第4章 征服 帝国の建設
カレン: レベル32 / エレーナ: レベル30
ファロン: レベル32 / セシル: レベル29
王都を包んでいた黄金の光は消え、後に残ったのは、空に浮かぶ巨大な岩塊と、それを見上げる数万の絶望した民衆だけだった。
「ツカサ様、王都の連中……みんな腰を抜かして震えています。次は、どうなさいますか?」
ファロンが、返り血を浴びた頬を艶めかしく拭いながら、俺の脚に身を寄せた。
王都の上空、勇者の遺骸をアイテムボックスへ収穫し終えた俺たちは、巨大な岩塊の拠点と共にゆっくりと下降を開始した。
眼下には、救世主を失い、絶望に支配された王都が広がっている。俺は椅子に深く腰掛けたまま、王宮の中庭を目指して拠点を降下させた。
ドォォォン! と凄まじい地響きを立てて岩塊が着陸し、砕け散った石畳の煙の中から、俺を先頭にカレン、エレーナ、ファロン、セシルの四人が悠然と姿を現した。
「……やっと降りられたわね。ツカサ、あそこに震えてるネズミたちがたくさんいるわよ」
カレンが不敵な笑みを浮かべ、指差す先には腰を抜かした王宮騎士たちがいた。
「あら、掃除のしがいがありそうね。……ねえ、そこを退きなさい。主様の通り道よ」
ファロンが、漆黒の皮鎧に包まれた豊かな双丘を誇示するように一歩前へ出る。歩くたびに重厚に揺れる肉厚な尻。その圧倒的な肉体美と、彼女から放たれるどろりとした魔圧に、兵士たちは武器を握る力さえ失い、次々と膝をついた。
俺たちはそのまま王城の正面扉を**念動**で無造作に吹き飛ばし、最奥の玉座の間へと踏み込んだ。
「き、貴様ら……! 勇者を殺し、我が聖域を汚すとは……!」
玉座の前で剣を構える国王と、その周囲を固める側近や騎士たち。俺は冷徹に一言だけ命じた。
「……無礼な視線を向けるな。その脚は、もう俺の前に立つためには必要ない。王以外、全員の四肢を折れ」
その言葉が終わるか終わらないかのうちに、四人の女たちが動いた。
「……あはっ、いい音がしそうね。『四肢圧折』!」
カレンが指先を踊らせる。見えない念動の衝撃が、側近たちの両膝と両肘を捉えた。強力な念の力で無理やり逆方向にへし曲げ、骨を「折る」のだ。
バキッ、メキッ! と、乾いた硬い木材を叩き折るような嫌な音が玉座の間に響き渡る。
「ぎ、あああああああ!!」
「騒がしいわよ。……逃げられると思わないで」
ファロンがその豊かな双丘を激しく揺らし、魔力糸を四方に放つ。逃げ場を失った騎士たちの四肢に糸が食い込み、彼女が指先をわずかに引き絞るたび、強固な糸が骨を締め上げ、関節を一つずつ確実に粉砕していった。
エレーナもまた、圧力をさらに高めて床に伏した者たちの関節を地面へ叩きつけ、逃げられないよう徹底的に折った。
数秒後。 玉座の間には、五体満足な人間は俺たちと、絶望に目を見開いた国王一人だけとなった。周囲には、四肢を無残に折られ、芋虫のように転がって脂汗を流しながら呻く者たちの山ができている。
「……ひ、ひぃぃ……! 頼む、殺さないでくれ! 何でもする、何でも差し出すから!」
「……何でも、か。お前の命など、俺のアイテムボックスの肥やしにもならん」
俺はまだ温もりの残る玉座を引き寄せ、そこに深く腰掛けた。膝元にはファロンが跪き、その肉厚な尻を床に預けながら、俺の脚に柔らかな胸を押し当ててくる。
「さて……まずはこの城の『隠し事』をすべて吐かせろ。話す口以外の部位は、もう必要ないだろう?」
俺がそう言うと、セシルが「浄化の念」を込めながら、国王の喉元へ優しく手を伸ばした。
玉座に深く腰掛けた俺は、四肢を折られ悶絶する側近たちの呻き声をBGMに、床に這いつくばる男――この国の王を見下ろした。
「……ヒィ、あ、ああ……」
恐怖で顔を歪め、ガタガタと震えるその様には、かつての威厳など微塵もない。俺は冷徹な視線を向けたまま、静かに口を開いた。
「王に問う。……お前はなんだ?」
その問いに、国王は一瞬、呆然と口を開けた。自分の名か、あるいは「王」という地位を答えればいいのか。答えに窮した男が震える声で絞り出す。
「わ、私は……ロートフェルト王国の第十二代国王、アルフォンス・フォン……」
「違う」
俺が短く断じると同時に、カレンが国王の首筋に鋭い念のプレッシャーを叩きつけた。
「……ッ!? カハッ、あ、あぁ……!」
「名前を聞いているんじゃない。地位を聞いているのでもない。……今の、この状況におけるお前の『存在理由』を聞いているんだ」
俺は玉座の肘掛けに頬杖をつき、さらに冷たく問いかける。
「勇者を失い、城を蹂躙され、側近の骨を折られ、ただ命乞いをするだけの肉の塊。……そんなお前は、今、この瞬間に何である必要がある?」
国王の瞳から、プライドの欠片が完全に消え失せた。隣に控えるファロンが、その豊かな双丘を波打たせながら、男を嘲笑うように見下ろす。彼女の肉厚な尻が俺の足元で揺れ、屈辱にまみれた国王の視界を塞ぐ。
「……私は、私は……ゴミです。貴方様の……貴方様の慈悲を乞うだけの、無価値な……エサです……!」
絶望の果てに、男はそう絞り出した。自分を人間ですらないと認め、魂をへし折られた瞬間だった。
「……正解だ。お前は今、俺のアイテムボックスに放り込まれるのを待つだけの、ただの『在庫』に過ぎない」
俺は満足げに鼻で笑うと、セシルに合図を送った。
「セシル。こいつの頭の中を覗け。ゴミが隠し持っている『宝物庫』の鍵と、この城にいる『女』たちの場所。すべて吐かせろ」
「はい、ツカサ様。……心ゆくまで、洗いざらい引き出して差し上げますわ」
セシルが優しく、しかし容赦のない念動を国王の頭蓋へと伸ばした。
「……セシル、待て。その前に、このゴミに見せてやるものがある」
俺は右手を虚空にかざし、アイテムボックスの深淵を開放した。
「――出ろ」
ドサドサッ、と嫌な重量音と共に、玉座の間の床に「それら」がぶち撒けられた。 さっき仕留めたばかりの勇者ハルトの亡骸。首を捻り切られた聖騎士たち。そして、かつてこの王がカレンを贄として差し出そうとした際に関わった、ロートフェルト伯爵家の連中や、俺たちがこれまで道中で「解体」してきた数多の死体。
積み上がった死の山、その腐臭と鮮血が、豪華な絨毯を汚していく。
「ヒッ、あ……あぁぁ……勇者、ハルト……!? そ、そんな……」
国王の顔が土色になり、四肢を折られて転がっている側近たちも、自分たちの「成れの果て」を見せつけられたかのように絶望に目を見開く。
俺は死体の山を踏みつけ、絶望の淵にいる王を冷徹に見下ろした。
「王に問う。……お前の罪を数えろ」
「つ、罪……? 私、私は……国を、民を、守るために……」
「……まだそんな世迷言を抜かすか」
俺の合図で、カレンが国王の顔の横に転がっている死体の頭を、念動で無造作に踏み潰した。グシャリという音が、静まり返った広間に響く。
「罪とは、お前が犯した過ちのことではない。……お前が俺という『理不尽』を怒らせ、この状況を招いたことそのものだ」
俺は玉座から身を乗り出し、震える王の髪を掴み上げた。
「カレンを忌み子と呼び、捨てた罪。己の無能を棚に上げ、勇者という他人の力に縋った罪。そして……俺という絶対的な支配者の前に立ち塞がった罪」
隣に立つファロンが、その豊かな双丘を波打たせながら、死体の山を愉悦の表情で見下ろしている。彼女の肉厚な尻が、死体の山と絶望する王の境界を冷酷に区切っていた。
「さあ、数えろ。……お前が積み上げたこの死体の数だけ、お前には『死よりも凄惨な報い』を受けてもらう」
セシルが静かに微笑み、念動で死体から溢れた血を操り、国王の顔に不気味な紋様を描き始めた。
「……ツカサ様。この男の罪、数え終わるまで、死なせないように魂を固定しておきますね」
「……命乞いの前に、聞かせてもらおうか。王を自称していた貴様に」
俺は死体の山から漂う鉄錆の臭いを吸い込み、冷徹な双眸で男を射抜いた。
「お前はこの国を、どのように経営してきた?」
「け、経営……? 私は、王として、伝統を守り、神殿の教えに従い……増えすぎた賎民を間引き、魔力の高い種のみを残し……」
「……なるほど。経営というより、ただの『間引き』と『保身』だな」
俺は呆れたように息を吐いた。 俺の傍らで控えていたエレーナが、苛立ちを隠さずに念のプレッシャーを強める。彼女の念動が床を軋ませ、四肢を折られた側近たちの呻き声を力ずくで抑え込んだ。
