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Sterbephase(詩記)  作者: 敬愛


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21/102

壊死

序文


生体の一部の組織・細胞が死滅する事


詩記


全てがバラバラになって散っていた

砕いた気持ち程度の優しさで自分が少し傷ついた


それでも笑い飛ばせるような

完全なる死ではなく一部の死ならばみたいな

苦悩を繰り返して生きて行くようになるのか


付き合い切れない自分の心身の摩耗

逆転の蘇生魔法でゲームの英雄みたいに若返りたい


壊れたい訳じゃなかったけど

アポトーシスからネクローシスにシステムが移行して

過剰に反応し出して組織や細胞が悲鳴を上げるようになった

まぁ加齢によるものだ 


終わらない人生は無いなら壊死したものは捨て置いて

スタスタと前に進んでいくだけ 

感情の死滅を招いた自尊心の低下

凄い人になりたいなんて勝手な欲望を抱いた時

始まった凋落のシナリオ


元々はもっと立派だった? いえ今が正気です

平々凡々と生きてたらアヴァンギャルドな詩が書けなくなった


残りのライフポイント推し量りながら粛々と死んでいくストーリー

そんな詰まらない私小説を書いていたな 未完だけど


不確定に賭けるな 命が終わるまで慎重に1歩ずつ安全帯頼り

そっちの方が良い結果が出るらしい 

無茶して死んだ奴なんて数えきれないからね


接続詩


沈黙は血を止める

脈打つはずの言葉が青黒く沈み

誰にも知られぬまま朽ちていく


思い出の端が腐臭を放つ

あの夜の約束が心臓の中で壊死している


夢という名の細胞が

酸素を拒まれ泣き声をあげる

でも助けてと言えなかった


まだここにあるのに

もう生きていない

私の中の あの日の私


それでも切除出来ずに

今日もこの身体で明日を引き摺っている


結文


壊死ってのはまぁ一部分で本丸の命落として死ぬんじゃなければ加齢に伴って細胞とか組織は死ぬ。心も鈍麻していく。それでも生きたいのが普通の人だと思うけど。私は躁鬱っぽいので生きたいと死にたいの狭間を行き来してまぁ折り合いはついてる。大した事ではないよ何事も。

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