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恋のMaze

君のキスはベリーの味がする

いつだって側にいて愛し合いたいけれど

そういうわけにも行かない お互い忙しくて

たまに飲み会 友達も交えて でも私の目当ては君だけ


君の身体を貪りたいって欲求について よく言う Shock You

でもふたりでお風呂も3ヶ月前 だって元々つき合って無いからね


なんだそりゃって聞き返したら だってそうじゃんって君が言うから

私のルッキズムが悪いからなのか

いつも楽しくお喋りしているのにな もっと話したいや


一見幼女のような君の母性本能は凄い

甘えられる事になんの頓着も無く頭を撫でてくれるし膝枕で眠ってくれて

ニコニコしている そんなところが少し憎たらしい


結婚したいなって正直思っていたけれど隠していた

断られるのが分かっていたから それでも誕生日には必ずプレゼントをしていた


君を驚かせる為に 君を笑わせる為に その鋭意努力に心は不思議と動き出すんだ

再度プロポーズしようと思った 今しか無いと思って


すると君は

もう戻れないんだねって

今度は

私も同じ気持ちだけど今は無理なのって泣きだしたから

深い事情は聞かず

それで良いんだよと君の涙を拭ってまた強く抱き締め合った


出口無き迷路 微睡む恋慕 でも私はここから動くつもりは毛頭無い

君の素肌に触れるたび震えるたび

狭い部屋なのに快感だけが世界を震撼させている 

そんな羞恥を覚える頃 夜はいつもこちらの都合など知らずに明ける


ゴメンね 出掛けるよとまた1人 晴れた空見上げて

ただ生きている実感を探す ひたすら行った事の無い場所まで 遠くへ 

すっかり秋だ 百舌の鳴き声が響き渡っている

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