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アメンチア

序文


中毒や伝染病などによって意識が混濁した状態。

当人が意識障害を自覚して困惑するのが特徴。


詩記


君に強引に唇を奪われて

私は恋のアメンチアに陥った

私は女性経験まるで無い臆病者なのに


混乱したけど 襲わなくて良かった

ハニトラだったの? それともからかった?


若い女は苦手だ

突然予想外の行動に出て花を香らせて

鼻腔をくすぐる匂いはまるで媚薬だ


ラブラッシュ出来ない意気地無し

でも嬉しかったりしてさ 兎に角自分の気持ちに戸惑った


いつまでも少女みたいな顔してさ

ズルいよ でも色んな事 妄想して病的なほど女狂い


こんなの私じゃない いや私だ

君に出会う度 名前を呼ばれる度 私は重篤なアメンチア


接続詩


夜が眼を閉じる時 私は名を失った

誰かが私を呼んでいたが その声すらも知らない音になった


鏡の中の私は自分を忘れて

昨日を失くした手で今日を抱き締めようとした


言葉は崩れ 意味は剥がれ

名前の無い感情だけが胸を引っ搔いて

優しくもなく 痛くもない


それでも君の顔だけは思い出せる気がした

例えそれが幻の続きだったとしても


結文


北海道もだいぶ暖かくなってきたので髪を切った。

いきつけのコンビニを覗きに行ったら顔見知りの店員さんいたので声をかけようと思ったら いきなり「髪切ったんですね! 似合ってます!」って先制攻撃喰らって。

ビックリして動揺で完全に目泳がせながら君も髪染めたね 似合ってるよって男の威厳保ったけどそのコンビニの若い看板娘だから店内に響き渡る元気な大声なのでやっぱりおばさんの方が安心するよな…… って思った。

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