「伝統のために才能ある者を『忌み子』と呼んで捨て、無能な血族だけで贅を尽くす。……効率が悪いどころか、資源の無駄遣いだ。経営者としては、最低の三流だな」
俺の合図で、ファロンがゆっくりと動き出した。 彼女は漆黒の皮鎧に包まれた豊満な双丘をわざとらしく揺らし、絶望する王の目の前で、その肉厚な尻を玉座の足元へと下ろす。王の鼻先に、ダークエルフ特有の野生的で甘い香りと、強者の魔圧が突き刺さった。
「ツカサ様の仰る通りですわ。……この国の税収の半分は、神殿への寄進と、王族の宝石に消えていたのでしょう? その金があれば、もっとマシな防衛設備が整えられたはずなのに」
ファロンが蔑みの色を込めて笑う。 俺は玉座の背にもたれかかり、アイテムボックスから取り出した「勇者の聖剣」を、無造作に王の喉元へ放り投げた。
「お前の経営の集大成がこれだ。……他所から買ってきた『勇者』という名の外注戦力一つに、国の命運を丸投げした。そして、その外注先は今、ここでお前の目の前で死体になっている」
国王は、目の前に転がった聖剣と、物言わぬハルトの遺骸を見て、ついに喉を鳴らして嗚咽を漏らした。
「……経営方針のミスだ。倒産、あるいは買収(略奪)されるのは必然だったというわけだ」
俺はセシルに顎で指示を出した。
「セシル、経営権の委譲だ。この男の脳を直接弄って、王族しか知らない『隠し資産』の場所をすべて書き出させろ。……それから、こいつの経営によって苦しめられた奴らを、この広間に集めろ。残りの罪は、そいつらに数えさせてやる」
「……いいだろう。お前の経営の結果を、その身で直接受け取らせてやる」
俺は右手を軽く振り、**念動**で王城の巨大な正面扉と、広場に面した外壁を丸ごと吹き飛ばした。轟音と共に、王の中枢は下界の広場から丸見えの「舞台」へと変わる。
「カレン、エレーナ。……客を招け。この城の下で、今の今まで家畜のように扱われていた連中だ」
カレンたちの念動によって、重税と差別で骨と皮ばかりになった民衆たちが、吸い寄せられるように広場へと集められた。彼らの目の前に、俺は四肢を折られた側近たちと、脂汗を流して震える国王を無造作に放り出した。
「……殺せ! 息子を返せ!」 老婆が投げた石を合図に、数千の民衆が雪崩のように国王たちへ襲いかかった。棍棒で叩かれ、素手で肉を引きちぎられ、国王たちは積年の恨みを込めた暴力の嵐に飲み込まれていく。
だが、俺はそれをただ眺めるだけでは終わらせない。
「……簡単に壊れるな。支払うべき負債は、まだ山ほどあるはずだ」
俺は己の超能力のベクトルを反転させ、細胞の再構築を司る未知の術式を編み出した。
「『超能力治療』」
俺が指先を向けると、ボロ雑巾のように成り果て、絶命寸前だった国王と側近たちの身体を青白い光が包み込んだ。 バキバキと音を立てて骨が繋がり、引き裂かれた皮膚が瞬時に塞がっていく。
「あ……が、あああ!? なぜ……傷が、治って……!?」
死の安らぎさえ許されず、完璧な健康体へと引き戻された国王が絶叫する。
「勘違いするな。助けたわけではない。……お前たちの罪は、一度死ぬ程度で精算できるほど軽くはないと言ったはずだ」
俺が冷酷に告げると、一瞬呆気にとられていた民衆が、さらにぎらついた狂気を瞳に宿した。 「……死なないのか? だったら、何度でも殺せるじゃないか!!」 「さあ、もう一度だ! 俺たちの分を返せ!」
再生と破壊。 殴り倒され、踏み潰され、命の灯火が消えかけるたびに、俺の「治療」が彼らを地獄の最前線へと引き戻す。無限に繰り返される苦痛の輪廻。
「ツカサ様、なんて素晴らしいお力……。これなら、彼らの心が完全に壊れるまで、何度でも『経営責任』を取らせることができますね」
ファロンが、その豊かな双丘を俺の腕に押し当て、興奮に頬を染める。彼女の肉厚な尻が、絶望の合唱に合わせて悦びに小刻みに震えていた。
「……あはは! ツカサ、最高よ! まさに終わらないおもちゃね!」 カレンもまた、その無限の地獄に目を輝かせ、時折、再生を助けるように念動で国王の関節を一つずつ丁寧に折り直している。
【新能力開発:超能力治療】
効果: 対象を瞬時に全快させる。ただし蓄積された精神的苦痛は消えず、恐怖だけが増大する。
俺は、再生と破壊が繰り返される狂乱の広場を特等席で見つめながら、次の略奪の準備を始めた。
「……セシル、その男が完全に使い物にならなくなる前に、すべての『負債』を吐かせろ。脳を直接癒しながらな」
俺の命令を受け、セシルが国王の頭に手を置く。広場でのリンチと、俺の**『超能力治療』**による強制蘇生のループで、国王の精神はすでに限界を超えていたが、セシルの念動がその崩壊しかけた意識を無理やり繋ぎ止める。
「……あ、あぁ……金庫は……北の離宮の、地下三階……王族の血と、魔力、で……」
「……ふん、血と魔力か。なら、このゴミの指を一本持っていけば済む話だな」
俺は国王の記憶からすべての隠し財産――隣国との密約、裏帳簿、さらには歴代王族が隠してきた「禁忌の魔導具」の在処を洗いざらい引き出した。
「さて。次は、この経営失敗の連帯責任を取らせる番だ」
俺は視線を、王城の最上階にある王女たちの私室へと向けた。そこからは、広場で父親が無惨に解体され、再生される地獄が嫌でも目に入っているはずだ。
「カレン、ファロン。……上の『お姫様』たちを連れてこい。これからの我が家での、正しい飼われ方を教えてやるんだ」
「ええ、ツカサ。……あんな無能な王の血を引いてるんだもの。徹底的に仕込んであげるわ」 カレンが残酷な笑みを浮かべ、指先を踊らせる。
「うふふ、楽しみですわ。……絶望で心を病んでいるのなら、私たちの愛で上書きしてあげましょう」 ファロンは、その豊かな双丘を波打たせ、肉厚な尻を揺らしながら、獲物を追う獣のような足取りで城の奥へと消えていった。
数分後。 広場には、カレンたちの念動で宙を運ばれてくる二人の王女の姿があった。第一王女と第二王女。王国一の美貌と謳われた彼女たちは、今や恐怖で顔を真っ青にし、ガタガタと震えながら、広場に転がる「再生し続ける父親」の姿を見て、喉を鳴らして嗚咽を漏らしている。
「お父様……! ああ、嫌、見たくない! 助けて、誰か助けて……!」
俺は玉座に座ったまま、泣き叫ぶ王女たちを冷徹な目で見下ろした。
「助けて、だと? ……お前たちが贅を尽くしていたその金は、すべてこの広場で石を投げている民衆から搾り取ったものだ。……経営責任からは、誰一人として逃げられん」
俺はアイテムボックスから、王の記憶から引き出したばかりの「王家の家宝」――黄金の首輪を取り出した。
「……民衆の怒りはまだ収まらないようだな。なら、その間に俺たちは実利をいただくとするか」
俺は広場で繰り返される無限の処刑劇をカレンとセシルに任せ、ファロンとエレーナを連れて離宮へと向かった。国王の脳から引き出した記憶を頼りに、豪華な装飾が施された離宮の地下へと足を踏み入れる。
「ツカサ様、この奥ですわ。……王家の血族しか知らないはずの、この国の『心臓』が」
ファロンがその豊かな双丘を揺らしながら、念動で何重にも施された物理錠と魔導結界を強引に引き剥がしていく。最深部の巨大な扉を開くと、そこには大陸一の栄華を誇った王国の、真の全財産が眠っていた。
山をなす金貨、伝説級の魔導具、そして国力の源たる巨大な魔力結晶「賢者の石」。
「……ほう。経営の失敗を民に押し付けて、これだけのものを溜め込んでいたわけか」
俺は冷笑を浮かべ、アイテムボックスの門を最大に開放した。
「――すべて収穫だ。塵一つ残すな」
凄まじい吸引力と共に、王国の富が次々と闇の中へと吸い込まれていく。金貨の山が崩れ、煌びやかな財宝が俺の所有物へと変わっていく。数分後、そこには冷たい石造りの空間だけが残された。
「これでこの国は、明日からパン一切れ買う金もない『物理的破産』状態ね。……ふふ、あはは! 痛快だわ!」 エレーナが空っぽになった宝物庫を見渡し、愉快そうに声を上げる。
「ええ。……王女たちを養うための贅沢品も、もうこの世界には存在しませんわ。彼女たちに、無価値な存在になった絶望を教えてあげなくては」 ファロンは俺の腕にその肉厚な尻を擦り付け、征服の余韻に浸っている。
【アイテムボックス接収完了】
獲得品: 賢者の石、王家の秘宝一式、金貨三億枚相当、国債、土地権利書。
王国の状態: 経済的死。通貨価値は暴落し、国家予算はゼロとなった。
