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Sterbephase(詩記)  作者: 敬愛


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遊泳禁止

陽光が瞳孔に乱反射する晴れた日に

きゃははと笑いながらはしゃぎ回る水着の男女


昔を思い出してもそんな楽しかった経験は無いな

陰気だったから


ライトノベルのような季節外れの海水浴場で

1人冷たい砂を踏んだら嗚咽が聞こえた 

巻貝は凍りついて死んでいた

海驢(トド)が高く吠えていた


苦潮の中から亡霊が私に向かって突撃してくる

それに怯えるような病的な気持ちで 水面(みなも)に足を浸した

親友が溺れ死んだ留萌の海は冬は黒かった


夏のあいつの命日になったらまた弔いに来よう 車走らせて1人で

浮き輪と救命胴衣抱えて


そこでどうもすいませんでしたと謝ってから

誰かも知らぬ 穢れも知らぬ少女に西瓜割りゲームのように

情け容赦無く私の頭を叩き割って欲しい 無理は承知の上で壊して欲しい


ああ 修復不能なエラーを起こして消えたい

人生で1番ピカピカ晴れた日に目隠しして右往左往する少女にバットで殴られて頭を割られたい 音を立てて痛みすら全部砂浜の染みになるように


骨身全て滅茶苦茶にされて

何事も無かったように(うしお)が満ち引きする原理通りに 自然に還りたい

そんな終わり方で良いのですかと問うてくれる人が私にはいないから

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