全て終わるまで
心臓を穿つような衝撃をくれよ
人生はフィクションじゃない
最後はいつだって悲しいけれど
それでも奇跡だから愛おしい
イカロスは翔んだ さぞかし幸せだっただろう
私もそんな終わり方を何処かで望んでいるのかもしれないな
1回限りの夢 やりたい事全部やりたいよな
後悔しないように
不自由の中で絡みついて来る因果に凍える心
纏ったオーロラの天鵞絨
くしゃみをする 地獄の餓鬼に噂されているのかしら
やり切った感
それと引き換えに手に入れた虚しさ
酔うて敦盛でも舞おうか
天啓でも唄うか
満たされないか
退屈してなお感じる実存の痛みでも
ありもしない権力を振り翳す当主
当て所なく放浪の旅に出る坊主
上も下も無いのに見えてもいない数字に怯えて
なんか馬鹿げてるよな そんなもんだろう
矛盾と非合理の中で生きる私達だからさ
でも身無し子のように泣いていた彼女も
いつか運命の人と出会って結ばれて家庭を作る
そうやって歴史が紡がれていけば良い
私がそれを見る事が叶わなくても
連綿と続くのだろうからまるで意に介さない
どうでもいいと投げ出したって楽にはなれない
向き合う事でしか相互理解はあり得ない
人と人は睨み合うのが好きだけど涙を流すのもその瞳だ
いつか全てが終わったら 家に帰りたい
父母のいる所へ 懐かしくなったならいつでもおいでって言ってくれていたから
そこが天国なのかは 私の行い次第なんだ
でも その時 私は命乞いをしないのだろうか?




