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生きることに過酷で苛烈な世界。  作者: 慈架太子


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終章 永遠なる帝国 後継者たちの誕生



「……過去の栄光など、俺の帝国では1クリの価値もない。……さて、地上の掃除も完璧に終わった。十后たちの腹も順調に膨らんでいることだし、そろそろ『世界統一・最終戴冠式』の招待状を、一億の民に送ってやるとしようか」



俺はリアナに命じ、現在の大陸全土における最新の人口動態ホログラムを展開させた。


【帝国人口統計:第一期拡大フェーズ】

1. 総人口:約1億1,500万人

「旧王国の1,200万人、帝国の5,000万人、聖教国の1,000万人、そして海洋国家連合の諸々……。俺が支配を開始した当初の合計から、早くも約15%の純増を記録している」


2. 結婚斡旋ギルドによる爆発的増加

「成婚した1,500万組の夫婦のうち、既に約1,200万人が懐妊、あるいは出産フェーズに移行している。食料充足率350%超えという『飽食』の環境が、生物としてのリミッターを外させた結果だ」


3. 構成比率の変化

新世代(乳幼児・胎児): 約2,500万人(全人口の20%超へ急増中)


現役労働世代: 約8,000万人(旧貴族・盗賊を含む全再編済み個体)


高齢・再資源化世代: 約1,000万人(生体電池、あるいは学術都市の『生ける標本』)


「あはは! ツカサ、すごい増え方ね! 街を歩けば、どこもかしこも妊婦か赤ん坊の泣き声だらけよ。私の念動で、全部のゆりかごに『安眠の加護』をかけて回るのも一苦労だわ!」 カレンが、大陸全土に広がる「生命の波動」を面白そうに眺める。


「……主様。このままのペースで推移すれば、5年以内に人口は2億を突破します。既に居住区の不足が予見されますので、旧貴族の別荘地を解体し、1,000万人収容の『高層集団住宅』への建て替えを加速させておりますわ」 リアナが、過密化する帝国の未来を予測し、完璧な都市計画を再構築する。


「……ふふ、主様。増え続ける命は、すべて貴方様への『捧げ物』。一億、二億……数が増えるほど、貴方様が彼らから吸い上げる念動の源泉バッテリーは強大になりますわね」


ファロンがその豊かな双丘を波打たせ、肉厚な尻を艶めかしく揺らして俺の膝に跨る。 「……私たちの胎内にいる十人の『特別な命』も、この巨大な群衆の頂点に立つ日を、今か今かと待ちわびておりますわ」



俺は玉座の肘掛けを叩き、リアナに命じて大陸全土の未婚者リストを強制抽出させた。


1. 徹底的な「在庫」の洗い出し

「リアナ、まだ『独り』でいる不純物を特定しろ。思想的理由、あるいは単なる怠慢か……。理由などどうでもいい。俺のシステムが弾き出した『最適解』に従わせる」


「承知いたしました、主様。……全人口のうち、適齢期でありながら未婚の『在庫』は約500万人。そのうち、旧貴族の矜持を捨てきれぬ者や、単身を好む偏屈な学徒たちが中心です。……即座に、遺伝子・魔力・性格の適合率95%以上の相手を強制指定しましたわ」


リアナが冷徹に指を動かすと、大陸全土の個人端末へ一斉に**「婚姻執行令」**が通知された。


2. 「強制婚姻」の執行

拒否権はない。ギルドの職員(元盗賊の特務部隊)と監査局の役人が、対象者の自宅へと直接乗り込む。 「……おめでとう。今日からお前には、この者が『伴侶』として割り当てられた。文句があるなら、鉱山で一生岩を砕きながら言うがいい」


「あはは! ツカサ、面白いわよ! 泣きながら握手させられてる奴もいれば、意外と好みの相手で顔を赤らめてる奴もいる。私の念動で、無理やり指輪を指に嵌めてあげたわ!」 カレンが、大陸中で巻き起こる「強制的な幸福」の光景を笑い飛ばす。


3. 「生産」の義務化

婚姻したペアには、即座に「新居」と「3年以内の懐妊ノルマ」が課される。 達成した者にはボーナス(追加食料と魔石)を与え、意図的に生産を拒む者には、再教育施設での『愛の強制学習』が待っている。


「……ふふ、主様。こうして無理やりにでも結びつけてしまえば、あとは生物としての本能が働きますわ。……一億の民が、一組の例外もなく『主様の所有物』を増やすための部品となる。これこそが、至高の経営ですわね」


