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君となら

野暮ったい台詞でプロポーズなんて

したくないね 

約束は破るのが気持ち良い 


それでも50年後2人で

祈りのような流星群を見たいって

思っているんだ 


あまりにも途方も無い話だから

伝えてはいないけど


あの夜 私達ずっと一緒だよねって

目を見開いて大粒の涙を零した君に

大丈夫だよ 心配しないでなんて

他人事みたいに答える事しか出来なかったけれど 

君が強く手を握って来るから思わず頬を濡らしたよ


心を遮断したら死にたくなるのは

分かっているけれど 

それよりも他人の死を悲しむ我らは

つくづくお人好しの寂しがりなんだなって思うけど 

心因反応だけでショック死する事も

絶対無いとは言えないしな


だけどさ君の寝息を聞いていると

何度でも勇気を取り戻せる気がする


そうだ 壊れそうな心の余白も

あの日教室で一緒に

目を細めて見たよな大きな夕陽

そんな懐かしい思い出のスパングルで

埋め尽くそう


明日への不安も期待も

数え切れない予感も全部

この部屋の静けさに閉じ込めて

古いアルバムの一頁のように

生きた証にしたいんだ


君がいてくれるなら眠れなくてもいい

眠ったふりをしながら夜を越えていける


どこまでも臆病なまま

どこまでも優しいまま

2人で眠っていても感じる孤独を

慰め合って 行こう 

このまま2人きりの世界を

君となら✕✕✕も良いよ

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