようとした時


「おーい、そこの二人組の人ー!」



何者かが二人を呼んだ、そしてその方向を見ると、そこには装備を身につけた三人組がクイナ達の方へ手を振っている、そしてその者達がクイナ達の所へと早足で来ると、一人が話し始めた


「今からダンジョンへ向かうんだろ?丁度俺たちも行くつもりだったんだよ!ダンジョンは危険だし、一緒に行かないか?」


そう男が言うと、ユリスは間を空けず明るい声でその者に言った


「良いですね!一緒に行きましょう!」


「ま、まあ確かに仲間は多いほうが良いし」


クイナもそれに賛同する


「よし!よかった!丁度人が集まらなかったら今回は行かないつもりだったんだけど、これで充分揃ったな!んじゃあ、こっちのメンバーを紹介するぜ!

まず、俺の後ろにいるこのごっついのはアルフレッドだ!職業はガーディアン、引きつけ役と盾役はこいつに任せていいぜ!」


「もー、リコ…僕はそんなに強くないのに…」


アルフレッド…大柄な男、意識を集中させ、レベルを見ると22Lvとあった

黒く短い髪に覇気のない顔、気弱そうだ、背中には大きな盾と同等の大きさを持つ剣を納め、重装備に身を包み、まさにガーディアンとしては恵まれた体格の持ち主だ


「まあまあそういうなって!んで、もう一人がヒーラーのミカだ!ヒーリングに関しては中々の腕前だと言えるぜ!」


「はぁ、あまり茶化さないでよぉ〜、あ、よろしくね!」


ミカ、ヒーラーか、レベルはアルフレッドと同じく22Lv、黒いが茶色味を帯びた長い髪、柔らかい緑色の綺麗な刺繍の施されたローブを着ている、背中には、先に結晶のはめ込まれた杖があった、白と緑の透き通った結晶の埋め込まれている銀の頭飾りを身につけ、その装備の質から見ても、ヒーラーとしてはとても良い知識を持っているという事が判断できる、だがこのヒーラーもやはり、気弱そうだ


「そしてこの俺、リコだ!職業は剣士!一応みんなのリーダーだぜ!よろしくな!で、次はそっちの番だぜ!」


さっき話しかけてきた男、レベルは前の二人より高い31Lv

少し長めの茶色の髪にくっきりとした瞳、隣の二人と違って気が強そうで装備はどちらかと軽装。剣を背中に納め、自信に満ち溢れたような顔をしていた。とても明るく、クイナは暑苦しいと思いながらも彼を頼れるリーダーのように思った


「あ、あぁ、よろしく。俺は剣士のクイナ、二人とも初めてだからお手柔らかにね」


「そして私はユリス、魔法使いです!実戦は初めてですがよろしくです!」


ユリスは25Lvか

あれ、そう言えば俺って何Lvなんだ?


クイナは自分のステータスを知らないという事にようやく気付く


500年も生きてるからもしかしたらみんなより高かったりして♪


淡い期待を胸に自身の奥底に意識を向ける

ピコンという音と共に薄く透明な板が目の前に現れ

その板の上部にはステータスと書かれていた


え……嘘………だろ…………?


クイナはそれを見ると言葉を漏らさないように片手で口を押さえた

彼は自身のステータスに記されたレベルを見て絶句したのである


5レベ……だと…………!?


そう、クイナのレベルはこの世界が"ゲーム"だった頃と少しも変わってなかったのだ


え、ちょ、まってよ、うそ、流石に500年も生きてるんだよ?500年も生きてればレベルも変わってるでしょ?だってほら、ユリスも25Lvだしさ、ユリスを作った俺の方が低いって冗談きついよ?

そ、そうか、これは幻覚だ、一旦落ち着こう、目を閉じて…そうそう、そしてまた目を開けばそこには………


クイナはそっと数秒間目を閉じ、そして目を開ける

だがやはりそこには5という一桁の数字が書かれているだけだった


「あわわ!?く、クイナさん!クイナさーん!?」


クイナは死んだ目をしている

相当ショックだったのだろう


〜数分後〜


リコは二人の装備を見て、早速疑問を口にした


「でもそれにしても…ユリスちゃんの装備は中々良いけどクイナの装備は何なんだ…?」


「何か理由でもあるのかな?」


リコとミカは不思議そうにこちらを見て言った


「い、いやぁ特に理由はないよ、まあ当分はこの装備でも大丈夫かな(5Lvだし)」


「でもそれだと早死にするぞ?流石に装備くらい買ったほうが良いんじゃね?金も少しくらいなら出すぜ?」


「大丈夫大丈夫、死なないように上手く立ち回るからさ」


そう笑いながら言うと、周りも納得したかのように苦笑した


(もしもの時は仲間に任せて下がれば良いことだし、自分もあまり戦う気はないからな)


リコ「まあ事は急げだ!早速行くぜ!」


リコが威勢のある声で言った、すると全員もそれに応える


クイナ「そうだな!じゃあ行こっか!」


ユリス「緊張しますねぇ!」


アルフレッド「上手くいくかなぁ……」


ミカ「そんなに固くならなくていいよ〜!」


そして、全員は期待を胸にダンジョンへと向かった

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