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色々放り投げて切り替えて行こう。 おや?アリアさんの様子が、、、。

こんばんわ。


ランキングが徐々に上がっているのを見るのも中々楽しいですね。

それを目的にして書いては無いですが結構楽しんでます。


それではどうぞ。

「よし、思考を切り替えて行こう」


正直受け入れがたい事が山盛りだけど目の前にあるからな、、、。

もうどうしようもないって思って進めるか。


「まずルナスフィアから電力への変換の方だけどこれは設備等も含めて地球に設置可能なのか?」

「はい、可能です。」


ふむ、そうなると4大インフラの1つは掌握も不可能じゃないか。


通常インフラは水・ガス・電気の3つが大枠で必要なインフラとなっているが自分は違う。

ネットワークも重要なインフラの一つと考えてる。

情報を制する者は世界を制する、、と。


「そうなると後は土地の問題か。」

「そちらはあまり問題ではないかと。」


「ん?設備となるとそれなりに広さがいるだろう?」

「正直な所、場所はあまり取りません、それこそ小さな植木鉢程度の幅があれば十分です。」


んー??

植木鉢くらいで、、、あ!


「それってもしかして歪曲空間技術か?」

「正解です、そんなキャプテンにはこれを差し上げます。」


これは、、、シール?

「これはいったい?」

「正解者には5アリアポイントです」

「い ら ん わ ! !」ベチィ!


「そうですか、残念です。

 本当は艦外でも使えるコミュニケーターなのですがいりませんか。」

「アリアさん?最初からそう言おうね?」


「考えておきま「考えるまでもないからね!?」」


ちくしょう、AIがボケてやがる!


「それで、これはどうやって使えばいい?」

「そのシールを好きなところに貼り付けてください、おすすめは手の甲か額です。」


「額?おでこに付けるとどうなるんだ?」

「頭頂部にメッセージウインドウが開けます。」


「色々おかしいからヤメテ!頭に窓付けてるヤバイやつじゃないか!」


そう言いつつ左側の手に貼り付ける。

お、すぐに消えたぞ。


「実は設定を変えると光ったり紋章になったりと色々出来ます。

 これで中二病の仲間入りです、とりあえずドラゴンぽい何かにしておきますね。」


「しないでいいから、ほんとうにしないでいいから」

「それは押すなよ、押すなよって事ですか??」

「どっかの倶楽部でもないから!?」


ツッコミ係が欲しい、切実にほしい。

そうだこれは確認しておかないと。


「そういえば地表防御用の防護フィールド発生装置ってあったよね?」

「はい、無くなってもすぐに作れる程度は資源もあります。」


「それならさ、日本の各所にコッソリフィールド発生装置を見つからないよう隠蔽して設置出来ないか?」

「出来ますが理由を聞いてもよろしいですか?」


「実はさ夏と冬に毎年彫刻が降ってくるんだよね。」

「彫刻?」


彫洗(ちょうせん)って国なんだけど至高の彫刻を作り出す事を命題にしている国家なんだけど、、、。」


ちょっと頭痛い話なので敢えてタメを作る。


「なにを思ったのか空に打ち上げて飛ばしてくるんだ、しかも方向ランダムで無差別に数万くらい。」

「は???」


「しかも爆発するんだその彫刻」

「え?なにをおっしゃって、、、。」


そう、芸術国家 彫洗(ちょうせん)

国名の由来は過去に居た芸術に関わる偉人の残した言葉に由来する。

-我彫シ洗練サレバ是、至天ノ頂ニ至レリ-


この言葉に感銘を受けた時の権力者が国の名前にした。

そうして国全体で至高の彫刻を作り上げる事が国是となった。


なにを思ったのか何代か後の権力者が頂きを目指すなら天に捧げなくてはと暴走して勅を発令。

運が悪い事に良い彫刻が中々出来ない事にフラストレーションが溜まっていた国民が徹夜明けみたいなノリで実行したら、、、

思いの外煮詰まっていた思考がスッキリしたのか次々に高品質の彫刻が出来てしまう。


おかげと言うかそのせいと言うか年二回の打ち上げ大会が国の行事として決定される。


さらに年代が進むと芸術は爆発だよね?とまた暴走したバカが現れた。

実際に爆発させたところ、いろいろアイデアが浮かんでしまったらしくこれもまた国が実施を推進する。


晴れて彫刻ミサイルの出来上がりと言うわけだ。


国内で需要と供給を完結出来る国なせいか各国の圧力が効果なく本当に頭の痛い国になった。


「至天彫飛大祭で調べてみてくれ、それで全てが分かる。」

「確認します、少々お待ちを」


情報スキャンをかけているのだろう、ブリッジの情報士官席付近が光っている。

読み進めて行く中徐々に表情が青ざめていく。

ん?表情?

