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ゲームから出られなくなったようです!

獣の憤怒と殺意の声が、剣士の緊張感と恐怖を煽る、クイナとユリスは二番目の村でモンスターと戦っていた


「そ、それにしても慣れないな………」


未だ敵を倒すということに慣れない、スキルなどは主に感じ取ることで理解し、使用することができる。

(実は既に20回死んでいる)

剣術は特に無く、自由度が高いのが特徴だ


「ユリス!緑魔法で牽制お願い!」


「わかりました!クイナさん!」

そう言ってユリスはポケットから小さな手帳を取り出し、それを熱い眼差しで見つめながら何かを探していた

機械なのに凝ってるなぁ…

てか感心してる場合じゃねぇ!


「あ、アノー!ユリスサーン!?ハ、ハヤクー!」


クイナは必死に獣の攻撃を防ぎ続ける


「え、えと………あ!あった!」


見つけたようだ…


「い、いきます!、ソーウァ…リラミル ヴル ヴァレン!」

そうカタコトな詠唱を唱えるとユリスの周りに10個もの魔法陣が現れ、その魔法陣から浮遊する先の鋭く尖った氷塊が現れた、その塊は現れた瞬間モンスターの元へと飛んで行き、その氷の刃がモンスターを滅多刺しにした。モンスターに氷が刺さった部位は白く光り、モンスターは光のチリのように拡散する


「あ、あの…ユリスさん…?牽制………」


「あ、ま、間違えちゃいました!テヘッ!」


「イヤイヤイヤ!さっきの絶対別の魔法だったでしょ!」


「だ、だってぇ…魔法難しいんだもん……」


「そ、そりゃそうだけどさ……」


機械にいくら言ったって意味ないか………


すると、ピコンッという音が聞こえた、そしてそれを見てみると


「新魔法解除?なんだこれは。」


「え!クイナさん魔法使えるんですか!?」


ユリスが目を丸くして勢いよく驚いた


驚くのか…全くもってよく作られてんなぁ…、


「ま、まぁ一応魔剣士だから…あ、ミスティックダンサー?」


「な、何ですかそれ踊るんですか?」


ユリスは明らかにクイナをバカにしているような顔で笑いながら言っていた。


「ま、まあ使ってみよう」


「えーと…詠唱なし…?じゃあどうすればいいんだこれは……」


「ま、まあどうやって使うのかはきっといつか分かりますよ!それより詠唱がいらない魔法なんて凄いじゃないですか!」


ユリスは眼を輝かせていた。


「そ、そうかなぁ…」


クイナは嬉しさで照れながら言った


「そうですよ!!」



ーーもう何時間過ぎただろうか


「そろそろ戻るか、えーと、確か…メニューオープン!」


目の前にメニュー画面が現れた、左下に書かれている時間を見てみると6:29とあり、目を通すと、クイナは何かが消えている事に気付く

「あれ、ログアウトボタンがない…」

その瞬間、目の前の視界が光に包まれ、気がつくと目の前には、空があった

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