ロマンスグレー
どうか見て下さい
本当の私の心を
弱くて 泣き虫で 冷たい
そんな滑稽な私をそれでも必要だと言って
貴女だけいれば
他には何も要らないって愛の告白をしたら
こっちには他にたくさん欲しい物があるわって
突き放され 歌うように部屋の隅で蹲ってこんなはずじゃないって叫んでた
助けて欲しかった
幸い私にはお喋りの才能があって
でもこの白髪を若い女の子は馬鹿にするから
私 毎日トレーニングを欠かさないのですが
それでも老いには勝てず
あれもこれもやらなかった 何でやらなかったんだって後悔する毎日に
パソコンの横に並べているぬいぐるみ
まだ笑ってくれた方が良い
この部屋には音が無い 生活の匂いがしない 暗闇を穴が空くはど見つめると広がる虚空
あの数週間に及ぶ折檻のせいで
私の心も体も傷跡だらけ それを抉る為にさらなるサクリファイス
止まらない血
あの時 終わったと思っていた地獄に追い討ちをかける今の孤独を味わって
でもね 最後はひとりなのは分かっているし死に方を決める勇気も無い
ならば髪を靡かせて走る まだ生きているから
絶望の先にある幸福に私はまだ触れていない
もしダメならギブアップするよ まだ終わったわけじゃない
裸の私で体当たりする それを噛み締めてこの大地に再び根を張ろう
何色にでも染められる白い花のように