ファロンがその豊かな双丘を揺らし、肉厚な尻を俺の膝に押し付けて、熱い吐息を漏らす。十后たちも、この「強制的な繁殖」によって帝国がさらに強固な地盤を築くことを確信し、満足げに微笑んでいた。


【帝国経営:第二期・強制婚姻成果】


新規成婚数: 約250万組(全適齢期の100%をカバー)。


経済効果: 婚礼需要および新生活用品の消費が爆発的に増加。


統治効果: 「独身」という逃げ場を失わせることで、民衆を「家庭」という名の小さな管理単位に閉じ込めることに成功。


「……これで、この大陸に『余剰な自由』は消えた。すべての男と女が、俺のために新しい命を産み落とす歯車となったわけだ。……さて、次はこの膨れ上がる『家族』たちのために、新しい住まい――空中多層都市の建設を本格化させるとしようか」


俺は、一組の例外もなく「つがい」となった民衆の営みを冷徹に見下ろし、帝国の次なる進化を見据えた


「……地上の土地が足りんというなら、空を耕せばいい。俺の念動があれば、重力すら帝国の資産だ」


俺は玉座から立ち上がり、大陸の中心部、旧帝国と王国の境界にそびえる山脈へと意識を集中させた。


1. 念動による「地殻剥離」

俺が両手を広げ、天に掲げると、地響きと共に巨大な大地が裂け始めた。 「『天壌剥離スカイ・リフト』」


数千km四方の巨大な岩盤が、俺の念動によって重力を拒絶し、ゆっくりと浮上を開始する。地上の民は、自分たちの頭上に「新しい大地」がせり上がっていく光景を、畏怖と共に仰ぎ見た。


「あはは! ツカサ、最高だわ! 山が空を飛んでる! 私の爆破で、住みやすいように岩盤を平らに削ってあげるわね!」 カレンが笑いながら、浮上する岩盤の余分な突起を念動爆破で整形し、広大な平地を作り出していく。


2. 空中多層都市「スカイ・バルザス」の建設

浮上した大地は、三層にわたる多層構造へと再構築された。


上層(居住・教育区): 1,000万人の「帝国優良市民」を収容する最新の高層住宅群。


中層(空中農園・工業区): 念動で光を屈折させ、24時間最適な日照を保つ高効率農業プラットフォーム。


下層(動力・防衛区): 俺の念動と直結した巨大な浮力核と、50万の騎士団の空中駐屯地。


「主様。浮上した大地の下部には、海洋国家連合から接収した『反重力導力』を組み込みました。これで貴方様の念動消費を最小限に抑えつつ、一千万人の生活を永久に支えることが可能ですわ」 リアナが端末上で、空中都市の完璧な生命維持サイクルを起動させる。


3. 「選民」という名の統治

「……この空中都市に住めるのは、婚姻ノルマを達成し、高い生産性を示した者のみだ。地上に残る者たちに、空を見上げるたびに『己の努力不足』を痛感させてやれ」


この空中都市は、単なる居住区ではない。地上の一億の民にとって、最も身近で、最も到達困難な「天国」という名の経営インセンティブだ。


「……ふふ、主様。空の上に新しい国を創ってしまうなんて。……この豊かな双丘が、雲の上の冷たい空気と、貴方様の熱い野心に震えておりますわ。……私たちの子供たちは、この空の上から地上を見下ろして育つのですわね」


ファロンが肉厚な尻を艶めかしく揺らし、完成しつつある空中都市の輝きを見つめる。 十后たちは、自分たちのために用意された「最上層の空中宮殿」へと居を移し、そこで穏やかな、そして支配的な出産の日を待つことになった。


【空中都市・起工報告】


都市名: スカイ・バルザス。


収容人口: 第一期 1,000万人(全土から選抜されたエリート家庭)。


戦略的意義: 地上の過密を解消しつつ、民衆の競争心を煽り、生産性を極限まで高める。


「……地上、地下、海、そして空。この星に俺の管理が届かぬ場所はもう存在しない。……さて、次はこの天上のゆりかごで、俺の後継者たちが産声を上げるための最終調整を始めるとしようか」


俺は、雲を突き抜けて浮かぶ新しい大地を見つめ、完璧に整った帝国の全景に、冷徹な満足感を覚えた。



「……地上の役割は、もはや『居住』ではない。空飛ぶ支配者層を支えるための、巨大な『臓器』……すなわち、完全自動化された生産プラントへと作り変えてやる」


一千万人のエリート層が空中都市「スカイ・バルザス」へと移住し、地上に広大な空白地帯が生まれた。俺はその「空き地」を、一秒の休息も許されない無慈悲な生産機械へと変貌させた。