俺たちは再び広場へと戻った。 そこには、無限に再生されながら民衆に蹂躙され続け、魂さえ抜け殻のようになった国王と、その様子を強制的に見せつけられて精神が崩壊した王女たちがいた。
「……さて。金も、誇りも、希望も奪い尽くした。……次は、この『空っぽになった国』をどうしてやろうか」
俺は玉座に座り直し、絶望に染まった王女たちの顎を念動でくいっと持ち上げた。
「……そうだ。経営責任というなら、この娘たちも同罪だったな」
俺は玉座から冷徹な視線を送り、カレンとファロンによって引きずり出された二人の王女を見据えた。
「お前たちが着ているその絹のドレスも、その肌を磨き上げた香油も、すべては広場の民から搾り取ったものだ。……父親の苦しみだけを見て、自分たちは安全圏にいられるなどと、そんな甘い経営判断が通ると思うか?」
「い、嫌っ! お願い、助けて! 私は何も知らない、何もしてないわ!」 第一王女が悲鳴を上げ、俺に縋り付こうとする。だが、その身体をファロンの魔力糸が無慈悲に絡め取り、広場の中心――今まさに父親が肉塊にされている地獄のど真ん中へと放り投げた。
「……経営に参加していなかったというのなら、せめてその『肉体』で負債を返済してもらおうかしら」 ファロンが豊かな双丘を揺らし、獲物を追い込むような笑みを浮かべる。
続いて第二王女も、エレーナの重力によって地面を這うように広場へと引きずり出された。
「……見ろ。お前たちが『ゴミ』と呼んでいた民衆だ。……さあ、奴らに返してやれ。お前たちのすべてをな」
俺の合図と共に、民衆の怒りの矛先が、新たに投入された「王家の至宝」たちへと向けられた。
「この女の首飾りの一つで、俺の家族は一年食えたんだ!」 「その綺麗な顔を台無しにしてやる!」
数千の手が王女たちに伸びる。ドレスは無残に引き裂かれ、透き通るような肌は泥と石礫にまみれていく。王女たちの悲鳴が、国王の絶叫と重なり、広場は阿鼻叫喚の極致へと達した。
「……だが、壊れるにはまだ早すぎるな」
俺は右手をかざし、開発したばかりのあの能力を広場全域に展開した。
「『超能力治療』」
青白い光が王女たち、そして国王を包み込む。 民衆に髪を引き抜かれ、指を折られ、絶命寸前にまで追い込まれた彼女たちの身体が、瞬時に、完璧に、美しく再生される。そして、再生が終わった直後から、また新しい暴力が彼女たちを襲う。
「あ、あああああああ!! 死なせて! お願い、もう殺してぇぇぇ!!」
「……あはは! ツカサ、最高だわ。これなら一生、民衆の怒りが尽きるまで遊ばせてあげられるわね」 カレンが広場を見下ろし、狂喜に満ちた声を上げる。
ファロンもまた、俺の膝元でその肉厚な尻を震わせながら、王族が等しく泥にまみれ、再生を繰り返す地獄絵図に酔いしれていた。 「……素晴らしい光景ですわ。これが、ツカサ様が下した『最終決算』なのですね」
金も、誇りも、身体も、そして「死ぬ権利」さえ奪われた王家。 俺たちは、永遠に終わらない悲鳴を肴に、王城の瓦礫の上で勝利の美酒を味わった。
【現在の状況:王家の無限債務返済】
国王・王女たち: 民衆によるリンチと「超能力治療」による無限ループに陥る。
王都: 物理的に破産し、もはや復興の余地なし。
ツカサ: 全財産を接収し、真の「絶望の支配者」として君臨。
「さて……。この国に未練はなくなった。次は、どの『経営不振の国』を潰しに行くか」
俺は、再生と絶叫が止まない広場を背に、巨大な岩塊の拠点を再び浮上させる準備を始めた。
「……いいだろう。王家だけが苦しむのは、不公平というものだ」
俺は玉座から立ち上がり、右手を一薙ぎした。
**念動**の奔流が、城の廊下や地下牢に逃げ込んでいた宰相、傲慢な貴族たち、そして市民を虐げていた騎士団員たちを一人残らず「掃討」し、広場へと叩き落とした。
「ぎ、ぎゃあぁぁぁ!?」 「助けてくれ! 私は、私はただ命令に従っただけで……!」
無様に転がる「特権階級」たちの山。四肢を折られた側近たちに加え、豪華な法衣を着た宰相も、勲章まみれの騎士団長も、今はただの「獲物」でしかない。
「民たちよ。……お前たちの血と汗を吸い取ってきた寄生虫は、これですべてだ。一人残らず、好きなように食らい尽くせ」
俺の号令とともに、民衆の憎悪は臨界点を超えた。
「この宰相……俺たちの村を見捨てた男だ!」 「騎士団長! お前に処刑された父さんの分だ!」
数万の怒れる民が、肉の壁となって彼らを飲み込んだ。殴打の音、骨の砕ける音、そして執政者たちの無様な悲鳴が、王都の空に響き渡る。
「……だが、精算はまだ始まったばかりだ。『超能力治療』」
俺は広場全体を青白い光で包み込んだ。 内臓が潰れ、意識を失いかけた宰相の身体が瞬時に再生する。恐怖で心臓が止まりそうになった騎士の身体が、強制的に「健康」に引き戻される。
再生した瞬間に、また新しい棍棒が振り下ろされ、また新しい民衆の手が肉を剥ぎ取る。
「あ、あああああぁぁ!! なぜだ! なぜ死ねないんだ!!」 「頼む……誰か……もう殺してくれぇぇ!!」
終わりなき暴力。 絶叫のオーケストラが奏でられる中、俺はファロンを玉座の隣へ引き寄せた。彼女は豊かな双丘を激しく波打たせ、興奮のあまり潤んだ瞳でその光景を見つめている。
「……ツカサ様、なんて贅沢な地獄でしょう。これぞ、この国に相応しい『最後の経営会議』ですわね」 ファロンの肉厚な尻が、俺の脚に体重を預け、悦びに震えている。
「あはは! 見て、ツカサ! 騎士団長が泣きながら許しを乞うてるわ。あんなに私を『忌み子』だって蔑んでいたのに!」 カレンが広場へ向けて念動を放ち、再生を繰り返す彼らの関節を、遊び感覚でさらに細かく「折り」続けていた。
【現在の状況:王国全支配階級の無限地獄】
国王・王女・宰相・貴族・騎士団: 民衆の私刑と無限再生のループにより、肉体的な「死」を奪われる。
王都広場: 数千年の歴史で最も凄惨、かつ民衆が最も「熱狂」する処刑場と化す。
俺は、足元で震えながら俺の靴を舐めようとする生存者を念動で排除し、満足げに背もたれに身を預けた。
「……これで、この国の負債は少しずつ返済されていくだろう。俺たちがこの空の果てに去ったあとも、彼らの悲鳴が止むことはない」
俺は、拠点である巨大な岩塊を再び浮上させるための魔力を練り始めた。
「……さて。ゴミ掃除はこれくらいでいいだろう」
俺は広場に響き渡る絶叫を、念動の壁で遮断した。復讐は十分に果たされた。だが、このままではこの国はただの死体置き場だ。俺は独裁者になって民草の面倒を見るつもりも、この廃墟の主として居座るつもりもない。
俺は玉座の肘掛けに手を置き、広場に集まった民衆を見下ろして宣言した。
「民ども、よく聞け。俺はこの国を支配する気はない。法律も、税も、神殿の教えも……そんな面倒なものはすべて俺がこの手でぶち壊した」
俺の言葉に、広場が静まり返る。
「だが、秩序がないと食い扶持にも困るだろう。……そこでだ。**『新しい国を、自分たちで回したい奴』**を募集する。王になりたい奴、この街を立て直したい奴、誰でもいい。身分も過去も関係ない。やりたい奴は、この玉座の前まで来い」
俺の提案は、独裁への誘いではない。ただの「経営権の譲渡」だ。 民衆は顔を見合わせた。恐怖、戸惑い、そして……微かな野心が広場に伝播していく。
「……お、俺にやらせてください!」
一人の若者が、泥にまみれた身体で瓦礫を登ってきた。かつての下級役人か、あるいは商人の倅か。その瞳には、恐怖を上回る「変革」への意志があった。続いて、数人の男や女が、覚悟を決めた面持ちで進み出る。
「いいだろう。お前たちがこの国をどう経営するかは勝手だ。だが、条件が一つだけある」
俺は膝元に侍るファロンの豊かな双丘に手を添え、彼女の肉厚な尻が玉座の絨毯に沈み込むのを感じながら、候補者たちを見据えた。
「俺たちがこの地を去る際、略奪した財宝の中から、立て直しに必要な最低限の『資本』は置いていってやる。その代わり、俺がいつかここに戻ってきたとき……もし前よりつまらない国になっていたら、その時は今度こそ、この土地ごと地図から消し去る」
それは「支援」であり、同時に「絶対的な脅迫」だった。
「……承知いたしました。貴方様が再び訪れる時、必ずや、かつての王国よりも豊かな地にして見せましょう」
若者が地面に額を擦り付ける。
「あはは! 面白いわね、ツカサ。このネズミたちがどんな国を作るのか、数年後が楽しみだわ」 カレンが面白そうに目を細める。
