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閾値

序文


生体の反応を起こすために必要な最小の刺激量。


詩記


摩擦しないと火をおこせなかった原始人に

現代のテクノロジーを見せたら

驚いて死んでしまうだろうな


それだけ刺激的な生活をしている我々

なのに誰かが退屈ですとか宣うのは

もう重症の中毒なんだろう

少なくとも信徒にはなれない


何が不満で何が欠落しているの?

私には到底与えられないけれど 

まぁ老後にお茶でも煎じますかね

利休には勝てないよ 豊臣の幽客でしょ?


殴り合い 奪い合い生きている

それを止めたら? 愛の為に殉ずるだろう

1番悲しい死に方 でも美しい死に方


街に出れば群衆の中の孤独で酒屋をはしごし

家に居れば無職とかいうレッテルを貼られ打ちっ放しのコンクリ部屋でゲーム


生き場所は何処だ と問う人よ 

それは最小限で言えば自分の心の中だ


もうダメだってくらいストレスを溜めてご覧よ

体液の循環が悪くなって血圧が上がる 夜も眠れない その分 仕事 仕事


どうせ詰まんない人生だって思うから人殺しすらも辞さない奴等が増えて来てる

それは私のスパイシーな半生に於いて必然的に発生せず今は毎日が楽しい


歳をとる事は決して悪い事ばかりではない

むしろここからだ って ガタピシな身体に鞭打ってさ

そっからが気持ち良いのよ 

限界なんて超えて走ってさ1人でゴールテープ切るんだから優勝確定なんだ


私は死んだお母さんとそっくりだ 

いつか同じ場所へ逝くのが楽しみで楽しみで最高に人生が刺激的だよ


接続詩


指先が触れた瞬間に

世界は 僅かに軋んだ


まだ痛みじゃない

まだ愛とも呼べない

でも どこかが確かに 変わった


風の音が

心に届く前のあの無音

それがぼくのきみだった


言葉にならない震えが

脈をひとつ 飛び越えた時

ようやく 涙が正しい理由を持つ


閾値

それは境ではない

ここから始まる全ての歴史の名だ 


結文


正にMr.Childrenのアート=神の見えざる手という曲みたいな存在が許されないものの懐に飛び込んでやったぜくらい書けたかなと満足です。

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