誰お前?
小鳥が「朝だよ」と爽やかに囁く。それが秋吾にとっての朝を知る方法だった。
鳴らない!!朝を知らせる小鳥は毎日朝の7時10分に毎回鳴って起こしてくれるのに...今日は鳴らなかった。
何故か?...それは!
(しゅーごくん寝顔可愛いぃ...)
ベットで気持ちよく寝ている秋吾の隣にいる美少女こそが小鳥だからである。
いつ小鳥が美少女にならないと言った?
小鳥だって本気を出せば可愛い美少女になるわけですよ。
いつものルーティーンが無く変だと思った秋吾は目が覚めた。
「んん...」
目を覚ます!目を開くと現れる見知らぬ美少女!!起きて一番に!
「お前誰?!」
その声は住宅街に響いた。
とりあえず起きていつも通りに十七茶を飲みすっきりすると美少女に尋ねる。
「君誰?」
文字にして2文字...しかしそこには秋吾の焦っている気持と普段女子に接しないピュアな心からの恥ずかしさなどいろいろな気持ちが合わさった一言で会った。
「えーわからないかなぁ...いつも学校に遅刻しないために毎朝7時10分君のことを起こしてるのになぁ...悲しいぞー」
時間にして10秒秋吾は脳内の中での会議が行われていた。
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ミニ秋吾①「この子がいつも我らのご主人を起こしてくれる小鳥だと思うか?」
ミニ秋吾②「いや?俺はそう思わねぇ...だっておかしいもん小鳥があんな美少女...おろか人間にもなれるわけがねぇ」
ミニ秋吾③「俺はそうだと思う...ご主人がこんな美少女と話した記憶どころか見た記憶もねぇもん」
ミニ秋吾②「確かに...受け入れがたいけどそういうことなのか?」
ミニ秋吾③「判決はこの少女はあの小鳥ということにした」
ミニ秋吾②and③「異議なし」
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「まぁ...信じるわ」
「そう!ありがと!!ちゅっ!」
「えっ?」
えっ?俺も信じらんねえよ...なんでこいつこんな美少女にキスされてんの?怒るよ?ナレーションやめるよ?畜生...まぁ見たらわかるよ彼はキスされたの。初めてをこんな美少女に...ふざけんなし...この世界なめてんなこの野郎...
「ちょちょい!何しとん?!」
「えっ?キスだよ?」
「嫌そりゃ見たら...つーかされたらわかるけど...なんでキスしたの?」
「えっ?好きだから」
「はえぇ?」
「好きだから」
俺もう帰るね?こんないちゃいちゃ見てらんねぇ...ナレーター帰る!家に帰ったらなんのアニメ見ようかなぁ...
「待って!お、お、おちつけぇ!」
「秋吾が落ち着いて...」
「そうだな...ひぃひぃふぅ...」
「赤ちゃん産まないで」
「正月にぺったんぺったんとね...」
「餅をつかないで...」
「...おっけい落ち着いた!さて君は誰!?」
「忘れたの?...私はいつも学校に遅刻しないために毎朝7時10分君のことを起こしてる優しい優しい小鳥様だよ。」
「なるほどね...そういうことね...はいはい納得...しないよ?」
「そっかまた小鳥になるね」
「うわっ...小鳥になった...」
「戻るね!」
「宇和...戻った...すご」
はいストーップ!!作者権限でしゅーりょー!ナレーションなかったらダメでしょう!!
また次話もよろしくね!
ブックマークとか感想とかよろしくね!!
「「うわ...ちゃっかり感想とか求めてるよこの作者...」」
ではまた!!