「ええ。……私たちの干渉なしに、どれだけの価値を産み出せるか、見極めて差し上げましょう」 ファロンもまた、新しく「王」の座に就こうとする男を、まるで観察対象を見るような冷ややかな、しかしどこか期待の混じった瞳で見下ろした。
【新体制の樹立:自主経営国家】
新王: 民衆の中から選ばれた志ある若者。
ツカサの立場: 支配者ではなく、いつでも国を滅ぼせる「絶対的な債権者」。
報酬: 王国の宝物庫から一部の「復興資金」を貸与(という名の施し)。
俺は、自分たちの手で瓦礫を片付け始めた民衆を背に、再び拠点である岩塊を浮上させた。
「……さあ、行くぞ。この国に、もう俺たちのやるべき仕事はない」
空高く昇る岩塊の上で、俺は略奪したばかりの美酒を四人と共に酌み交わした。
「……仕上げだ。この国の古い仕組みを、根底から叩き潰す」
俺は玉座から立ち上がり、右手を一薙ぎした。
まずは、城下の地下牢や貴族の館に繋がれていた奴隷たちの枷だ。俺の念動が国中の鉄鎖を一点に捉え、一斉に粉砕した。 「……自由にしてやる。だが、これからは自分の足で立て。俺は二度と助けない」 何千、何万という元奴隷たちが、信じられないという表情で自由になった己の手を見つめている。
次に、広場に転がされたままの貴族たちの屋敷へ、俺の意識を飛ばした。 「カレン、エレーナ。……私腹を肥やした連中の資産をすべて剥ぎ取れ。金貨一枚、宝石一個に至るまで、奴らの強欲の象徴を没収しろ」 「ええ、ツカサ。隠し金庫ごと引きずり出してやるわ!」 カレンの念動が街中の館を襲い、没収された財宝が巨大な渦を巻いて俺のアイテムボックスへと回収されていく。私腹を肥やしてきた貴族たちは、文字通り「着の身着のまま」の無一文へと叩き落とされた。
そして最後は、この腐敗した統治の精神的支柱――教会だ。
「……神の名を借りて弱者を虐げ、経営を怠ってきた報いだ。その象徴ごと消えてもらう」
俺は王都の中心にそびえ立つ大聖堂へと右手を向けた。 「『圧潰』」 ギギギ、と巨大な建築物が悲鳴を上げる。ステンドグラスが粉々に砕け、黄金の偶像が歪み、重厚な石造りの柱が内側へと折り畳まれていく。数秒後、王国の権威の象徴であった教会は、ただのガレキの山へと成り果てた。
「あはは! 綺麗に潰れたわね。これで、誰もあんな嘘っぱちの教えに縋ることはできないわ」 カレンが瓦礫の山を指差して笑う。
「……身ぐるみ剥がされた貴族たちが、元奴隷たちの前に放り出される。……これ以上の『公平な再スタート』はありませんわね、ツカサ様」 ファロンがその豊かな双丘を揺らし、満足げに俺の脚に肉厚な尻を預ける。
俺は、神も王も貴族もいなくなった、ただの「更地」としての王都を見下ろした。
「奴隷は消え、貴族は持たざる者となり、教えは瓦礫に埋まった。……ここから先、どんな国を作るかはお前ら次第だ」
俺は略奪した莫大な資産の中から、民衆が生きていくための最低限の食料と資材だけを念動で広場へ撒いた。
【王都・解体と解放の結果】
奴隷解放: 全員が自由の身となり、新体制の労働力へ。
貴族資産: すべて没収。ツカサの軍資金および新国家の復興基金へ。
教会: 完全に破壊。旧来の価値観を払拭。
「さあ、行くぞ。この国には、もう俺たちが奪うべき不純物は残っていない」
俺は四人の女たちを連れ、再び浮上を開始した巨大な岩塊の拠点へと戻った。 地上では、新しく選ばれた王の下で、民衆が自分たちのための国を築こうと動き始めている。
拠点が王都の廃墟を離れ、悠然と空を舞い始めた頃。俺は広大な広間のソファに深く腰掛け、王都から連れ帰ってきた二人の女を前に立たせた。
一人は、奴隷市場の檻を破壊した際に、力尽きながらも牙を剥いて俺を睨みつけていた虎獣人の女だ。 しなやかな肢体に野性的な虎の紋様が浮き出た白い肌。金色の瞳は獰猛さと美しさを湛え、ただ立っているだけで獲物を狙う獣のような色香を放っている。
もう一人は、教会の地下深くに「聖なる象徴」として幽閉されていた人間の女。 月光のような銀髪と、すべてを諦めたような虚無的な美貌。だが、俺が教会を物理的に圧壊させた瞬間、彼女は崩れ落ちる瓦礫の中で初めてその瞳に「自由への渇望」という名の火を灯した。
二人とも、アイテムボックスには入らない。俺が混乱の最中にその腕を掴み、この拠点へと直接引き上げた者たちだ。
「……お前たちの居場所は、もう地上にはない。俺に従い、その牙と知恵を俺のために使うか、それともここから飛び降りるか。選べ」
俺が冷徹に問うと、虎獣人の女は不敵に口角を上げ、しなやかな膝を床についた。
「……虎の誇りは、自分より強い者にしか捧げない。あんたは、あの腐った国をたった一人で壊した。なら、私の命を預ける価値があるわ。……好きに使いなさい」
続いて、人間の女もまた、ドレスの裾を揺らしながら優雅に、しかし確かな意志を持って跪く。
「……神を騙る偽物たちが消え、私の前には貴方が現れた。……私は、貴方が作る新しい世界の、一番近くにいたいのです。たとえそれが、地獄であったとしても」
六人の美女たちが広間に揃い、拠点の空気はより一層濃密なものへと変わった。
「あら、新しい妹分かしら? ……ツカサ、この虎娘、いい毛並みをしているわね。私の念動で、どこまで喉を鳴らすか試してみたいわ」 カレンが面白そうに虎獣人の耳に指を伸ばし、クスクスと笑う。
「ふふ、人間の方も素晴らしい透明感だわ。……教会の冷たい床で過ごしてきたのなら、私の魔力糸の熱さで、真の忠誠を教えてあげましょう」 ファロンがその豊かな双丘を揺らし、肉厚な尻をソファの端に預けながら、新入りの二人に品定めするような視線を送った。
【新メンバー加入:運命の選択】
ティガ(虎獣人): 圧倒的な敏捷性と野生の勘。前衛・近接戦闘担当。
リアナ(人間): 禁忌の魔導知識と、王国の裏側を知る知略家。後衛・参謀担当。
「……いいだろう。今日からお前たちも、この拠点の住人だ。俺の所有物として、その価値を証明してみせろ」
俺は六人の美女たちを従え、窓の外に広がる無限の雲海を見つめた。 奪い尽くした王国の富、そして新たに得た二つの宝石。俺たちの旅は、ここからさらに加速する。
「……戦力は揃ったが、個々の力に頼るだけでは限界がある。今日からは全員、俺の**念動**を基盤とした戦闘技術を叩き込む」
俺の言葉に、先住の四人はもちろん、新入りのティガとリアナも表情を引き締めた。 空飛ぶ拠点の広大な中央広場。そこが即席の訓練場となる。
「カレン、エレーナ。お前たちは出力の微調整だ。巨大な岩を浮かせるのは誰でもできる。……針の穴を通すような精密さで、念の弾丸を連射しろ」
「ええ、ツカサ。あはっ、それなら得意分野だわ!」 カレンが指先を踊らせ、空中に浮かべた数千の小さな石礫を、目にも止まらぬ速さで一点に集中させる。エレーナは重力の指向性を変え、その弾丸の軌道をさらに鋭く折り曲げる修行に没頭する。
俺は次に、新入りの二人へ歩み寄った。
「ティガ、お前は身体能力に念動を上乗せしろ。自分の拳や脚に念の膜を張り、打撃の瞬間に爆発させる。……いわば『念動爆砕拳』だ」
「……なるほどな。ただ殴るより、はるかに効率がいい」 虎獣人のティガはしなやかな肢体を躍動させ、虚空に向けて拳を放つ。空気が爆発し、衝撃波が広間の壁を震わせた。
「リアナ、お前は魔力と念の融合だ。魔法の構築速度を念動で加速させろ」
「はい、主様……。魔力の流れを念で強制的に編み上げるのですね。……これなら、詠唱を破棄しても最上位魔術が使えそうですわ」 リアナが銀髪を揺らし、その冷静な瞳に魔導の光を宿す。
そして、ファロンは。 「ファロン、お前は魔力糸に念動を乗せろ。目に見えない糸を、念の力で『刃』に変えるんだ」
「ふふ、お任せください、ツカサ様」 ファロンがその豊かな双丘を揺らし、指先から放たれた極細の糸が、念動の振動を受けて空間そのものを切り裂く。彼女が歩くたびに肉厚な尻が重厚に揺れ、修行の場に艶めかしくも殺伐とした華を添えた。
「……いいか。俺が教えるのは『奪うための技術』だ。世界を俺たちの庭にするために、その力を磨け」
俺自身も、六人の魔力を念動で一つに束ね、巨大な拠点をより高速に、より強固に制御するための練磨を続ける。 空飛ぶ要塞は、六人の美女たちの放つ極彩色の魔力と、俺の不可視の念動に包まれ、さながら「空飛ぶ凶器」へと進化を遂げていった。
【修行の成果:戦力の底上げ】