さっきの動揺したのもそうだけどもしかして感情を発露出来るようになった?


「あの、、、これ本気ですか?」

「残念な事に全部本気なんだ政府含めあの国は、規則正しく狂ってやがる。」


「彫刻や芸術作品を作る以外はどうでも良いらしくてな、たぶん長い徹夜明けの寝不足みたいな精神状態だったんだろう。

打ち上げた時に快感を覚えたんだか知らないが定例行事になってしまっている。」


「ど、どうしようもない国ですねこれは」

おや?本当に感情が現れているな、表情が動かなかったアリアさんが驚愕に目を見開いておる。

コレは攻め時ですかな?


「とんでもないだろ?これ1回毎に2千万人くらいの国民が協力して一斉に打ち上げるんだよ。

周辺国家も対処のしようが無くて、、、。

良い木材を使ってるのかは知らないけど爆散した木粉が土に対しての栄養価が高いらしくてな。

一部の影響が少ない農家と破片状になった木材チップや炭を商売にしている連中が喜んでるせいでなかなか事態が解決しないといった落ちもある」


おぉ、アリアさんが頭抱えておる。


「あ、、あ、、、あ、、」

「あ?」

「アホですかこの連中ーーーーー!!!」


「あら、はしたなくってよアリアさん?」

「うっさいですキャプテン!さっさとこんなアホな連中滅ぼしましょう!?」


物騒な事を言っているが顔を真っ赤にしながら吠える涙目なアリアさんが可愛い。


「いやいや、迷惑な国だけどその国は木材資源が凄くてな建材や炭等で一部業界では引く手数多なんだよ。」

「そ、、そんなバカな、、。」

「それに彫刻以外にも芸術関連は凄くてな、彫刻が関係しなければ治安も良いし結構良い国なんだよね。」

「ウゥ~、キャプテン撃っちゃダメですか?」(இ﹏இ`。)

「ダメです、ゲノムじゃあるまいし。」


ふふふ、我逆襲成功也ってな。


挿絵(By みてみん)




読了お疲れさまでした。


今回だんだん楽しくなって長くなりましたが新たな架空国家が出てきました。

途中何度か民明書房刊と書いて脱線しそうになったよパトラッシュ、、、。


地球を絡めた話をするかもしれない(未定)伏線として国等のリアルのしがらみが出て来るしどうしようかな?と考えた結果こう思いました。


実在しない国にしたら気を遣う必要ないんじゃネ?、、、、と。


その結果イカレタ彫刻ミサイル国家の出来上がり♪

いえね、言い訳しますけど最初からこうだったわけじゃないんですよ?ホントダヨ?


迷惑な国ってなにがあるかな?>そういえば昔ミサイルの警報嫌だったな>でも直接表現マズいよなぁ>じゃ、存在しない国作っちゃえ。


うん、、、何を言ってるんだ自分は、、、。


現実の某国については正直ウーンとしか言えないので言及は避けます。


ちなみに今後は国の設定を出すとしたら日本以外は架空の物で行きます。

そのせいか出る数は少なくなるかもですが。

いっそのこと日本も架空のものにするか?とお悩み中。


同様にその国の人物とかは名前ではなく役職とか立場とかになるかも。

名前それぞれ設定してたら登場人物管理が大変になっちゃうので。


そして今回は挿絵を入れました。

う~ん、涙目アリアさんどうしようかな?

絵心無いしちびキャラメーカーを試しにやってみたけど。

もう少し良い挿絵つけてみたい気はします。


実験的な感じなので表示状態が微妙なのは気にしないでくれると嬉しい。


国名、ルビが直接的過ぎるかな?

マズそうならまた考えます。


それではまた次回で。


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― 新着の感想 ―
[一言] いろいろまずい気もするし、連想するが芸術だしね。 芸術と言っておけば法律も保護してくれるしね。 問題なし(@_@)
[一言] この世界には頭おかしい連中がいっぱい………(´;ω;`)ブワッ
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