〇 乱闘
アドリア伯爵夫人が叫んだ直後、貴族の服を着た騎士たちが、連携を組んで、襲い掛かった。
『岩砕き』が勝つことはわかりきっているし。
まあ少しめんどくさそうなのがいるけど。すべての扉を施錠で来たし、さっさとターゲットのところに行きますか。
「・・・ここはたのみますよ」
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いったか?・・・行ったな
「うし、じゃあ始めますか」
ここの騎士が外にいる奴らと同じなら・・・制するのは簡単だな
「問題は本人が襲い掛かって来ないか、だが・・・」
今は貴族の人たちを一ヶ所に集めている。守りやすいからだ。
「襲撃者の言うことを素直に聞くなんて、やめておいた方がいいん、だがなッ!」
襲い掛かってきた騎士たちを軽くいなしつつ、スイッチを作動させる。
(『夢喰い』のやつ・・・こりゃあまた派手にやったなあ)
『夢喰い』にはあらかじめ会場に潜入出来たら、騎士の奴らが貴族共を避難させるであろう場所に縄がぐるぐる巻きに括り付けられるように設置しておけと言っていた。
「おおう・・・見事にドンピシャだな・・・ってかなんか凶悪になってないか?」
貴族たちはぐるぐる巻きにされた挙句、麻痺粉をふりまかれてしびれてやがる。
伯爵夫人だったか?間一髪で避けたようだな・・・・
(・・・勘のいいやつめ)
大体の騎士は散らした。あとは頭と残党だけだが・・・
残党はともかく、頭はめんどくさそうだからいやだな
ターゲットを表舞台から消し去る事ができたら、逃走した方が早い。っと、ちょうど連絡が入ったな。
【どうだ?】
【表舞台から消した。だが・・・_________________】
【まあいいんじゃないか?________だろ?】
【これでここも終わりだな】
【おおう、なんかやけに冷たくねえか?】
【ちょっと癪に触っただけ】
【・・・そうか。まあテメェも適当に発散しろよ】
【・・・・そうする】
『夢喰い』のやつ。癪に触ったとかいうレベルじゃなくイライラしてんな・・・
・・・・今度おすすめのジムにでも連れて行ってやるか
続きは来週。
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