ツカサ: 全員の魔力をリンクさせ、拠点全体の防壁と移動速度を大幅強化。
ティガ&リアナ: 念動の基礎を習得。戦闘スタイルが「超能力型」へとシフト。
先住四人: 技の精度が格段に上昇。
「……ツカサ様。お体の調子はいかがですか? 修行の合間に、私たちが念動で『解』して差し上げましょうか?」
ファロンが汗ばんだ肌を俺に寄せ、熱い吐息と共に囁く。
「修行の成果を試すには、絶好の機会が来たようだな」
俺は玉座から立ち上がり、視線の先、雲海の向こうから現れた魔法帝国の偵察艦隊を捉えた。最新鋭の魔導装甲を纏った十数隻の艦隊。だが、俺たちの進化を測るための「標的(的)」に過ぎない。
「全制空権、確保。……演習を開始するぞ」
1. 偵察艦隊の瞬殺:念動連携
俺の号令と共に、六人の美女たちがそれぞれの修行の成果を解き放った。
「ティガ、先陣を切れ。リアナは砲撃の軌道を歪めろ」 「応っ! 『念動瞬歩』!」 虎獣人のティガが空中に念の足場を築き、弾丸のような速度で先頭艦へ突撃する。念動を纏った彼女の拳が魔導防壁を紙細工のようにぶち抜き、艦の中枢を一撃で粉砕した。 「……無駄です。『重念偏向』」 リアナが銀髪をなびかせ、放たれた魔導砲を念動で強引に捻じ曲げ、帝国艦隊同士を同士討ちさせる。
「カレン、ファロン、エレーナ、セシル。……トドメだ」 四人の念が重なり、空中に巨大な**「見えない不可視の万力」**が形成された。逃げようとする残存艦隊を包み込み、そのまま握り潰す。 メキメキバキッ! と、鋼鉄がひしゃげる凄まじい音が空に響き、帝国の誇る偵察艦隊は一瞬にして火球へと変わった。
2. 王国の清算:犯罪者狩り
「次は下界だ。王がいなくなり、増長している野党や悪徳商人……この国の『不純物』をすべて間引く」
俺たちは拠点を低空へと降下させ、王国全土を高速で巡回した。 村を襲っていた盗賊団、混乱に乗じて私腹を肥やす悪徳領主。俺は玉座から動くことなく、千里眼と念動を組み合わせ、逃げ惑う彼らを次々と捕捉した。
「……逃がさないわ。ツカサ様の秩序を乱すネズミたちは、全員私が糸で縛ってあげる」 ファロンが豊かな双丘を誇示するように身を乗り出し、地上に向けて無数の魔力糸を放つ。念動を乗せた糸は、街の路地裏に隠れた犯罪者たちさえも正確に絡め取り、そのまま空中で絞り上げた。
3. 魔物の解体:アイテムボックスの整理
移動の合間、俺は修行の一環としてアイテムボックスに収穫していた巨大な魔物の死体を取り出した。
「セシル、解体を手伝え。念動だけで、細胞の一つ一つを傷つけずに分解しろ」 「はい……主様。美しく、丁寧に……」
巨大なドラゴンの死体が空中に浮遊する。俺たちの精密な念動が、目に見えないメスとなってその皮を剥ぎ、骨を抜き、希少な魔石を摘出していく。 「……あはは! 念動でやると、血が一滴も飛び散らなくて快適ね!」 カレンが面白そうに肉を小分けにし、次々と極上の食材や素材へと変えていった。
【実戦演習完了:戦果】
帝国艦隊: 壊滅。技術の隔絶を叩きつけた。
王国全土: 悪党が掃討され、新王が統治しやすい「浄化された地」となった。
素材確保: 高純度の魔石と、修行によって完璧に解体された最高級の魔物素材が山積み。
「……ふん、少しはマシになったな」
俺がそう呟くと、ファロンが熱を帯びた瞳で俺の腕に寄り添ってきた。彼女の肉厚な尻が俺の膝の上で揺れ、激しい演習の後の火照った肌から甘い香りが漂う。
「ツカサ様……次は、この綺麗になった国に、どんな『教訓』を残しましょうか?」
「……王都を潰しただけで、この国が浄化されたと思うのは早計だったな」
俺は広大な王国の版図を念動のレーダーでスキャンし、まだ「腐臭」を放っている地点を特定した。王都の崩壊を知りながら、地方でさらに圧政を強め、民を盾にして私腹を肥やし続けている悪徳貴族――バルザス子爵の領地だ。
「カレン、ティガ。次の目的地が決まった。……まだ自分が『支配者』だと思い込んでいる時代遅れのネズミを、その巣ごといただくぞ」
「あはっ、いいわね! 王都の連中より、地方の成金の方が面白い悲鳴を上げそうだわ!」 「……虎の爪が疼く。主、その男の首は私が獲ってもいいか?」
1. 領主館の急襲
俺たちの巨大な岩塊が、バルザス領の美しい穀倉地帯を覆う影となる。 バルザスは、王都の混乱に乗じて重税を課し、抵抗する領民を広場で吊るし上げている最中だった。
俺は玉座から一歩も動かず、右手を軽く振り下ろした。 ドォォォォン!! 念動による不可視の巨大な拳が、領主館の豪華な屋根と防壁を、中庭で宴を開いていたバルザスごと押し潰した。
「な、なんだ!? 何が起きた! 救護兵、騎士団は何をしている!」 瓦礫の中から這い出してきた肥満体の男――バルザスが、空を見上げて絶望に染まる。そこには、黄金に輝く六人の美女を従えた俺の玉座が浮遊していた。
2. 資産の接収と「成敗」
「バルザス。お前の領地、そしてお前が溜め込んだすべては、今この瞬間から俺の所有物だ」
「な、何を……! これは代々我が家が守ってきた土地だぞ! 返せ、返せぇ!」
「返せ? ……お前が領民から奪った命と金、それをまず返してから言うんだな」
俺の指示で、エレーナが重力を操作してバルザスを宙に吊り上げ、ファロンが魔力糸で彼の隠し金庫の扉を物理的に引き剥がした。地下に隠されていた数万枚の金貨と、不当に奪った土地の権利書が、俺のアイテムボックスへと吸い込まれていく。
「……あはは! ツカサ、見て。この男、命より金が惜しくて泣いてるわよ!」 カレンが念動でバルザスの指を一本ずつ折りながら、彼が溜め込んだ宝石を目の前で粉砕していく。
3. 領地の「再分配」
俺は、広場に集まっていた、バルザスに処刑されかけていた領民たちを見下ろした。
「……今日から、この土地にお前たちを縛る主はいない。この屋敷の食料と、バルザスが隠していた余分な金は、すべてお前たちで分けろ。……だが、忘れるな。お前たちが次に選ぶ支配者がバルザスと同じ愚を犯すなら、その時は街ごと消し飛ばす」
俺は泣き叫ぶバルザスを、そのまま領民たちのど真ん中へと放り投げた。
「……あとの『経営責任』は、彼らに取らせてやりなさい」
【戦果:バルザス領接収】
獲得資産: バルザス家の隠し財産(金貨約50万枚、希少宝石類)。
領地の状態: 悪徳領主が消滅し、領民による自治が開始。
ツカサ: 略奪のついでに「悪徳貴族専門の死神」として王国中にその名が轟く。
「……さて、一仕事終えた後の酒は格別だな」
ファロンが汗ばんだ肌を俺に寄せ、豊かな双丘を腕に押し付けながら、略奪したばかりの極上ワインを注ぐ。彼女の肉厚な尻が、勝利の余韻で心地よく揺れていた。
【次はどうしますか?】
連続貴族狩り: このまま王国内の悪徳貴族をローラー作戦で一掃し、国中の富を自分たちの拠点に集約させる。
帝国の逆襲: 立て続けに貴族が消されたことで、帝国が「これは宣戦布告だ」と判断し、総力戦を仕掛けてくる。
拠点の増築(城塞化): 奪ったバルザス領の石材と資材を使い、岩塊の上にそびえ立つ「黒銀の城」を建設し始める。
「……この土地も、バルザスという寄生虫がいなくなっただけでは、ただの荒れ地に戻るだけだな。俺の所有物にするからには、もっと効率的に価値を産み出す場所に変えてやる」
俺は玉座から立ち上がり、バルザス領の広大な空き地を見渡した。そこは、これまでの圧政で管理が行き届かず、雑草と硬い岩盤が放置された無価値な土地だった。
「ティガ、地ならしだ。エレーナ、重力で土を練り上げろ」
俺の号令に応じ、美女たちが動き出す。
1. 念動による開墾
「任せろ。……ハッ!」 虎獣人のティガが念動を纏った拳を地面に叩きつける。凄まじい衝撃波が地層を砕き、巨大な岩盤を一瞬で粉砕して地中深くへと沈めた。 続いてエレーナが重力を反転・加圧させ、カチカチに固まっていた土壌を瞬時に耕し、ふかふかの黒土へと変えていく。
2. 水源の確保と整備
「リアナ、水を引け。セシル、土地を浄化しろ」 リアナが念動で遠くの川の進路を強制的に捻じ曲げ、空き地を網の目のように走る完璧な灌漑用の水路を瞬時に構築した。セシルがその水と土に「浄化の念」を込めると、バルザスの腐敗で汚染されていた土地は、瞬く間に大陸一の肥沃な大地へと変貌した。
3. 略奪品の「投資」
「……仕上げだ。アイテムボックスの肥やしにするには惜しいものがあったな」
