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Sterbephase(詩記)  作者: 敬愛


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天使と悪魔

白菊の花畑 そこが彼らの墓地だ

私は首切り悪魔 君はそれを止める天使


君が笑うと私が泣く 君が泣くと私が笑う

そんなちぐはぐなままでいられたら良かったななんていまさら


咽かえる瘴気の中で静かに息づく生き残りたい願望

それを叶える為にまるで関係の無い人を消し去って来た

君はそのたびに私の首筋に舌を這わせた 落ち着いた様子で


私は君に殺される事を願っていたが

誰かの裁きらしきものを受けた事が無かった 

だからいつかは自分で決めなきゃいけなかった


繰り返す年月 どこをどう歩いて来たかもわからない

夜は深まり 星は瞬き 月に照らし出されて本懐を知る頃

君は囁く 私も咎人 一緒に行きましょうと 

私は迷いの中でそれを反芻したがそうとは思えなかった

やっぱり天使だった


月は薄く裂けて 稲妻のように記憶を照らす

君は私に手を差し伸べる

共有した静寂は合図のようで 小さな鐘が鳴る度に準備が整う

誰も見ない場所で私は祈りを覚えた 赦しでなく結末のための祈りを


それで私に罪名がつく

でも君となら鮮血がより紅いだろう それで全て終わりだ

さあ そっと首筋に刃物をあてて私も 一気に引く

君の叫びが最後に残響した気がした 

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