1. 念動による「大地の大改造グランド・リビルド

俺は念動エレベーターの頂上から、眼下に広がる旧王都や帝都の居住区を見下ろし、右手を振り下ろした。 「……無価値な廃屋は不要だ。すべてを帝国の『部品』に還元しろ」


俺の念動が地表を撫でると、数百万軒の住宅が一瞬にして瓦礫となり、土壌から鉄、銅、レアメタルといった資源が分子レベルで抽出される。その跡地に、地中から巨大な鋼鉄のパイプと、うごめくコンベアベルトが次々とせり上がってきた。


「あはは! ツカサ、すごい景色! 大陸全体が時計の機械仕掛けみたいになっていくわね。私の爆破で、邪魔な山を削って、全部工場にしちゃいましょう!」 カレンが笑いながら、工場の配置を邪魔する地形を念動爆破で平らにならしていく。


2. 「無人オートメーション」の確立

リアナが構築した管理システム「マザー・ブレイン」により、地上は人間が一人もいない、音と光だけの生産空間へと変わった。


自動魔導プラント: 旧聖教国跡地や鉱山から届く資源を、自動で「空中都市のパーツ」や「騎士団の弾薬」へと加工する。


ドローン物流網: 生産された物資は、バベル・リンク(念動エレベーター)を介さずとも、無数の自律飛行ドローンによって直接、空へと運ばれる。


地熱・太陽光発電: 工場の屋根すべてを魔導パネルで覆い、大陸に降り注ぐ太陽光の100%をエネルギーとして略奪(回収)する。


「主様。これにより、地上の生産効率は有人時代の**800%**を超えました。人間は消費と教育に専念し、生産は土に這いつくばる機械が担う。……これこそが、貴方様が求めていた『究極の経営』の姿ですわ」 リアナが端末上で、大陸全土が青白く発光する生産マップを誇らしげに提示する。


3. 十后の視察:機械の鼓動

「……ふふ、主様。地上のすべてが、主様の意志一つで動く巨大な生き物のようですわね。……この豊かな双丘が、地表から響いてくる重厚な機械の振動に、心地よく波打っておりますわ」


ファロンがその肉厚な尻を俺の膝の上で揺らし、雲の隙間から見える「鋼鉄の平原」を眺める。 十后たちは、自分たちの生活を支えるための膨大なエネルギーと物資が、無人の地上から絶え間なく吸い上げられてくる様子を見て、もはや自分たちが「人間」を超越した「神族」であることを確信していた。


【帝国再編報告:地上オートメーション】


稼働率: 100%(24時間365日無休)。


環境: 地上の大気は魔導フィルターで浄化され、空中都市には常に清潔な空気が供給される。


管理: わずかな不具合も、二十人の十傑が念動ドローンを介して即座に修理。


「……人間は空で増え、機械は地で産む。……これで、俺の帝国から『不足』という言葉は完全に消滅した。……さて、地上の整備も終わった。次はいよいよ、十人の妻たちが産み落とす『帝国最強の資産』を迎える準備を整えるとしようか」


俺は、一糸乱れぬリズムで稼働し続ける大陸を背に、十后たちが待つ最上層の聖域へと戻った。



「……ついに、この時が来たか。俺の遺伝子と念動を注ぎ込み、十人の后たちが育んできた『帝国最大の配当』を回収する。……この星の歴史を塗り替える、最初の一撃だ」


空中都市「スカイ・バルザス」の最上層、純白の魔導大理石で組まれた**「聖誕の広間」。そこには、俺の念動と直結し、常に最適な生命維持を行う十基の「念動医療カプセル」**が円状に配置されている。


1. 十人同時の産声

「……リアナ、カレン、セシル、ファロン、ティガ……。そしてアリシア、イリス、ルナ、ステラ。……案ずるな。お前たちの痛みは俺の念動がすべて肩代わりし、悦びに変換してやる。……産め、俺の後継者たちを!」


俺が中央で両手を広げ、膨大な魔力を解放した瞬間、広間は黄金の光に包まれた。


「……あ、あははっ! ツカサ、すごい力が溢れてくる……! 私の爆破の力とは違う、もっと新しい力が、この子の中から……ッ!」 カレンが歓喜の叫びを上げ、十基のカプセルが一斉に開放される。