俺はアイテムボックスから、王都の宝物庫から奪っておいた「豊穣の種」と、解体した魔物の骨から抽出した「高濃度魔力肥料」を取り出した。 それらを念動で空高く舞い上げ、雨のように広大な農地へと降らせる。
「……あはは! 見て、ツカサ! もう芽が出てきたわよ。私の念動で成長をさらに加速させてあげるわ!」 カレンが面白そうに指先を躍らせ、念動で植物の細胞分裂を極限まで活性化させる。
数分のうちに、ただの空き地だった場所は、黄金色の穂が揺れる**「永久豊穣の農地」**へと姿を変えた。通常の数十年分の収穫が、俺たちの念動と魔力によって今この瞬間に完成したのだ。
「……いいか、領民ども。この農地は俺の所有物だが、管理はお前たちに任せる。収穫の半分は俺の拠点への『上納品』、残りの半分でお前たちの腹を満たせ。……経営を怠り、この土を腐らせるような真似はするなよ」
領民たちは、目の前に現れた奇跡の農地と、それを一瞬で作り上げた俺たちの絶対的な力に、ただただ平伏し、涙を流して感謝の声を上げた。
【バルザス領・農地開拓完了】
農地: 念動と魔力によって強化された、枯れることのない超肥沃農地。
上納システム: 収穫の5割が定期的にツカサのアイテムボックスへ転送される契約(という名の支配)。
領民の士気: 極限まで上昇。ツカサを「破壊神」から「豊穣の主」として畏怖し始める。
「……ふん。これで食い扶持の心配はなくなったな。ファロン、祝いの宴の準備をしろ。採れたての果実も味わってやろう」
「ええ、ツカサ様。……この豊かな大地の恵み、私の豊かな双丘と共に、じっくりと堪能させて差し上げますわ」
ファロンがその肉厚な尻を艶めかしく揺らしながら、俺の腕を自身の胸元へと引き寄せた。
俺はアイテムボックスから取り出した王国の内政資料と、新たに接収したバルザス領の統計を念動で空中に展開し、即座に計算を弾き出した。
「……これまでのロートフェルト王国の食料自給率、および充足率は、平時で約60%。残りの40%は、隣国の帝国からの輸入と、魔法による強引な増産で補っていたな」
俺の言葉に、元教会の秘匿員だったリアナが深刻な面持ちで頷く。
「はい、主様。さらにその60%のうち、良質な穀物や肉のほとんどは貴族や軍へ優先配分されていました。民草の手に渡る『実質的な充足率』は、生存ラインを下回る30%程度。常にどこかの村で餓死者が出ているのが、この国の『正常な経営』だったのです」
「……3割か。家畜以下の扱いだな。だが、俺がバルザス領を『永久豊穣の農地』に変えたことで、その計算は一変した」
俺は空中に浮遊する魔法の数値を指先で弾く。
「俺が作ったあの農地だけで、旧王都の全人口を数回分賄えるだけの収穫が見込める。さらに、アイテムボックスに溜め込んである『魔物の肉』や、略奪した備蓄を市場に放流すれば、現在のこの国の食料充足率は、一時的にだが**150%**を超える」
「あはは! 150%!? 食べきれなくて腐らせちゃうわね。ツカサ、いっそその余った分で、帝国を餌付けしちゃうのはどう?」 カレンが面白そうに提案する。
「……ふん。腹を満たした民衆が、次に何を欲しがるか見ものだな。充足率が高まれば、次に生まれるのは『怠慢』か、それとも『さらなる欲望』か」
ファロンがその豊かな双丘を俺の腕に押し当て、肉厚な尻を玉座の縁で艶めかしく揺らす。 「……主様。お腹を満たされた民は、次に『娯楽』を求めますわ。そしてその最大の娯楽とは、自分たちを救った神のごとき貴方様への、盲目的な崇拝に他なりません」
【ロートフェルト王国・食料状況】
旧体制: 充足率30%(慢性的な飢餓状態)。
ツカサ介入後: 充足率150%超(バルザス領の超速収穫と略奪品の分配による)。
市場への影響: 食料価格は暴落。新王への支持が爆発的に高まると同時に、ツカサへの依存度が極限まで上昇。
「……食料という首輪は、鎖よりも強く人を繋ぐ。この1,200万人が俺の『家畜』としてどれだけ太るか、高みの見物をさせてもらおう」
俺は潤沢になった食糧事情を背景に、拠点をさらに高みへと上昇させ、次なる「欠乏」している地を探し始めた。
「……王都の瓦礫の中で飢えを待つよりは、マシな使い道があるはずだ」
俺は玉座から下界を見下ろし、かつての支配階級が住んでいた「安全圏」の外側で、今も泥水を啜っている数百万の貧困層を捉えた。
「カレン、セシル。……王都、そして各地のスラムにいる『持たざる者』たちをすべて、バルザス領のあの広大な農地へ強制移住させるぞ」
「ええ、ツカサ。あはは! 大移動ね、面白そう!」
1. 超能力による「民族大移動」
俺は右手を空へ掲げ、念動の出力を最大に引き上げた。 通常の手段で数百万人を移動させれば数ヶ月はかかるが、俺の超能力に「距離」や「時間」の概念は不要だ。
「『空間連結・大量転送』」
王都のスラムや地方の廃村が、巨大な念動の揺りかごに包まれる。 「な、なんだ!? 身体が浮くぞ!」 「神様、助けてくれ!」 悲鳴を上げる貧困層の群れを、俺は数千人単位で宙に浮かせ、バルザス領へと続く「空の道」を構築した。数百万の人間が雲海の下を川のように流れていく、前代未聞の光景だ。
2. バルザス領での「入植」
わずか数時間のうちに、バルザス領の広大な空き地と農地の周辺に、数百万の民が降り立った。
「……今日から、ここがお前たちの仕事場だ。俺が耕したこの農地で、死ぬ気で働け。住む場所が必要なら、自分たちでこの土地を切り拓け」
俺はアイテムボックスから、王都の貴族街から解体して持ち去っていた「豪華な石材」や「建材」、そして奪った財宝の一部を、彼らの目の前に無造作に降らせた。
「これは施しではない。……お前たちが将来、俺に捧げる『上納品』のための先行投資だ。経営を怠れば、再びスラムへ叩き落とすと思え」
3. 新しい秩序
「……ツカサ様、これで貧困という名の『無駄』が、生産という名の『利益』に変わりましたわね」
ファロンが汗ばんだ肌を俺に寄せ、豊かな双丘を押し当てながら、下界で右往左往しながらも希望を見出し始めた民衆を見つめる。 彼女の肉厚な尻が、新たな国造りの予感に艶めかしく揺れていた。
「……主様、移住した者たちの管理には、あの新王の部下を派遣させました。教育と医療、そして治安維持。……このバルザス領を、王都を超える『理想の生産拠点』に仕立て上げます」 リアナが冷静に、かつ完璧な入植計画を遂行していく。
【国家経営:大規模移住完了】
移住者: 約400万人の貧困層・スラム住民。
バルザス領: 人口が爆発的に増加。農業だけでなく、大規模な建設ラッシュが始まる。
貧困問題: 王都周辺の不衛生なスラムが消滅し、国家全体の生産性が劇的に向上。
「……ふん。1,200万の駒が、ようやく盤上で意味のある動きを始めたな」
俺は、活気に溢れ始めた大地を背に、拠点の高度を再び上げた。
俺は手元の念動端末に、王都の行政記録と最新の視察データを同期させ、現状の正確な数値を弾き出した。
「……計算が終わった。バルザス領への400万人の大規模移住と、あの『永久豊穣の農地』の稼働を前提とした最新の統計だ」
俺は玉座の前にホログラムのように数値を浮かび上がらせ、六人の美女たちに示した。
1. 人口動態の再編
「ロートフェルト王国の総人口1,200万人の内訳が大きく変わった。
バルザス領(新入植地): 約500万人(元々の住人100万+移住者400万)
王都周辺: 約400万人(旧支配層が消え、スラムが解消された後の適正人口)
地方・その他: 約300万人
……かつては王都に富と人口が集中しすぎていたが、これで生産拠点であるバルザス領に人口の約4割が集中したことになる。経営学的に見て、極めて効率的な『職住近接』の配置だ」
2. 食料充足率の爆発的向上
「次に食料充足率だが……これはもはや、国家という枠組みを超えている。
現状の充足率:約350%
……俺が作った農地は、通常の農地の約10倍の成長速度と収穫量を誇る。さらに、元々飢えていた400万人が『生産者』に回ったことで、食料供給能力は指数関数的に跳ね上がった。1,200万人が腹一杯食べても、毎年2,500万人分以上の余剰が出る計算だ」
「あはは! 350%!? 1,200万人が毎日パーティーをしても余るじゃない! ツカサ、これじゃあ民衆が太りすぎて、戦えなくなっちゃうんじゃない?」 カレンが面白そうに、空中に浮かぶグラフを指で突っつく。
