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第3話「パーティーと家系」

 調べものをし、少し考察していた俺は知り合いに囲まれていた。

「お前ら何で俺を囲ってんの?」

 疑問に思って聞くと達矢は溜め息を付いた。

「君がいつまでも本を読んでるからだよ。俊」

「そうっすよ。俊っちがいつまでも本を読んでるからパーティーが組めないんっす」

「読み終わるまで待って貰って悪かったな。パーティーの組み方は調べておいたぞ」

「流石俊ね。作業が早くて助かるわ」

「それじゃあパーティーを組むか」

 こうして俺達はパーティーを組んだ。

 情報の書でステータスを見ると彼らのステータスが表示されていた。

~~~~~~~~~~~~~~~

名前:ミナ・ヒメガミ LV1

種族:現人神(元土地神)

性別:女

年齢:16歳

ジョブ:なし LV---


スキル:神の力(治癒)、武術LV3、料理LV2


加護:新神の加護(能力上昇)


SP 1  

JSP 0



名前:タツヤ・ヤグチ LV1

種族:人間

性別:男

年齢:17歳

ジョブ:なし LV---


スキル:弓術LV4、料理LV1


加護:新神の加護(能力上昇)


SP 1   

JSP 0



名前:リュウト・タニムラ LV1

種族:人間

性別:男

年齢:17歳

ジョブ:なし LV---


スキル:体術系強化、空手LV4、


加護:新神の加護(能力上昇)


SP 1   

JSP 0



名前:シズハ・モリミ LV1

種族:人間

性別:女

年齢:16歳

ジョブ:なし LV---


スキル:料理LV3、速読術LV2


加護:新神の加護(能力上昇)


SP 1   

JSP 0



名前:カレン・ユキカゼ LV1

種族:人間

性別:女

年齢:17歳

ジョブ:なし LV---


スキル:料理LV2、俊足LV3


加護:新神の加護(能力上昇)


SP 1   

JSP 0


~~~~~~~~~~~~~~~

(やっぱり美奈も現人神で表記されたか。皆にどうやって説明するかな)

 そんな事を考えていると達矢が質問をしてきた。

「なぁ俊、美奈。お前らの種族どういう事?」

 (うわっ。やっぱり聴かれたよ。これは正直に答えるしかないな。でも面倒だから美奈に任せるか)

 そして美奈に視線で合図すると

「私は家系で巫女やってるだけだから知らないよ」

 俺に振りやがった。

 (まさか本当に家系の事知らないのか?こうなったら俺が答えるしかないじゃないか!仕方がない、こいつが家系について知っているかは後で聴こう)

「そうなのか。それじゃあ俊は?」

「俺の方は教えられたよ。俺の家系は無数の神を掛け合わせて出来た一族で、様々な状況に適応して使命を果たす事を目的とされた一族なんだ。でも、混ざりすぎて人間からの一族としての信仰が無くなった。それでも存在できたのは、無数の神を掛け合わせた一族だからで、お稲荷様こと宇迦之御魂大神(うかのみたまおおかみ)や医神ことアスクレーピオス等の神々の信仰のお陰で生きていた。けれども、俺の祖先は最終的には信仰が減っていって存在がなくなると考えた。そこで祖先は人間と交わり、子をなすことで一族を残した。結果俺の一族は現人神となり、土地神として少量だが信仰を集めている。それで、交わった相手が美奈の祖先だから美奈も現人神になってる」

「それじゃあ、美奈の一族が巫女なのは何でだ?」

「分家の中で最も近く、最も強い力をもっているからだ」

「そっちの家系も大変なんだな」

「『そっちの家系も』ってどういう事だよ」

「俺の家は元武士で現弓道の名家だから訓練とか色々面倒なんだよ」

「理解した」

 こうして俺と達矢の話が終わったところで可憐が

「訓練しないの?時間無くなるよ?」

 と言ってきた。そして腕時計を見ると9時を少し越えていた。

「9時過ぎか。訓練はどうする?6人一緒にやる?」

 達矢が聞いてきた。

 その発言に対して俺達は首を縦に振った。


最近忙しいので次の投稿まで一月以上かかると思います

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