「オギャアアアアアアアアアア!!」


十人分の産声が重なり合い、物理的な衝撃波となって空中都市を震わせた。驚くべきことに、生まれたばかりの赤子たちは、誰に教わるともなく、微弱な念動で自らの体を宙に浮かせ、黄金のオーラを纏っていた。


2. 帝国の「新星」たち

リアナが即座に、生まれたばかりの十人の王子・王女のステータスをスキャンし、驚愕の表情を浮かべる。


「主様……信じられません。全員が先天的に貴方様の**『念動サイキック』と、それぞれの母親の『異能』**を完全に融合させています。……平均魔力保有量は、既存の魔導師の1,000倍。……彼らは、生まれながらにしてこの星の『頂点』ですわ」


カレンの子: 触れるものを分子レベルで自壊させる「破壊の王子」。


セシルの子: 万物の構造を瞬時に理解し、再構築する「創造の聖女」。


ファロンの子: 視線一つで一万人を隷属させる「支配の瞳」を持つ王子。


(以下、十人全員が超常の異能を保持)


3. 十后の感謝と献身

「……ふふ、あぁ……主様。見てください、この子たちの瞳を。……貴方様と同じ、すべてを見通す冷徹な輝きを宿しておりますわ。……この豊かな双丘から溢れる乳は、すべてこの小さな王たちの糧といたしましょう……」


ファロンが汗ばんだ肌を露わにしながら、生まれたばかりの我が子を抱き、肉厚な尻を震わせながら俺に感謝の口づけを捧げる。十人の后たちは、出産という最大の偉業を成し遂げ、その美しさは母性という名の神々しさを纏って、さらに深みを増していた。


【帝国最終決算:新星誕生】


後継者: 十名(王子5名、王女5名)。


能力: 全員が「Sランク超能力者」以上。


国民への通達: タワー(バベル・リンク)の全壁面に十人の子供たちの姿が映し出され、一億の民が跪き、地鳴りのような歓喜を上げた。


「……完璧だ。俺の帝国は、これで『永遠』を手に入れた。……この子たちが成人する頃には、この星はもはや狭すぎるだろう」


俺は、宙に浮きながら俺に手を伸ばす十人の子供たちを見渡し、父親としての、そして絶対経営者としての冷徹な愛を込めて、その小さな額に帝国の紋章を刻んだ。


「……フン、そうか。この星のすべてを奪い、作り変え、最強の血脈を遺した。経営者として、これ以上の『完璧な幕引き』はあるまい」


俺は玉座に深く背を預け、空中都市「スカイ・バルザス」の窓から、黄金色に輝く自らの帝国を静かに眺めた。


地上の自動工場が規則正しい鼓動を刻み、バベル・リンク(念動エレベーター)が絶え間なく富を吸い上げる。そして背後では、俺の種を宿し、今は母となった十人の后たちが、十人の神童(王子・王女)たちを抱きながら、俺に慈愛と服従の視線を送っている。


【司帝国の最終版図】

統治: 一億一千万の民。一人の犯罪者も、一人の独身者も存在しない、完全管理された楽園。


資産: 大陸、海、空、そして「未来(子供たち)」のすべて。


伴侶: カレン、エレーナ、セシル、ファロン、ティガ、リアナ、アリシア、イリス、ルナ、ステラ。彼女たちの愛と忠誠は、この星のどんな財宝よりも重い。


「……ツカサ、お疲れ様。あはは、結局この世界を全部自分のものにしちゃったわね。あんたの隣にいて、本当に退屈しなかったわ」 カレンが俺の肩を抱き、満足げに笑う。


「……ふふ、主様。私たちの物語は、ここで一度記録を閉じますが……貴方様の支配は、この子たちが繋ぐ血と共に、永遠に続いていきますわ。……さあ、最後は私たち十人と、この豊かな双丘、そして肉厚な尻に包まれて……心ゆくまでお休みくださいな」 ファロンが俺の耳元で甘く囁き、安らぎという名の最後の略奪(癒やし)を捧げてくる。


俺は、一糸乱れぬ帝国の静寂を耳にしながら、ゆっくりと目を閉じた。 奪い、支配し、愛した日々。そのすべてが、俺の「経営」の成果だ。


「……満足だ。俺の帝国に、もはや残された『未回収』のものは何もない」


【ツカサ帝国:大団円】


完: 物語はここで終了です。


司より一言: 「俺の経営に付き合ったこと、褒めてやる。……次はもっとデカい世界を略奪しに行こうか」

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