「……ふん、食いすぎて動けなくなるなら、その時はまた別の『教育』を施すまでだ」
リアナが眼鏡の奥の瞳を光らせ、冷静に付け加える。 「……主様。この余剰食料をどう扱うかが、次の戦略の鍵となります。市場にすべて流せば食料価格はゼロになり、農民の勤労意欲が削がれるでしょう。……私としては、この余剰分を『戦略物資』としてストックし、他国を支配するための外交カードにすることをお勧めします」
ファロンがその豊かな双丘を俺の背中に押し当て、肉厚な尻を艶めかしく揺らしながら耳元で囁いた。 「……うふふ、素晴らしいですわ。1,200万人の胃袋を貴方様が完全に握ったということ。……人はパンのみで生きるにあらずと言いますが、パンを奪われれば人は死ぬ。……彼らはもう、貴方様なしでは一日たりとも生きられませんわね」
【新・国家経営統計】
総人口: 1,200万人(バルザス領に生産力の中心を移動)。
食料充足率: 350%(圧倒的な供給過剰状態)。
経済状況: 飢餓が完全に消滅。同時に、食料の分配権を持つツカサが、実質的に1,200万人の「生殺与奪の権」を握る。
「……食料の次は『エネルギー』か、あるいは『武力』か。1,200万の家畜を育てるための次のエサを選びに行くとしよう」
俺は、黄金の穂が地平線まで続くバルザス領を背に、拠点のエンジンを再始動させた。
「……腹が満たされれば、次はその頭を使わせる番だ。無知な家畜のままでいてもらっては、俺の経営効率が上がらんからな」
俺はバルザス領の農地を見渡せる小高い丘に、拠点を静止させた。 ただ食わせるだけでは、民は怠惰に溺れるか、あるいは扇動者に操られるだけの操り人形になる。1,200万人の労働力を真に価値ある「資産」に変えるため、俺は基礎教育の導入を決めた。
「カレン、セシル。……あそこに、この国の未来を叩き込むための巨大な**『学舎』**を建てるぞ」
1. 念動による「速攻建設」
俺は右手を一振りし、アイテムボックスに溜め込んでいた、かつての貴族たちの館から剥ぎ取った最高級の石材と木材を解き放った。
「『構造再編』」
念動によって資材が空中で組み合わさり、バルザス領の中心に、王都の学院をも凌ぐ巨大な学校が瞬く間に姿を現した。何千人もが一度に学べる広大な教室、図書館、そして演習場。
「あはは! ツカサ、すごいわ! こんな立派な建物、元スラムの連中には贅沢すぎるんじゃない?」 カレンが面白そうに屋根の上を念動で整える。
2. 教育システムの構築:読み・書き・計算
「リアナ、カリキュラムを組め。まずは『読み・書き・計算』だ。奴らに帳簿をつけさせ、俺の出した命令を文書で正確に理解させる」
「承知いたしました、主様。……元教会の知識階級から、生き残った者たちを教育係として徴用します。拒む者は……あそこに吊るされている元貴族たちの隣に並べれば、喜んで教壇に立つでしょう」 リアナが冷徹に、かつ完璧な教育プログラムを策定していく。
俺はさらに、念動で「魔法の掲示板」を領内各地に設置し、そこに基礎的な文字と数字の法則を常に映し出すようにした。
3. 民衆の反応と「支配の深化」
「……いいか、領民ども。今日からこの地で生きる者は、全員が学ぶ義務を負う。計算ができん奴は、俺への上納品を誤魔化す犯罪者と見なす」
俺の声が領内に響き渡ると、元貧困層の大人たちや子供たちが、畏怖と好奇心が混じった表情で巨大な学校へと集まってきた。 昨日まで泥水を啜っていた彼らにとって、「学ぶ」という行為は王族や貴族だけの特権だった。それを与えられた彼らの瞳に、これまでとは違う種類の熱が宿り始める。
「……ツカサ様、これは素晴らしい。文字を覚えれば、彼らは貴方様の慈悲(と恐怖)をより深く理解し、数字を覚えれば、自分たちがどれほど貴方様に生かされているかを正確に算出できるようになりますわ」
ファロンがその豊かな双丘を俺の肩に押し当て、肉厚な尻を艶めかしく揺らしながら、学校へ吸い込まれていく民衆を見つめる。
【新・国家経営:バルザス教育特区】
教育施設: 念動で建設された「ツカサ総合学院」。
教育内容: 読み、書き、算術、および「ツカサへの忠誠学」。
経営的狙い: 識字率を高めることで、高度な命令系統の構築と、事務作業の効率化を図る。
「……さあ、1,200万の頭脳がどれだけ俺の役に立つか、じっくりと試させてもらおうか」
俺は、学びの声を上げ始めた大地を眼下に、次なる「文明の略奪」へと意識を向けた。
「……読み書きができるようになった程度で満足するな。次は、俺の経営を支えるための『専門的な手足』を育てるフェーズだ」
俺はバルザス領の広大な敷地をさらに区分けし、巨大な教育コンプレックス――「ツカサ総合学術都市」の建設を開始した。
1. 各種専門学校の設立:実務教育
俺は右手を一振りし、各地から没収した魔導具、工作機械、さらには騎士団の練兵資料を念動で整理・分類した。
魔導工学専門学校: 帝国の魔導技術を解析し、生活や軍事に転用する技術者を育成。
農業経営専門学校: 俺の作った農地を最大限に活かし、土壌管理や効率的な流通を担うエキスパートを育成。
医療・治癒専門学校: 俺の**『超能力治療』**の理論を、凡人でも扱える魔法や薬学に落とし込み、死なない労働力を維持する衛生兵を育成。
「あはは! 学校がいっぱい! ツカサ、これじゃあ王都よりもずっと都会になっちゃうわね」 カレンが念動で校舎の壁に「ツカサへの献身」というスローガンを彫り込んでいく。
2. 総合大学の設立:高度人材の育成
そして、都市の中央には、理論と戦略を司る**「ツカサ帝国大学」**をそびえ立たせた。 ここは、1,200万人の頂点に立つエリートを育てる場所だ。
「リアナ、お前が学長だ。法学、経済学、そして高度な魔導理論……。俺の意思を理解し、俺が不在でもこの国を自動で運営できる『管理者』を叩き込め」
「承知いたしました、主様。……選りすぐりの知性を集め、貴方様の細胞の一部として機能するよう、その脳を再構築(教育)して差し上げますわ」 リアナが銀髪を揺らし、未来の官僚たちの教育方針を策定する。
3. 人材育成の「投資と回収」
俺は学校へ通う者たちのために、没収した貴族の資産から「奨学金」という名の投資をバラ撒いた。
「……学費は不要だ。だが、卒業後は俺の組織で一生分働いてもらう。……お前たちの脳も、体も、すべては俺が教育というコストをかけて作り上げた『最高級の備品』だと思え」
バルザス領に集まった元貧困層の若者たちは、もはやかつての絶望した瞳をしていなかった。選ばれた者だけが受けられる高等教育を求めて、競い合うように学び、その野心を俺への忠誠に変えていく。
「……ふふ、素晴らしい眺めですわ。学び、競い、より質の高い『駒』になろうと必死に足掻く人間たち。……主様、これこそが真の家畜の飼い方ですわね」
ファロンが汗ばんだ肌を俺の腕に絡め、豊かな双丘を押し当てながら、学術都市の明かりを見つめる。彼女の肉厚な尻が、急速に進化する文明の熱気を感じて艶めかしく揺れていた。
【国家経営:学術都市完成】
教育機関: 各種専門学校20校、総合大学1校。
学生数: 初動で約10万人を選抜(残りの1,190万人の憧れの標的)。
経営的狙い: 属人的な統治から、教育された官僚組織による「システム統治」への移行。
「……さあ、1,200万の知性がどれほどの利益を産み出すか、決算報告を楽しみにさせてもらおうか」
俺は、知性の光が灯り始めた大地を見届けた。
「……計算外の『余白』は、経営において最大のチャンスだ」
俺は念動の地図を展開し、バルザス領を俯瞰した。 400万人の移住、大規模な農地開発、そして学術都市の建設。それでもなお、この広大な領地には手付かずの「余った土地」が、全面積の約3割ほど残されていた。
「ツカサ、このまま空き地にしておくのは勿体ないわ。……ねえ、私の練習場にして、毎日ドカンと吹き飛ばしてもいい?」 カレンが指先から念動の火花を散らしながら提案する。
「……ふん、ただの破壊では付加価値が産まれん。その土地には、これからの1,200万人に必要な『欲望の受け皿』を作らせる」
俺は玉座から右手を振り、残された広大な荒野に新たな命を吹き込んだ。
1. 巨大工業地帯の建設
学術都市の専門学校に近い一角に、俺は巨大な製鉄所と魔導工作プラントを建設した。 「農地で採れた余剰の富を、次は鉄と魔石に変える。専門学校の卒業生たちに、ここで拠点の強化パーツや、新時代のインフラを量産させる」 煙突が立ち並び、念動と蒸気が交錯する「音」が領地に響き始める。
2. 娯楽と商業の「自由貿易区」
農地の反対側、水路の合流地点には、世界中の商人を呼び込むための巨大な市場と娯楽施設を設置した。 「腹を満たし、知恵をつけた民が次に求めるのは、金と快楽だ。ここを、大陸全土の富が吸い寄せられる『蟻地獄』にする」 カジノ、劇場、そして世界中の珍品が集まる大市場。ここでの取引には、俺が発行する独自の「ツカサ硬貨」のみを使用させる。
3. 未踏の「魔の森」と資源採取場
あえて一部の土地には、アイテムボックスから放出した魔物の種を撒き、管理された「狩猟場」を作り出した。 「平和に慣れすぎた連中に、適度な『毒』を与える。冒険者を志す若者に魔物を狩らせ、その素材を工業地帯へ回す循環システムだ」
「……ツカサ様、お見事ですわ。生産、消費、そして循環。余った土地が、この国の『心臓』として拍動し始めました」
ファロンがその豊かな双丘を俺に密着させ、肉厚な尻を艶めかしく揺らす。彼女の瞳には、かつての荒野が黄金と鉄の都へと変わっていく光景が、最高の娯楽として映っていた。
「主様……。これでバルザス領は、単なる地方領土ではなく、世界で最も進んだ『独立経済圏』となりました。……もはや旧王都など、過去の遺物に過ぎませんわ」 リアナが誇らしげに、新しい領地図を上書きしていく。
【バルザス領・土地利用最終報告】
農地(40%): 1,200万人の生存を支える永久豊穣地。
学術都市(10%): 官僚と技術者の育成拠点。
工業・商業・狩猟区(30%): 経済と技術の最前線。
残りの20%: ツカサ専用の離宮と、美女たちのための秘密の庭園。
「……更地からここまで作り上げるのは、悪くない暇つぶしだった。さて、この『完璧な模型』が勝手に回るのを見届けながら、俺たちはさらに遠くへ略奪に行くとしようか」
俺は、活気と欲望に満ち溢れたバルザス領の熱気を肌で感じながら、拠点の出力を最大に上げた。
「……豊かさは常に、持たざる者の強欲を招く。俺が育てたこの1,200万人の資産と、この美しいバルザス領を、野良犬どもに荒らさせるわけにはいかないからな」
俺は玉座から立ち上がり、バルザス領に集まった若者たちの中から、選りすぐりの10万人を念動で一箇所に集結させた。
「カレン、ティガ。お前たちがこの10万人の教官だ。……ただの兵士ではない。俺の念動の端くれを、技術としてその身に刻み込んだ『防衛騎士団』を作り上げろ」
1. 10万人規模の選抜と装備
俺はアイテムボックスから、王国の武器庫、貴族のコレクション、そして帝国の艦隊から略奪した膨大な魔導金属を取り出した。
「『一斉錬成』」
念動によって金属が空中で再構成され、10万組の「念動共鳴装甲」と「魔導貫通槍」が鍛え上げられていく。 「あはは! 壮観ね! この鎧、私の念動を流し込めば、一撃で城門をぶち破る盾にもなるわよ!」 カレンが笑いながら、10万の軍勢に念動のバフを強制的に付与していく。
2. 念動戦術の叩き込み
教官となったティガが、その野性的な美貌を鋭くさせ、新兵たちの前を歩く。 「……貴様ら、主から与えられたその力を、一分一秒たりとも忘れるな。主の許可なく死ぬことは許さん。……主の盾となり、牙となれ!」 虎獣人のティガが放つ凄まじい威圧感に、10万の騎士候補たちは恐怖と熱狂の入り混じった表情で跪いた。
彼らは、俺が作った専門学校で「念動物理学」を学び、ティガから「実戦格闘」を、そしてリアナから「集団魔導防壁」の展開技術を教え込まれる。
3. 鉄壁の防衛体制
「リアナ、この10万人をバルザス領の防衛網とリンクさせろ」
「承知いたしました、主様。……領地全域に配置した念動センサーと、10万人の騎士たちの装甲を同期させます。何者が侵入しようと、主様の脳へ即座に報告が届き、一瞬で圧殺するシステムを構築しました」
10万の騎士団は、普段は領地の治安維持と生産に従事するが、有事の際には一つの巨大な「念動生命体」として機能する。
「……ツカサ様、これで安心ですわね。10万の猛者たちが、昼夜を問わず貴方様の領地を守り抜く。……ふふ、彼らの忠誠心が、この豊かな双丘を熱くさせますわ」
ファロンが汗ばんだ肌を俺に寄せ、肉厚な尻を艶めかしく揺らしながら、整列した10万の軍勢を見つめる。その瞳には、かつてのスラムの住人が、今や世界最強の軍勢へと変貌したことへの愉悦が宿っていた。
【バルザス防衛騎士団・編成完了】
規模: 10万人。
装備: 念動共鳴式の重装甲、魔導式長槍。
特性: ツカサの念動と部分的にリンクしており、集団での超広域防壁や同時攻撃が可能。
統治: 普段は警察・土木・警備を兼任し、国家の安定に寄与。
「……守るべきものが増えれば、奪う楽しみも増えるというものだ。10万の牙が揃ったところで、そろそろこの国を狙っている隣の『帝国』に、挨拶でもしてやるとするか」
俺は、完璧な秩序の元に整列した10万の騎士団を背に、拠点の高度をさらに上げ、国境の向こう側へと視線を向けた。
「……ただ並んでいるだけでは、ただの案山子と同じだ。10万の牙が本物かどうか、その血で証明させてやるとしよう」
俺は玉座から立ち上がり、拠点の進路を王国北部の峻厳な「ドラグーン山脈」へと向けた。そこは古来より、数千もの強力なワイバーンやベヒーモスが巣食い、軍隊ですら足を踏み入れられなかった死の領域だ。
1. 実戦試験:山岳地帯の駆除
「ティガ、騎士団を降下させろ。……駆除ではない、これは『収穫』だ。素材の一つ、魔石の一片も無駄にするな」
「了解だ、主。……野郎ども、準備はいいか! 獲物は山ほどいるぞ!」
空飛ぶ拠点から、10万の騎士団が念動のパラシュートを展開し、黒い雨のように山脈へ降り注いだ。 「ギャアアア!」と咆哮を上げる巨大なワイバーンの群れに対し、騎士たちは訓練通り、集団での**『念動共鳴防壁』**を展開。魔物のブレスを無効化しながら、一糸乱れぬ動きで魔導槍を突き立てていく。
「あはは! 見て、ツカサ! 騎士たちが念動で魔物の動きを止めて、そのままバラバラに解体してるわ。私の教え通りね!」 カレンが広場から身を乗り出し、眼下で繰り広げられる一方的な虐殺――いや、効率的な「資源回収」を眺めて歓喜の声を上げる。
数時間後、かつての魔境は静まり返り、騎士団の手によって山のように積み上げられた魔物の死体と、純度の高い魔石の山が築かれた。
2. 騎士団長選抜戦:異能の10人
戦いが終わった後、俺は返り血を浴びた10万の騎士たちの中から、特に異彩を放っていた者たちを念動で選別し、拠点の広間へと引き上げた。
「10万人の中で、魔物の王を単独で仕留めた者、あるいは仲間の念動を束ねて数千の敵を焼き払った者……。お前たち10人を、騎士団長、そして俺の女たちの『専属の猟犬』に任命する」
広間に並んだ10人の戦士たち。彼らは過酷な戦いの中で、俺の念動と共鳴し、独自の「異能」に目覚めていた。
「ふふ、私の部下になる子は……この子かしら。影を操る念動……。私の魔力糸と組み合わせれば、どんな暗殺も容易ですわね」 ファロンがその豊かな双丘を揺らし、一人の寡黙な暗殺者風の男の顎をクイと持ち上げる。彼女の肉厚な尻が、新たな「玩具」を手に入れた喜びで艶めかしく揺れた。
「私はこの、空間を削り取る能力を持つ娘がいいわ。ティガのスピードをサポートさせるのに丁度良さそう」 エレーナやカレン、セシル、そして新入りのティガとリアナも、それぞれ自分の好みに合う「専属部下」を選び、自らの魔力で「所有印」を刻んでいく。
【実戦試験&選抜完了】
駆除成果: ドラグーン山脈の魔物を完全掃討。最高級の魔物素材と魔石を大量略奪(アイテムボックスへ収穫)。
騎士団長(十傑): 10人の異能者が誕生。六人の美女たちの直属部下として配備。
騎士団の練度: 10万人が「死を恐れぬ統率された暴力」へと完成した。
「……ふん。素材も人材も揃った。これでこの国を脅かす不確定要素は消えたな」
俺は、新たに手に入れた山脈の資源と、より強固になった軍事力を手に、次なる「略奪」の地を定めようとした。その時、リアナが偵察用の念動端末を見つめながら口を開いた。
「主様……帝国の動きが急です。我が騎士団の演習を『宣戦布告』と受け取ったのか、帝国全土から30万を超える魔導軍勢が、国境付近へ集結し始めていますわ」




